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――B2F"Red"floor――
…ン、…? アッハ。
勿論痛いさ…だからこうして呑んでる。
〔フロアの片隅、壁際に佇んでグラスを傾ける女は"Red"のプリンセスたる翡翠の少女に声をかけられていた。負担のかからぬ右肩を選って凭れてくる愛らしさに、…ンー…と熱烈なくちづけを束の間交わす。明るくも気遣いの見える情深い彼女に、悪戯な目配せを向け――〕
心配ご無用さ…プリンセス・メイ。
君が興味のある辺りは、無傷なのだからね?
…っふふ…
〔片手は下がって、少女の装飾的なフリルのスカートの中へと潜り込む。滑らかな絹の感触を愉しみながら、彼女の太腿からその奥の膨らみへとぞろりと甘く手指を這わせ――互いに視線を合わせて忍び笑う。そっと腕の中から気侭な蝶を解放し〕
〔角砂糖の溶け残りをグラスの底に揺らして、舌の上へ落とす。空になったグラスをメイに預けて、紅髪を揺らしつつ送り出した。〕
[負の感情を吐き出そうと態度に示す少年に、女は変わらずの微笑。
そして続く言葉には首を傾げ]
気分次第?そして何を解っているというのかしら…。
[曖昧に頷き]
棄てた…。そうかしら?
でも…貴方の言う通り、そうかも知れないわね…。
わたしは愛し方が判らない。だから愛され方が判らないの。
This he said to me
The greatest thing you'll ever learm
Is just to love and be loved in returm
[曖昧に笑う。そして一節のメロディを唇に乗せ]
〔ほんの一杯の酒は、男装の女の…実は適量だった。〕
〔それ以上呑めば、自然と勘は鈍くなる。それでも呑まずにいられるかと粋を通して見せるのが、任務に際しての女の悪癖。〕
………。…遊んでくれるかな。…それとも焦らす?
意地がよくないのかもな? 私は…
〔しかし今…女は好むアブサンを一杯で終わらせた。〕
〔紅く染まるフロアの角は女の領域。
…後は自らの裡に…*直観を砥ぐ*。〕
オードリーの全てを奪いに…そう…。
でももう遅いの…。わたしの愛は偽者で、本気ではなかった。ただそれだけ…。
それに似合うだけの偽りの愛を、彼女はきちんと返してくれた…。
[「お釣りが来ちゃうわね」
自らを茶化すように震える声色。菫色のカクテルの名に相応しくない…感情の吐露。]
そう言う貴方は…愛の在り方を、きちんと教わったのね…。
[「羨ましい…」
朱の唇は哀色を湛えながら、目の前の彼に温かい眼差し――]
そうね。話は座ってでも出来るし、正直、ベッドでの会話は一辺倒で詰まらないの。さすがにもう飽きちゃったわ…。ふふっ…。
多分、次にわたしがベッドで横たわる時は、死出の旅に出る時。いいえ、その時すら許されないかしら?
[見事に動じない少年を目の前に、女は楽しそうに声を震わせる。心から楽しそうに。]
へぇ…WidowedGentlemanが知らない真実を、ねぇ…。
確かに貴方の言う通り、わたしは直接手を下していないわ。えぇ、初めから殺すつもりなんて無かったもの…。
ただ少し鮮血を見せて欲しかっただけ。それがわたしの情の示し方だから。
[今は亡き恋しき者を慕う名のカクテルを手に、女は遠くを見つめては差し出された赤きシロップを垂らし、血の滴りに見せかける。]
パズルを解く鍵…。面白そうね。僅かだけどわたしは少し貴方に興味が湧いたわ。だから貴方に真実をあげる。
わたしはLatestOpeを寝かせては居ない。
わたしには、彼女を寝かせる必要が無い。だってあの子は…
[言いかけて言葉が詰る。誰も信用したことが無い習慣が、今ここにまで滲んでしまう。
言い切れない。彼女は自分を疑っていなかった筈、とも。]
――とにかく。わたしは無駄な争いは嫌いだわ。鮮血を見るのは好きだし、部下達は鮮血がなければ生きてはいけないけど…。
好んで人を殺めようとは思わないわ。えぇベッドを共にした相手なら尚更…。
[「参考になって?」
矛盾だらけの回答を差し出す。しかし嘘の手垢は一切付けていない。これが今此処にある、本当の*気持ち*]
何も解っていないのかもしれない。
でも、いいんだ。それで僕が楽しめるのなら。
退屈しのぎができるなら僕はそれでいい。
[指を組んで囁き、紡がれるメロディは珍しくも煩わしい音ではなく、されども諭すような笑み]
貴女と彼女の真意は僕には解らない。
けれど僕の言うことが少しは解っただろう?
飾り立てられた言葉は偽りしか生まない…だから嫌いなんだ。
[震えるローズの声に、青年の口からは慰めの言葉は出ない]
…そう、彼の方は僕に全てを教えてくださったから。
愛し方、愛され方…示し方、何もかも全てを。
彼の方は僕の全てを奪い取り、僕も彼の方の全てを奪った。
だから、Masterと僕は常に共にある…
[瞳の奥に恍惚にも似た色を宿して吐息を零し、薔薇の疵に口付け]
…ベッドで眠りたいのならこんな建物になんか入らないだろう?
僕等はそういう生き物だ。
[目の前の女性の言葉に今度こそ青年は声を出して笑ってみせる]
…そう。
貴女も面白い鍵をくれた…。
影とDowserは鍵をくれるかな…あとで探しに行こう。
[彼女の情と同じ色を示す色に染まっていくグラスを眺めながら甘える所作で頬杖をついてローズの目を覗き込み]
…情報提供に感謝するよ、ExaltedAngel。
でも、話を聞けば聞くほど僕は貴女への興味が増すばかりだ。
周りがどうでもよくなるほどに。
僕と貴女は…相性は…きっと、悪くない。
求めるものが同じだから。
だから、ここで少し遊んでいこう?
その先のことはその後考えるよ…。
─B2F "Red"floor─
[紅に染まる部屋は影さえも赤く染まるようだのに、ぽつりとインクが滲むように姿を現した男は全ての色彩を拒む黒。
灯るライトと同じ赤い髪の女の前に、いきなり出現して静かに見下ろす。]
聞きたいことがあるのだ。オードリー。
[システムの復元をしたものの、彼の一部情報が欠損していることが、彼の「感覚」経路に伝わってくる。]
――武器情報、消失。
――消失情報:
"Sledge-Hammer"、"Ultimate-Cannon"、"Banzai-Attack"
[彼の「感覚」中枢から消え去っていたことは、彼にとって明確に感じられたことであるが、それは彼をひどく失望する類の情報では無かった。]
[何故なら、彼はそれを再生する「肉体」を既に失っていたから。そちらの方が大きな痛手として彼の「感覚」中枢に記録されていたのだった。]
〔女はあまり、人の気配を積極的に読もうとしない。
絶たれてしまえば、そこまでのものであるので。〕
〔だから、自らの裡へあるイメージを直観の刃でゆっくりと、ゆっくりと削ぎ落とし――針のように研ぎ澄ませる。無論其れにはある程度時間がかかるのだが…ひとの心ではない、単に形ある個が相手となると其れは驚異的な早さで行われる工程だった。〕
〔――女は、歪んだリズムの淫靡なBGMの中、心を凪がせる。そして不意に影から声をかけられたとき…女の好奇心に溢れた瞳は、過たず闇黒の其れを視線で射抜いていた〕
…ン。…待ってた。…
[男は、目の前に散らばる無数の数字、或いはコードの渦からそのひとつを無造作に掴み、その流れを辿って「旅」に出る。]
[数字、或いはコードの一端に連れられて、男がやってきたのは、誰かの「思考回路」の一端。
―――声がする。
―――聞き覚えのある声が。
否。正確には、「生きている」身体とは思えぬ程、奇妙に捩じれ歪められたようなエフェクトが掛かった「声」。]
………「収集」?
[その声の主がジーンであることに、男の思考回路は数秒の猶予を必要とした。]
[教え導くような微笑に、同じ分量だけの微笑を乗せ]
この身が貴方の退屈しのぎに一役買ったなら、それはそれで喜ばしいこと…。
えぇ、貴方の言いたかったことは何となく理解できたわ。
でも正しく飲み込めたかは…、確認しようが無いけどもね?わたしは貴方ではなく、貴方はわたしではなく…だから。
[自身のことを語る恍惚の眼差しには、羨望の熱を注いで]
精神的な繋がりは、肉体の繋がりよりそれはそれは強固なもの…。
奪っただけ相手に与えられるものがあった、貴方とその方との関係が…今、心から羨ましく感じるわ。
[過去を振り返り、そっと目を伏せる。
空っぽの自分。相手から奪った空虚を埋められるほど、相手に与える物は無い。
知っているのは僅かなジャズナンバーと、アルコールの摂り方。しかしその知識でさえ他のものにはいとも簡単に負けてしまうだろう。
だから。奪える訳が無いのだ。いとしい君から。何一つも。]
あら、こういう所に居るからこそ、たまにはベッドが恋しくなるのよ?
ベッドに飽きるからこそ、この建物に集いたくなる。わたし達は両極端を求めて止まない。そう言う生き物じゃなくて?
[声を上げて笑う青年に、女は拗ねたように唇を尖らせる。]
少しでもお気に召す鍵でなにより。他の二人からも何か手掛かりが得られるといいわね。
――ところで…
[頬杖を付きながら、急に甘い視線を投げかけてくる目の前の彼に、女は不信感を抱きながら]
相性ってなにかしら?言葉?心?それとも――
[漂わせていた笑みを僅かずつ鋭いものに変えていく。]
遊びの誘いは嬉しいけど…。まずは内容を聞かせていただかないと、返答が出来ないわ?
[マーブル状に染まっていく薔薇色の飲み物を]
[こくり――]
[小さく喉を鳴らして嚥下した。]
[影の男は、虚無の深淵を湛えた眼差しで女を見詰める。]
上で大暴れしたそうだな?随分と噂になっている。
「愛する仲間を殺そうとした」と言ったそうだな?
それは君の真意か?
…別段、誰にも口止めはしていないからね。
〔噂の件については、彼の耳に届いていることを気にしてはいない様子。緩く頷いて…ますます面白そうに瞳を煌かせる〕
…そこまで聴いているなら、ジーン。
「キャロルは必要だ。誰に取っても」と…
私がそう言ったのを君が聴き落とす筈がない。
私の真意さ。
前に自分が言った筈だ。
君は、何を「彼ら」に求められているかという前提を見落としていると。
求められているものは、自分の快楽や刺激を追求することや……理想などではない。
忠誠だ。
そして、殺し合い。
彼らは我々に殺しあえと命じているのだ。
[視覚中枢が作動する。
アジト――"CLUB B.B.R"の様子が眼下に広がる。時折マーブル状況に情報が錯綜し、また時折多元中継のごとく複数のフロアの情報が男の目に飛び込んでくる。]
[彼にとって、彼の命を奪った人間や、それを「許した」人間のことはそれほど「重要」なことでは無かった。(それは、彼の思考回路には情報の取捨選択能力が残存していたという証拠でもある。)]
[むしろ「取捨選択」の末に彼が「興味」を示したのは――]
……ジー…ン。
お主…は…何…を…やっ…てお…る……?
[殺し屋達の情報を拾い集めて歩く男の姿。]
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