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[くっと引き締めた唇
既に止まらぬ意思を乗せた眼差し]
ホリー、ごめんなさい。
でも、昨日はナーシェがコロされた。
だから、コロされる人はコロされるしかない。
ホリーはニセモノ?それともホンモノ?
[持つべきモノか、持たざるモノか]
[ホリー…。最期に慣れない笑顔で笑いかけてくれたことを思い出す。胸が熱くなる。目にはなにも映らず、映像のみ思い起こす。]
…私は、あなたたちを許さない。
1人ならず2人まで、私の大切な人を。
その確信もなくただ我が身の安全のために。
許すわけがない。
[しかしホリーならそんなことを望むだろうか。望むわけがない。あの子は優しかった。最期まで、周りのために自分を殺した。それが良いことじゃないと教えたかった。もっと素直でいるべきだと思っていた。それすら、もう教えられない。でも、たぶん、ホリーは、私の憎しみを望まない。]
[少し寂しげに見えるホリーを見ながら]
そりゃ、選ばれるとは大変だったね。
しかし、自分が選ばれながらも他の人の思案をするなんてあんた偉いねぇ。
[ホリーに感心しながらうなづき]
ここは、ちょっと薄暗いし、ブリジットがいないからおいしい料理もないんだけど、
ま、慣れればそれなりに快適だからゆっくりくつろぐといいよ。
[ふらり][彷徨うように]
ホリー?
[優しく呟くのだろうか]
いるんでしょ?
あたしには、わかってるんだから。
ね。
・・・だから、出てきてよ。
[静かに手にしたのは
広い袖より取り出だしたる白銀の剣。
ともすればそれは一見ただの十字架にも見える。
ホリーの蒼い目が色素の薄い伝道師を見つめていた]
―――僕を憎んでくださって結構です。
余所者ですから。
僕は。
[笑む。]
僕は伝道師。
そして貴方を葬る者です。
[そのまま近づいて行く。]
……せめて、
安らかなる眠りが
貴方に訪れますように―――Amen.
…うん。
でも、残ってたら。
みんなに、迷惑、かけちゃってたかな…
私の考えと、みんなの考え。違うみたい。
[ぐしぐしと目を拭ってから顔を上げる]
…うん。ありがと…
後。ごめんなさい。
[生前にやったこと。
それだけ謝っておこうと、頭を下げた]
[それが分かっていても、死者が望んでいないと分かっていても、許せないものは許せない。]
ええ、許せない。でも…
[こんなことになったのは誰のせいか。誰が押しつけた苦痛か。その誘導をしたのは誰か。]
(見つけてやる。地の底まで追ってでも購わせる。)
[すでに目の奥の光は正気のものではない。できうるならば自分以外の全てにすら害を及ぼしそうな不穏な瞳。]
そう…。
そうよね…。
ホリー…。あなたがいて、私も幸せだった。
笑顔を見ているだけで嬉しかった。
だから、それを奪った人は、許せない。
[待たせてしまったあの人がいる
ニセモノかホンモノなのか解らない
けど、約束は早々に果たすべき
想いが焦り空回る]
ダン・・・、昨日の話。
ひとつ目の理由から言うね?
>>3:57
ディードが言っていたよね?
ブリジット、レイヴン、レリア、そしてカーラが結社員じゃない。って。
一昨日は、カーラをコロそうとしたけど、結局カーラをコロすことはしなかった。
そして、ディードはずっとカーラは狼かもって言っていた。
皆さ、ディードがそう言っていたら、カーラは結社員じゃない。って思うのが普通だよね?
だから、逆にもしかしたら結社員の相方がカーラなのかな?って思ったんだ。
そして、ニセモノの占い師をワナにハメようとしているのかな?って。
それなら、って思ってカーラを占い希望にあげて手伝おうと思ったのがひとつ目なんだ。
ただ、フェンはやっぱりディードの言うとおり、カーラが結社員だとは余り思ってはいなかったんだけど・・・。
ふたつ目の理由は、少し待ってて。
そんなに、重要でも影響があるわけでもないけど・・・。
それでも、ブリジットが答えてから、言いたいんだ。
んーと…
[まず、自分の身体を見る]
…不思議。
服に、穴は空いてるけど。
血も、怪我もない。
…恨んでなんか無いよ。
誰か、誰かが、やらなくちゃ、いけなかったんだから…
ただ、その。
生きたいな、って。思っちゃっただけ。
みんな、優しかったから。
[心を落ち着けて、すでに落ち着いたところで限度はあるが、それでも落ち着けてカードを並べる。こぼれる涙もふかず、ただ机をぬらす。]
クルクスは、村人よ。
[強い脱力感。虚脱感。…また、外れた。]
[寸分の違いもなく急所を貫く白銀の十字、
すらり引き抜いたそれには一滴の血]
……
[手で十字を切る。その顔に表情は伺えない。
ホリーと呼ばれた少女の体は崩れ落ちる。
青年は、剣を手にその体を支えて]
……そうですか。
[占いの結果には、ただ一言そう答え眼を細めた。]
……今日は、
人狼に魂を砕かれてしまった人はいないのですね。
[ホリーの泣いている姿にどうすればいいかわからず。]
もういいじゃないか。生前の過ちなんて。
私だって未熟者だから後悔していることや顔から火の出る思いは沢山あるけど、今更だって笑っている事にしてる。
こんな森の中だからね。大したものはないんだけど、適当に作ったんだ。嫌いじゃなかったら飲んでみて
[そっと、温かいジャスミンティーを置く]
[異様な程、落ち着いている
タイセツなモノが無いためか心は揺れず
しかし、思考は加速していく気分]
ありがとう、ダン。
ふたつ目の理由を言うね。
ふたつ目は・・・。
逆に、あれだけディードがカーラは結社員じゃない。って言っていたから、今まで結社員を恐れて人間としか言えなかった狼や狂人だったとしたら、もしかしたら狼と言うかな?と思ったんだ。
カーラは、他の人よりも結社員でのワナの可能性が低く見えたよね?
そして、どちらかが狼と言ったら、そうしたらフェンはその占い師を先にコロしてしまおうと考えていたんだ。
もし、その占い師がレイヴンなら、カーラとブリジットの二人が狼という可能性も考えたよ。
カーラが狼かどうかは解らないままだけどね。
だけど、もし、その占い師がブリジットなら、カーラは人間だという考えが強くなった。
その時は、フェンはカーラは解らない人のなかでは一番人間に近いと考えれるようになると思ったんだ。
あたしは奪われてばかりだった。
家族を奪われ
身体を奪われ・・・
心までは、奪われまいと・・・必死だった。
そんなあたしに出来た・・・ともだち、だったのに。
あたしは、何も与える価値のない女だと?
そう・・・言いたいのかい?
ああ、ホリー。
ごめんね。ごめんね・・・。
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