情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
――回想・川辺→村内へ向かう道程――
〔ぺたり、ぺたり。濡れた足跡を石の上に置いて歩み去ろうとしていた魔法使いは――新たに出会うフードの御老に薄い糸目を僅かに開いていた。〕
――やあ御老…ごきげんよう?
ボクは貴方を知らないし…貴方が望む者…と
いうことくらいしか分からないな。
〔言い当てられた名は、未だ誰にも明かしていない。その能力の片鱗を感じ取ろうと薄く笑みながら…思案を巡らせた。〕
…否。…アハハ…そうか。
〔細身の男が持っていた網袋からは、何時の間にか獲れたての川魚が「総て消えうせていた」。常に陰鬱さを纏う男の瞳の奥へ、ふつりと何かゆらめく光があり…笑みには嬉しさが宿る。〕
[小さく頷き、果実を手に取る。
歯を立てると、口内に広がる瑞々しく甘酸い果汁。
幾日も何も口にしておらず、忘れてすらいた飢餓感。
その実を貪るように喰らう。]
[またも頭に声が聞こえる。今度は業火と呼ばれた声ともう一人分]
しかし、外でもなんかごそごそ動き回ってやがるな。気配がちっと鬱陶しいぜ。
おいおい、芹菜も言ったはずだろ?乱暴はよくないよ。
無茶はしねぇって言っただろーが。様子見しようってだけだ。
…有難く戴くよ、御老。
――そうだね、私にはのんびりやるのが合っている…
先回りしてくれて大丈夫さ…"捲られたカードを伏せる方"。
〔そそられる好奇心は暗い情念に籠る笑みとなって…
質を異にする"魔法使い"へと注がれる。〕
…なかなかどうして、退屈はしない。
アハハ…"料理屋さん"が現れた。
〔してやられたと肩を揺らして笑いながら、竹串に2本ほどの鮎を貰い…彼と*別れたのだった*。〕
――川辺→村内へ向かう道程・回想終了――
[小川へと辿り着き、途中入手した桶2つに水を汲む。モーガンと別れ、其処まではよかった。]
…のぅ、こういうのはな。
起こり得そうなことは口に出してはならんのじゃ。
空想が現実になってしまうからのぅ。
だから言わぬ、今の状況は決して口にはせぬ。
…はて、どうやって帰ったらいいものか。
[独りごち、すっかり解らなくなった帰り道に困り倦ねいている。]
[木に生る果実を3つほど平らげ、今後の事を逡巡していると]
……ん?
[無造作に歩く老人を見かける]
どうやら集落へと向かうみたいだね。後をつけてみようか。
[立ち込める霧の中、風下から気付かれないように多少距離を取りながら、木の枝を伝って集落へと近づいて行く]
〔早回しの世界に生きる魔法使いへと、敬意の会釈を送って歩いていると…川原から村内へ向かう途中にまたひとつ「望み」を感知する。道なりに見える人影へと近づいていき…〕
…やあ…同じ村に辿り着いたかた。
〔細身の男がすてらへ向ける声音は低く鬱々として…しかし人懐こさだけは窺わせる仕草で胸に手を当てる挨拶を向ける。〕
どこへ行くのだい…よければご一緒しないかね。
〔水桶を持つすてらの手元を見遣ると…じっと視線を向けて見詰め〕
[掛けられた声に怪訝に振り返るが、目の前の男にあからさまに助かったという安堵の表情を浮かべ]
おお、これはこれは。
また新たな村人に出逢うことになるとは思わなかった。
今、水を汲んで大所帯の小屋に帰る途中じゃ。
他の者もおる故、お主も来ると良い。
魚と果実もあるから腹も満たされよう。
ああ、わしの名は「すてら」じゃ。
…のぅ、お主…この村には詳しい方か?
庭のある小屋じゃ、人が5人で狭さを感じる程の大きさ。
わからぬかのぅ?
[水が溢れぬように気を払いながら桶を持ち直し、男へと問いかけ]
〔幻術師は、濡れも大分落としきった歩みをマイペースですてらの傍へと寄せる。本来饒舌でも無口でもない、気紛れな男だが相手につられて訥々と…しかし呈された言葉を咀嚼する様子で口を開き始める。〕
…宜しく頼むよ。すてら。
〔猫背気味に相手の面持ちを覗き込む。その安堵の深さを知ると、納得したように頷いた。〕
そうかい。…有難う…お邪魔させて戴くよ。
ボクは村内の様子だけは見て回ったけれど…
まだ人には3人しか出会っていないのでね。
キミで4人目…そういうことさ。
〔…助かるよ、と男は口にする。すてらが言う小屋は、心当たりがなくもなく…案内できそうだと言わんばかりの素振りで顎鬚を撫でた。〕
――依頼してほしいけれどね。すてら…それをボクに持てと。
〔持つのが大変そうに見える桶。もう一度、すてらの瞳とそれをへ視線を往復させて促し〕
うむ、宜しく頼む。
まだまだ不慣れな身ゆえ、助けを借りることもあるだろう。
[今が正にその状況なのだが、それは口にはせずに隣に並ぶ男と歩調を合わせ]
そうか、わしは結構会ったぞ。
お主で………7人目じゃ。
小屋へ着いたら、知っている者もそうでない者も居るであろう。
小さな小屋だからぎゅうぎゅうと鮨詰の様になりかけておってのぅ、
怪我人もおるのでそろそろ他の小屋への移動も考えねばならぬ。
村の中には何処か、大きめの建物はないじゃろうか?
[神妙に呟いてヒューバートを見遣り、歩む先は彼の歩に預けている様子で。桶について言及されると瞬きをし、口角をあげ]
会うたばかりの人間に荷持ちをさせる程落ちぶれてはおらぬ。
それよりもわしもお主が名乗るのを待っておるのじゃが…。
[昨日よりも人の気配がする村を、こっそりと見回している]
魂が安らげる地……ね。
[今まで受けてきた仕打ち、自らの行動、安寧とはほど遠い日々を顧みて]
そんなものがあるはずがないのに。それでも……
[川岸で会った不思議な魚屋と交わした言葉を思い出す。ほんの一瞬の会話だったが、それでも心に楔が打ち込まれたように思えて]
[自嘲ぎみに笑い、とうに諦めたはずの人の温もりを求め、一歩ずつ村の中の建物へと近づいていく。だがやがて足が恐怖で竦み、歩調は重くなり、やがて動かなくなる。汗は滲み出て、震えが身体を支配するのがわかる]
[大きくかぶりを振って、村の外へと向きを変え]
ここまでが限界か……行こう。
[離れる時には足取りは軽やかに。そのまま脱兎のごとく*森へと走り去った*]
…それはまったくボクの台詞さ…
助けてくれよね、ちゃんと呼ぶから。
〔じぃ…とすてらの瞳を覗きこむ眼差しから、男はやがて探る色合いを消す。手にしていた杖と串焼きの鮎とを腰帯の物入れに挟み込み〕
分かれて住んだって、構わないと思うがね…
まあ慣れるまでは、東の洋館を使えばいいさ。
〔依頼の強請りを断られると、細身の男は居ながらにして少しばかり気配を薄くする。億劫そうに身を屈めると、両手を伸ばして…すてらの手から桶をそっと奪おうと力を込める。〕
…ボクは、名乗ることを望んだ憶えはないんだけどもね。
〔…陰鬱な、地を這う声音。やがて共に歩き出す。〕
わしに出来得ることならば、その時は助力しよう。
呼ばれても困らぬように地理を覚えねばならぬ。
此処に着てから課題だらけじゃ。
[桶を引かれると一度は手に力を込めて留めるが、中の水が溢れては元も子もなく。やれやれと小さく溜息をつくとそのまま重みを彼に託すことにする。じとりと彼の目を覗き]
全く…強情な男じゃ…。
[不貞気味に呟く声は何に掛けたものか]
わしは望んでおるぞ、主の名を。
何か隠す理由でもあるのか?ならば無理強いはせぬ。
じゃが、呼ぶことができぬということは何かと不便でかなわん。
[そこまで呟いて、そういえば小屋に留まる青年はどうなっただろうかと男の持つ桶の水面へと目を落とし。すっかり軽くなった両手が何処か居場所に困り、背に回して指先を組む。そのまま男と共に歩き、*目的の小屋まで辿り着けるかは今は未だ判らず*]
…アハハ。すてらは方向音痴なのかね?
〔問いの語尾へ抑揚をつけて、桶を奪いながらすてらへと笑みを向ける。溜息を気にするでもなく、瞼で頷き〕
…そう呼んだっていいのに。
――では、ボクは柳だ…"Willow"。
それでよくなければ、ヒューバートという名がある。
〔すてらの問いに、その場で総て答えてしまうことはしない。道中に、名乗らない理由について脈絡なく一言だけを漏らす。〕
…好みの問題。
〔名乗られることも、悟られることも魔法使いは拒まない。
同道者と共に小屋に到着すると、新たな出会いに大いに喜んでまだ見ぬ人々と*交流を始めるのだろう*。〕
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新