59 落人の村
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放浪者 ウルズ
−此処ではない何処か、今ではない何時か−
[どこまでも広がる、エメラルドの海。
高い日差しを浴びて、白い砂に波がきらめく。
椰子の葉で葺いた屋根が立ち並ぶ、質素な集落。
眼前に広がる渚で、じゃれあう様に遊ぶ子供たち。
真っ黒に日焼けした幼子達の中に、跳ね回るようにはしゃぐ、片足の不自由な子。
けれどもそれを、子供達は気にすることは無く、
特別扱いもせず対等に、じゃれあって転んで笑いあっている。]
…こんにちわ？
[渚を訪れた見知らぬ人に、その子は人懐っこく声をかけた。]
なまえ？ …ぼくはね、 ────。
[誇らしげに名乗った子供は、*また仲間達の輪に加わって、海へと駆け出した。*]
傀儡使 舞葉
―森中―
[森で今日7度目の断末魔の声があがる
先刻まで蠢動していた肉塊から小刀をゆっくり引き抜く男の肩には、獣姫と名づけられし木製の人形]
我は悟った。他者を恐れることはないのだ
[口を開いたのはその人形。冷たくなっていく死体を見下ろして]
死の匂いはもう我とは切り離せぬ
……なればせいぜい楽しもうではないか
闘い、殺し合いという名の会話をな
[人形は、木に拠りかかりしゃがみ込む傀儡使の男を残し木上へ登る。辺りにたちこめる霧に、思い出すは転機となりし安住の隠れ里。ふっと目を閉じ、村で出会った一人一人の顔を思い出す。腐り醜い姿を晒すのを恐れた人形やおせっかいの幻術使、届かぬ願いを現実のものとすべく奔走していた者たちの姿]
懐かしいのお。
[くつくつと笑い]
なあみんな 笑っておるか？
[安らいだ顔で星空を仰ぐと、そうつぶやいたのだった]
幻術師 ヒューバート
ちょろっと顔出し。
昨夜はかなり余計な話ばかりしてしまってました。
ご意見が出切ってしまうのを待っていればよかったなあと反省中です。
あとみんな厳しくもやさしい先生で、却ってつらい思いをさせてしまったのがつらいです…
本当に、つらいときはよして下さいね？EndRPも然り。
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