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もう美しい人形ではないけれど、
もう棄てられてしまったけれど、
――未だ殺すのだわ。
[俯きブーツの爪先を見詰める]
其れでも、みんなが好きよ。
こんなに醜く腐れてしまって、
心なんてやっぱり邪魔だと思うけれど、
其れでも良かったと少しだけ想うのだわ。
[小さな掌に収まる傷薬の容器を見詰め呟く]
たとえば誰かを導く前は。
私の目には幸せそうに見えた。
たとえ今は、違ったとしても、自らの手で幸せを手に入れようとしていたように。
……ウルズも、ヒューバートももうここには居ない。
彼らは次の生へ。それは私たちの願う幸せではあるけれど……。
いつか私の言った言葉を覚えているだろうか?
『罪も善悪も不幸とて、決めるのは誰か』
ただ"幸せ"だけは、"誰か"の基準に拠らず。
"幸せ"だけは、ただそれぞれの手によるものなのかもしれない。
彼等は「何故此処に来たのか」
私達は「何故此処に居るのか」
其処は最初から相容れないのだわ。
ファーカ、私には罪を裁く事は出来ないけれど、
貴女の罪は目を背けようとしている事に思えるのだわ。
罪から目を逸らすように無を求め、
今度は無を求める為の罪から目を逸らし、
其れでは確かに奪った彼等の魂も浮かばれない。
貴女は本当は、何を求めているの?
だって、だって……。
どうすれば良いって言うんだ。
共に在りたいと願っても、結局は一人になってしまう。
隠し続ければ殺さなければならない。
知られれば憎まれ、己を守るためにまた殺さねばならない。
──望むことすら許されないんだ。
――…貴女はひとりではないわ。
私は未だ此処に居るのよ。
仮令貴女が棄てようとも、
私は貴女を想い続けてる。
腐れ朽ち果てる其の時まで、
私は貴女を想い続けるわ。
[声に視線を移す]
アーヴァインが教えて呉れたわ。
「そう云うルール」だからなのだわ。
私達は此処へ来た。
そうして人狼は此処に集いし者を殺す。
だから私達は誰かを選び井戸の闇へ落とすのよ。
この世界のルールを覆す力は、
私にも、貴女にも、誰にも無いのだわ。
未だ、終わらないのだわ。
井戸の闇はまた誰かを飲み込むでしょう。
貴女が望むと望まぬと関わらず、
誰かを殺す事に変わりは無いわ。
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