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――屋根の上――
……すぅ、はぁ。
……まったく。あの娘め、年寄りをおどかしおって。
今度出あった時には目にもの見せてくれるわ。
[屋根の中央部へと引き返しつつ顎髭を一度、扱いた]
……名は、芹菜。
……確か、依巫であるというか。
―自室―
…………五月蝿い。
[上下から聞こえる大声に小さく呻いて]
ってかボケジジイなんて言ってないじゃんかー、いやだねー年寄りの被害妄想は。
[やれやれとオーバーポーズで首を振った]
[それでも声に従って声の主の名を感じ、その名から宿した業の幾許かを観じとった]
殺意の主、か。さてな――儂にはわからんよ。
もしかすると、そこには主体を持った者など居らぬのかもしれん。ただ現象としてのみ存在する《死という運命》の名の元に、あやつは死んだのかもしれぬな。
……たとえ、それが如何様な形を取った《死》であろうとも。
――屋根の上――
……《運命》の結実としての死。
……あるいは、死の形を象った《運命》。
――人は運命にとって、『眠れる奴隷』なのだろうか?
[白髭をローブのフードに隠し、俯いたまま屋根の向こうへと姿を消した]
[ちりちりと刃の催促]
[次なる血を求め]
[魂を求め]
["私"は黙って、それを見つめ]
[ぴきぴしと刃がざわめく]
[刃が示すは蒼銀の髪持つ忍の姿]
["私"はただ、彼の姿を瞳に焼付ける]
[彼女は誰を指差すのだろうと考えながら]
[張り詰めた静寂を破る大声に、それを上回る怒鳴り声]
[全てを見ていた彼女は些か呆気に取られた表情で]
……緊張感があるのかないのか。
[苦笑を押し殺す]
[そのまま眺めるうち、老人は邸を出て何処かへと]
彼もまた、涸井戸へ……か?
[黙ってそれを眺める]
私も井戸へ……行くべきか。
[しかし足は、動かない]
[あたかもそこにヒューバート自身がいるように、中空へ向かって話し続ける]
……尤も、その有様ではお前からは何も受け取る訳にはいかぬようじゃが。
弟子を取った覚えは無いが――そうじゃな、もしも儂の弟子であれば一から修行をやり直させるところじゃて。
[多少なりとも憤然とした雰囲気で息を吐いた]
ぬしには結局、己の世界しか見えておらぬ。
行き着くところまで行き着けば、それもそれで良かろう。
詰る所、相反する二つの結果が同時に存在することは出来ぬのじゃから。何れかの可能性を選び取り、残った可能性は破棄するしかない。
それが《真実》を選び取り現実を改変する、という事。
儂が観ずるは《あり得たかもしれない世界》。
そのひとつを捨て去るたび、それから先の可能性は閉ざされていく。選択する行為は、《別の世界》を踏み躙ることでもある。
……お前はその事に気づいておるのか、おらんのか。
……どちらなのじゃろうな。
――邸内――
―…井戸…人狼…―
[ヘンリエッタの言っていた井戸へと一度足を赴けるべきか、窓の外を見て呟き。躊躇いの溜息を零したところで聞こえる芹菜とモーガンの大きな声。思わず吹き出し、声をあげて笑う]
それだけ大声が出れば爺もまだまだ若いものよ。
[一頻り笑い声をあげ、気が済んだところで吹っ切れたように邸の外へと出る]
わしの他にも向こうておるものが居るかのう?
[風に耳を澄ませ、人の気がある方角へと足を向けた]
ぁ──。
[すてらの姿を見止め、呼気が漏れる]
[足は自然と、窓枠を超え]
[ひらリ降り立ち、些か決まり悪い表情ですてらを見た]
[目の前に降り立つ影に足を止め、その姿を認識すると目を細め]
…しゃあろっとか。
今から井戸へと向かおうかと思うておっての。
暇ならば付き合わぬか?
[名を呼ぶのに少しぎこちなさを見せたものの、後は何時もの早めの口調でひょいと手招きをし]
わしはあまりに知らなさすぎる。
あぁ。
[手招きに素直に頷き、歩き出す]
すてら、井戸では──、
[言い差し、躊躇うように言葉を探し]
[無言が続く]
……良いのか。
[漸く言葉になったのはそれだけで]
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