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――川辺――
……ふむ。まあ、ぬしにも用事はあろうて。
[呟いて半紙を敷いた篭を取り、残った塩焼きを収めていく]
ひい、ふう、みい……まあ、一人に二本は当たるか。
さて、と。あやつは目を覚ましたのか、否か。さてはて。
[手桶で川の水を掬って火に掛け、家の建ち並ぶ方へと歩き出した]
――小屋への途上――
[何かを運んでいるらしき後ろ姿。よほど量が多いのか大切なものなのか、しっかり抱えているようだった]
ん。そなた……。
ふむ、シャーロット、か。何をしておるのじゃ。
[呼びかけて、小屋の戸口へ近づいていく]
[ほぼ同じタイミングで二方向から声をかけられ、苦笑]
[老人をちらと一瞥し、小屋の中を覗き込む]
……ずいぶんと手狭になったことで。
[言ったところで老人の声][「名」を呼ぶ]
[表情が変わる][緊][腰の隠しへ手を伸ばし]
──お前は誰だ。
[冷えた声音]
[戸を開けた所で変わる緊迫の空気。一つ、息を吐き]
――…娘、事情は判らぬが落ち着かれよ。
わしは諍い事は好かぬ。
これ以上怪我人が増えるのもごめんじゃ。
[中の銀髪の青年を顎をしゃくって示し]
――小屋の前――
[中から聞こえてきた誰何の声にえへんえへんと咳払いする。シャーロットの緊迫した雰囲気にもまるで気を張らぬ様子で答えた]
儂か?
見たとおりのそのまんま。モーガンじゃが。この村には古ぅから住まっておるよ。
アーヴァインめは阿呆な事をぬかしておったがな。
まだ集まっておらぬとか、この村が無人じゃとか。
なに、奴には見えておらんのよ。この世界の本質がな。全ては一であり一は全てに通ずる、ということをな。
気にしなければ…と言うよりも、気になってしまうのです。
[腕を組んで考える姿に、私は素直な心情を述べる。
横になっている者の妨げはしたくはない。それは自分が常にそうあって欲しいと願うから。]
話している間に…。余程お疲れなのでしょうか?それとも――
[微かに鼻腔を擽る血の匂いがして。私は一瞬だけ最悪な状態を思い描くけど。眠るという言葉をありのまま受け取る事にして。]
そうですね…。目が醒めたら、何か食べるものを差し上げた方がよろしいかと。
――安住の地の事については、私もすてらさんと同じく、風の噂にて誘われし者です。噂以外何も知らないので…。
[と、会話をする内に、外から視線のようなものを感じたけれど。思った次の瞬間、目の前の人がすたりと戸を開けたので。私はその成り行きを、ただ静かに見守るだけに*徹した。*]
[女の言葉に些か戸惑った表情を浮かべ]
初対面であるはずの人間がいきなり名を呼べば、警戒するのは当然だろう。
[隠しへするりと手を忍ばせ──欠けた刃でも無いよりはマシ]
[しかし、次の老人の言葉に僅かに力を抜いた]
この村の民か?
村の民がなぜ私の名を知っている。
[自らの言葉に独り小さく頷いた]
然様。この世界は全てのうちの一であり、しかし同時にこの一が全てに繋がっているのじゃ。
いずくから来たるも自由、いずくへと去るも自由。
あらゆる可能性は全ての事柄においてその内に含まれておる。
儂がここに居る、というのは唯の方便に過ぎぬのじゃ。
そしてそなたらがここに居る、というのもな。
[十姫の腕から動かなくなった魚を取り、手にした小刀で鱗と腸を除けて枝の上に置いて、両の手を魚へとかざす。やがて魚の表面の色が変わり、香ばしい匂いが鼻をつく。頃合を見計らい、魚を両手で持って、齧りつく]
あの人たち、集落の住人……だよね?
[咀嚼しながら、先刻の人々のことを考えていた]
[シャーロットの詰問に破顔し、快活に笑い声を上げる]
ふ、は、は、は、は――。
それは至極真っ当で、しかし当を得ぬ問いかけじゃな。
何故なら、儂はそなたを『知っておる』。
同じようにそなたも儂を『知っておる』。
名は体を表す、というが正にこの言葉は言いえて妙なのじゃよ。
世界の本質とは“名前”。呼び名それ自体に本質が宿る。
そのからくりを知っておれば、仮初めの名を見抜く事などは手品の内にも入らぬ事じゃて。
そうか。
わしはどうもその辺りの配慮が利かぬ。
[声を潜めることに努め、ちゃんと碧雫に伝わったかはわからない。調節をしすぎてあまりに小さな声になっていたかもしれず]
先程、扇子と呟いておったから恐らくは大丈夫じゃ。
誰か治癒できる者が居るといいんじゃが…
何にしてもこれから、わし等は仲間じゃ。
仲良くしてくれると嬉しい、碧雫。
[振り返り、碧雫に歯を見せて笑いかけた。]
つまり――何某かの本質そのものならずとも、その一端を垣間見れば、名はおのずと知れる――そう云う事じゃな。
何となれば、ほれ。
そこの白皙の青年に、呼び名を見出してやろうか?
シャーロットにせよ、すてらにせよ、妙齢の娘御なのじゃし。名も呼べぬでは不便で仕方あるまい。
[と笑い、彼女が顎先で示した銀髪の青年に視線を投げた]
私はお前など知らないが──。
[しかし、手は隠しから離れ]
お前も、何らかの術師……と言う訳か?
先ほどの奴等と言い、本当に妙な人間ばかりが集まるものだ。
[言うと、興味を失ったように小屋へと入った]
食え。こんなものしか持って来られなかったがな。
[芹菜へ果物をひとつ手渡すと残りは適当にばらばらと置き、小屋の隅に腰を落ち着ける]
狭いな。
[呟いて眉を顰めた]
ほぅ…初対面であったか。
それは面妖な話じゃ…。
[モーガンの紡ぐ言葉にこてりと首を傾け]
…爺よ、わしの名前も知っておるのか。
ほんに、面妖なことじゃ。
わしは難しい話は頭に入らぬ。
番人から聞いたことにでもしておくのがよい。
ささ、爺も入れ。霧が濃いと体が冷える。
[手招きをし。随分と狭くなった小屋の中、シャーロットの言葉に思わず頷いた。]
狭いのぅ。
集会場には向かぬ、後でまた小屋を探し
幾人かで分かれて寝床にするといいじゃろう。
[果実はしっかりと一ついただき、齧り付く]
まあ、良かろう。所詮は儂の言葉など、諸行無常の理に比すれば大海の前の砂粒にも劣るはかなき力に過ぎぬのじゃし。
……と、そうそう。これを持って来ておったのじゃ。食うと良い。
鮎の塩焼きじゃよ。まだ温かいはずじゃよ。
この人数でも充分なだけはあろう。
[右手に提げた籠を突き出し、小屋に半身を入れて適当な台の上に置いた]
あー、少し聞きたいことがあるんだが。
「案内人」や、そこで寝ている男の「名」とは、
……何の話だ?
[老人の出した籠には手を伸ばさず、果実のひとつを取ると一口齧りつつ、問うてみた]
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