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次の日の朝、自警団長 アーヴァイン が無残な姿で発見された。
……そして、その日、村には新たなルールが付け加えられた。
見分けの付かない人狼を排するため、1日1人ずつ疑わしい者を処刑する。誰を処刑するかは全員の投票によって決める……
無辜の者も犠牲になるが、やむを得ない……
そして、人間と人狼の暗く静かな戦いが始まった。
現在の生存者は、幻術師 ヒューバート、忍者 ナサニエル、暗殺者 シャーロット、依巫 芹菜、傀儡使 舞葉、調律師 すてら、隠者 モーガン、放浪者 ウルズ、オートマトン ミッキー、迷子 ヘンリエッタの10名。
おや兎。
[耳をつかまれぶら下がる兎の前足を指先で突付いて遊ぶ]
私は食べられないが、他のものは喜ぶだろう。
果物ばかり食べているからね。
[シャーロットの言葉に]
そうか、皆喜んでくれるのかなんだな。ところでこれは誰に渡したらいいと思うんだな?
[ジタバタと暴れる兎の抵抗を見ながらそうシャーロットに尋ねた。]
…皆こんばんは。昨夜はごめんよ…
慣れない移動で疲れたらしい。
…ナサニエル、ちょうどよかった…
散策がてら薪拾いに付き合ってもらおうかと…
〔階段を下りてきた幻術師は、一同へと声をかける。〕
〔シャーロットをはじめ、皆仲が良さそうに見えて…男はまた幸せな夢幻の一端を垣間見ていた。そこへ齎された報せを聴いて面持ちを曇らせる。…〕
そうだな、兎を捌けそうな者に渡すのが一番だと思うが……。
[何かを探すように周囲を見回して]
[目に留まった篭をミッキーへと差し出す]
さしあたりはこれに入れておけば良いのではないか?
逆さまにして置けば逃げ出すこともないだろう。
おかえり、ミッキー。
〔狩りを済ませて戻ったらしいミッキーへも声をかける。〕
…やさしい力を使うキミのおかげで…
こわがりのボクから、脱け出せそうだ…な。
有難う、…いろいろとやる気が出てきた。
〔呟きながら、胸に手を当てた。一緒に戻っていたヘンリエッタへは、キミのことをこわがっていたりはしないよと言いたげに笑みかけていたようだ。〕
[ヒューバートに横を通りざまに薪拾いの手伝いを言いつけられ]
えー、面倒だな…。
[愚痴りつつも続いて階段を降りる]
4人ともこんばんわー。
[シャーロットの差し出した篭に兎を入れ、降りてきたヒューバートとナサニエルに手を振る]
いいところに来たんだな。ナサニエル、兎さばけるか?なんだな。
〔村を押し包むように感じていた気配。その正体が知れるとひとり離れて過ごしている者たちが気にかかる。…師が。〕
…モーガンの御老が、心配だな…。
出掛けがてら、様子を見てきたいのだけれどね。
…人狼、…この地にまで現れるものなのか…
〔お知恵を拝借するのが良いのかもしれない。…幻術師はそう呟いて…尖らせた顎鬚を撫でる。〕
どうした夢屋。
先ほどの番人の言葉を気にしているのか?
人狼などと、御伽噺だろう。
[考え込む様子に、いくらか気楽な口調で声を掛ける]
…アハハ、ミッキーを見習おうかと思ってさ?
とは言え、ふむん…兎を捌くほうがキミには楽なのかな。
〔面倒臭がりらしいナサニエルの様子に、少々考え込む。〕
…御伽噺、そうだね…。少なくともここでは…そのはずだ。
では、果物屋をデートにお誘いしてみようか。
夜道は危険だけれど…過保護で却って失礼かい?
〔シャーロットへと応じて、片手を差し出して見せ〕
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