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〔声をかけた相手から反応があると、足を止めて其方へ向き直る。〕
…キミに興味があったものだから、
声にも敏感になってしまったな…アハハ。
"僕ら"…なのかい。芹菜とは違うのか…
…キミたちの名を聞いてもいいかな。
〔少し考えて…歩を寄せる。〕
…常にひとりで…ひとりじゃないというのは、
どんな気持ちなんだろ。
僕は“石動”だ。あと、シャーロットさんが“裂光”って奴に会ってる。
他にもいるけど、彼らが出張ってくるときは剣呑な状況の時だろうからね。
ま、会わないほうがお互いの幸せのためだよ。
[青い瞳を相手に据え、もう一つの問いかけには答えぬまま]
……ところで、何が知りたいんだろう?ヒューバートさんは?
忍者 ナサニエルが「時間を進める」を選択しました
依巫 芹菜が「時間を進める」を選択しました
依巫 芹菜は、幻術師 ヒューバート を能力(占う)の対象に選びました。
暗殺者 シャーロットが「時間を進める」を選択しました
放浪者 ウルズが「時間を進める」を選択しました
では宜しく…石動。
シャーロットというのは…ああ、蒼髪の方だね。
…確かに、…ボクもキミによくない魔法を
かけるのは嫌だし…そんなことはしないよ。
知りたがり屋なんだ…尋ね方が下手なのにね。
〔ゆっくりと深呼吸して、青い瞳を見詰め返す。〕
…人の気持ちと、自分の認識の違いが知りたいんだ。
ボクはキミたち皆が好きになりかけてるから、…
誤解で傷つけるのがこわくなったんだよ。
普段ひとりで過ごしてるから、尚更。
〔そして、不意に口にしたばかりの自分の言葉に驚く。
微かに糸目が見開かれ〕
…自分で行ったそばからこれだ、…
今のは嘘だね。
…ボクは…手を出されたらやり返さずには
いられない性質だから。
…石動。…妙な気配があるのに…気づいているかい?
妙な?
……ミッキーが妙な感じがするのには気づいてるけれど。
[恐らくヒューバートの言っているのはそれとは違った何かのことだろう。
黙り込み、あたりに注意を集中する。]
[外の様子を見てくるという彼女を見送って、ソファーの背もたれに深く体を預けた。
塗られた薬の匂いが、あの小屋で髪をなでていた温かい手を思い出させる。
…おそらく、見つけて手当てをしてくれたのは彼女なのだろう。]
助けられて、ばかりだな。
[気遣ってもらったり、手当てをしてもらったり、運ばれたり、食事を与えられたり。
見ず知らずの者たちの情けを頂いて、それでようやく生きている。
傷ついたこの身では、今は何もできなくて。
小さく溜息をついて、傷をさする。]
へへっ。こいつは俺の出番なんじゃねぇのか?石動よぉ。
まだ危機的状況かどうかなんかわからないだろ。逸り過ぎだよ。
何言ってんだよおまえ。俺ここんとこずーっと表に出てねぇんだぜ?欲求不満極まれりってとこなんだよ。
……業火ってさ、妙なところで難しい言葉使ってない?
…ボクは、まだ彼をよく知らない。
不思議で偉くて…こわいと思ってる。
〔相手の様子に、此方も暫し口を閉ざす。
顎へ手をやると、口元を覆い…首を傾けて瞼で頷く〕
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