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――B1F・"Black" floor――
……ふむ。そうか。
[幹部からの入電は知っていたものの、彼の太い指はメダルゲームの小さなタッチパネルには適応しないのが常である。仕方なく、男は一番大きな音が響く密室―爆音のパーティが開かれている場所―で情報を聞くことにしたのだ。]
アーヴァインが…な。そうか。
まあ、あやつも一人前になるのだから、まあ自力で何とかできるだろうて…。
あやつがもし、命を落としたら……
その時は、儂らも本気を出さねばならんだろうな……。
[重低音が響く中、老戦士はグイと水を飲み干した。]
[ぎょっと身を竦ませるバーテンに指先を空に泳がせてなんでもないとサインを送ると足を組み直し、目を細めるのはネオンの閃光の為か、それとも湧き上がる愉楽のものか…]
Ah...そういうこと、なのかな…?
…やっぱり飾られた言葉の羅列は頭が痛くなる程嫌いだよ…
…容れぬ者である貴方と言葉を交わすのは
意外なことに愉しいとすら感じることも多いけれど…
同時に意を汲むのにとても労力を遣う。
一晩もかかるようなパズルは遣り甲斐があるけれど、
頭を使う作業は苦手なんだ…。
始まりの部分が違うのだと思っていたのだけれど…
ひょっとすると幾つもの分岐の末の結果であって
奥底に在るものは似ている存在なのかな?
僕の勘違いと貴方の真意はとても紙一重じゃないかって…感じるから。
[その場にはいない相手へと僅かながら胸の内を吐露する表情は通例のそれとは違い、何処となく温柔な様子もも垣間見えるもので。]
――翼休めし場所――
[Blue floorを後にした女が辿り着いた場所は、フロアを移動する為に利用される階段の影か、はたまたフロアの一角か。]
[喧騒漂いしかの場所であっても、しかし彼女にとってそこは安住の地。死の香りを常に漂わせし日々から僅かに開放されるその場所で、悩める薔薇はひととき瞳を伏せる。]
[一夜限りの契約、包み込む腕(かいな)の温もりに包まれ、愛憎哀で満ちた杯を抱えながら]
[音の渦の中、DJが流す曲に合わせて頭を振る者達を見ながら、バーテンダーにつぶやく。]
……随分とイキの良いヤツらが居るな。
純粋な生命力と暴虐的な力、両方を持ち合わせる者どもが。
もし儂が全力で「出動」せねばならないのなら、
きゃつらの力でも借りるとするか。
はあっはっはっはっはっ!!
[爆音をも押し返すダニエルの笑い声に対し、バーテンダーは、口元を歪める笑みで返す。
群衆は、DJに向かって狂気に満ちた「おしくらまんじゅう」を開始していた。中には、群衆の上を転がり進む者まで現れる始末。殴り合い、絶叫、振りかざされる腕、ヘッドバンギング。フロアには、巨大な力が渦巻いていた。]
……まあ、災厄は訪れん方が良いのではあるが……な?
[それだけ、念を押す。
ミネラルウォーターの礼を告げると、男は"DIRTY LOUD PARTY"と銘打たれたイベントの会場を後にした。]
――B1F・"Black" floor → 2F・"Blue" floor――
[緩く吐息を零すと鳴り止まないBGMに表情は忌々しいものを見た時と同じ物へと変わり、小さく舌打ちした]
…だからどうという訳でもないけれど。
ああ、忌々しいよ…心の底から、この音楽が。
この音から逃れたくて本来容れる筈のない言葉まで
耳に受け容れてしまう。
――2F・"Blue" floor――
[入り口で、フロアをぐるりと眺める。
のったりとしたスピードで、緩慢な動きをする男女の群れ。
先ほどの狂気に満ちた群衆とは異なるエネルギーの渦。]
ふうむ……。
[豊かな顎髭を撫でながら、男は考え込む。]
奴らには、「力」があるのか……?
生命力、暴虐な力。
……先ほどよりは、ありそうにはとても見えぬのだがな。
まあ、いい。
「質」はやや落ちるが、「量」は負けんな。
[ぽつりと自答した。]
――2F "Blue" floor・バーカウンター――
〔脚運ぶ"Blue"は、昂ぶった神経を鎮めるには良いフロアだった。半ば音の割れたようなヴォリュームで流される音楽も、今は鼓動に準えられるものと漠然とではなく知っているものであり〕
……ラッセル。
〔かつとフロアの床へ革靴の音を鳴らして、男装の女が執事たる青年へと声をかける。彼が振り向くのを待ってから、微かに眉を顰める、併し常親しい者へと向ける笑みに唇の端引いて…〕
昨夜は、…済まない。
〔言葉はそれだけ。含まれるのは、彼の身を案じる余り誤解をそのままにしたことと、その考えが間違っていたこと、彼の好意を無にするような真似をしてしまったこと――そんなところかもしれず〕
おお。ラッセルにオードリー。
お主らはこのような類の音が好みなのか。
随分とここのフロアを気に入っているように見受けられるがの。
[ペットボトルの水を一口飲む。]
[フロアの中で幾つかの群れを成す男女の姿…そのどれにも青年の興味をそそる物は無く、現れた二つの影にだけ僅かに反応を示し。名を呼ばれると柔らかにも感じるその声へと顔を向け、続く言葉には瞳から興味の色を失くした様子で緩く小首を傾げた]
…謝るのは趣味かい、WidowedGentleman?
その言葉にはデジャ‐ビュを感じるよ。
貴方は謝る必要はないし、僕にも言われる記憶がない。
…それだけのことだと思うけれど。
昨夜は僕は珍しくも楽めたよ?
Ceremonyまでの暇潰しには充分過ぎるくらいに。
一つ注文するならば、もう少し解り易い言葉だと良い。
僕は形はこんなだけど学はないから意を汲むのに一晩かかるんだ。
[冗談を紡ぐ時の口調で緩く口角を上げてオードリーを見つめたが、瞳からその姿を外してダニエルへと向け]
[ダニエルに言われた言葉には面白くなさそうに目を眇め]
…冗談。
動くことすら億劫だから此処にいるだけだよ。
音なんてうるささはどこも変わらないんだ。
どこにいても一緒だ…。
[言う間にも声を上回る音にうんざりとした様子で陰鬱な吐息を零した。]
─4F "Vermillion-Jack"専用ルーム─
[照明を落とした一室で、黒の男はVermillion-Jack幹部たちの査問を受けていた。
あえかな笑みを唇に浮かる男は、恭順ではあっても畏敬はなく。その眸にはいかなるいろも見せはしない。]
忠誠をお疑いならば……
自分は銃であり、剣でしかない。
それ以外のことは考えません。
やれと仰るのであれば、そう、従うだけです……貴方がたにご満足いただけるように。
御用はそれだけですか?
〔豪放磊落を地で行く古株たる男の声に、女は幾分安堵を誘われるような笑みを浮かべて振り返る。目配せでの挨拶は、此方が彼によくするところの其れ。〕
…おやん、こんばんはだ…ダニエル兄。
アッハ、私は大概のものは好くよ?
気が向けば何処へでも行くし誰にでも逢うし。
ダニエル兄はそうでもないのかい。
いま行方の知れないアーヴァインから、今朝方に
『キャロルがニーナに突っかけた』話を聞いてたのでね。
2人…どちらかだけにでもいいから、
逢いたいのだけれど…見なかったかい。
〔ダニエルの持つ水を見遣ると、少しばかり
面持ちを曇らせたが…気を取り直して尋ね〕
ほうほう。そうか。ラッセルは嫌か。
ここの人間を見ていることにも、さほど満足している様子でもなさそうだがのう……。
[壁際に立ち、ラッセルに視線を向ける。]
……音にも人にも飽きたなら、お主は何を所望する?
[ひとつ、笑う。]
……いいや。
[オードリーの言葉に対し、男は首を振った。]
ニーナにもキャロルにも会っとらん。
何があったのだ、あの2人に。……諍いか?
……あの正反対な2人の娘が、顔を合わせて談笑する姿なぞ思いつきはせんがな。
[オードリーの視線がペットボトルに向いたのを感じ、男は自嘲気味に笑う。]
いや、儂が水を飲むのはまずいか?
すまんな、儂は下戸なもんで、酒が飲めん。
水がまずいのなら……コーラにでもするか。
[ペットボトルの水を一気に飲むと、バーテンダーに命じてコーラとカラッポのペットボトルを交換させた。]
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