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――小さな小屋――
そうつれないことを言うでない、柳。
我々は出会ったばかり、辿り着いたばかりじゃ。
だからこそ、身を寄せ合うというのもよいではないか。
同じ場所に身を置く者、群れて何が悪いか。
触れ合わねば解りあえぬ、言葉を交わさねば得る事はできぬ。
此処がそのような場所になっても構わぬであろう?
しかし、空気が詰まりそうなのは同感じゃ。
ちと入れ替えをした方がいい…
[ヒューバートから告げられた幾つかの呼び名の中から一つを選んだようだ。桶を運んでくれたことには礼を言うが、彼の言葉を機に数人出て行く姿にぼやきを零し。立ち上がり、窓と入り戸を開けて空気を入れ替える]
[村はずれの廃屋]
ナントカと煙はとは良く言うが……。
[その、屋根の上。煙突の縁に腰をかけ]
[眼下に広がるは白い霧。陽の沈んだ紫の空をただ眺め]
[手は毀れた胡蝶刀を玩んでいる]
旅立った者も居るのか。……私もゆっくりはしていられない、が。
[ふと、先ほど交わした言葉を思い返す]
[男は「案内人」と名乗った。そして村を、「桃源郷」と]
誰にも脅かされず、誰も脅かすことなく……か。
……ここに居れば、もう逃げなくても?
[碧髪の女性に言った言葉]
[だが、それはあまりにも現実感が無くただ夢のように感じられる]
これ、直さないとな。
[胡蝶刀に視線を落とし呟くが、しばらくはそこに留まったまま]
うるずと名乗ることを決めたか、青年。
水を汲んできた…一度水浴されるとよい。
身体が動かぬようならば、あとで手助け致そう。
わしは暫し、外の空気を吸いながら飯じゃ。
[ウルズへと汲んできた桶の水を示し、モーガンの置いていった魚と、果実を一つずつ手に取ると小屋の外へ。大きく深呼吸をし身体の中の空気を入れ替えると周りの景観を眺めながら魚を一齧り]
美味い。
[満足気に微笑む]
〔長身の男は、森伝いに村の外周を辿るように歩いていた。
その歩みは緩慢だが、どうやら周りにある何もかもを観察して歩いているような…一種独特の雰囲気がある。〕
…矢張り飽きんね。ひとというのは。
〔クッ、と思い出し笑いが零れるのは…先頃小屋で交した幾つかの反応と表情へ。…やがてとある樹上へと視線を遣って…男は呟く。〕
――いるかい?
〔声が誰に届くかは知らず…望む者が受取ればそれでよかった。〕
[木の上、近づいて来る足音に身を竦ませる。だがすぐに逃げようとはせず、目を凝らしてその人物を確かめる]
あれは……魚屋?
[言葉の代わりにもいだ果実を投げつける。彼の者を試すかのように]
[小さな風の音と共に仲間が一人、旅立って行った事を知る]
碧雫は去ったか…。
なに、安住の地はここだけではあるまい。
去りし嘗ての仲間にも安息を…祈ることしかできぬが。
うるずの水浴が終われば柳の言っていた屋敷へと場を移すか。
まったく、出ていく者も行き先を言って欲しいものじゃ。
探し出すのにまた一苦労…そればかりに時間が掛かる。
[魚の頭を齧りながらぼやき]
[聞こえてきた声に視線を巡らせば男の長身]
[少し離れた梢には別の気配]
夢屋と……、人形遣いか。
[唇の裏側で呟き、その様子を眺めている]
[す、と杖先を上げ、その遥か向こうに何者かを見る眼差しを送る]
……行った、か。
……輪廻の里に戻るのか、あるいは。
――般若波羅密多。
[つかの間誦した真言に、碧の雫を思い念じた]
…ああ、いたね。
〔感じ取るものをみつけて、細身の男は正確に視線を巡らせた。枝葉でその姿は見えないのかもしれないが…方向だけはぴたりと合っていた。〕
――……っ、
〔途端、飛来する何か。男の細い目が…僅かに見開かれる。
それが額にぶつかる瞬間、男の身体はゆらんと揺れて――〕
〔――ふわ〕
〔…柔らかい果実は、爆ぜることなく静かに留まった。
重力に従って落ちてくるそれを、男は片手で受取る。〕
…驚いたな。アハハ、…今度はキミが果物屋らしい。
〔未だ見極めてはいない人物へと、籠る笑み交じりの声を届けた。〕
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