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〔内包する貌数多な女の、精一杯の、精一杯の演技。
親しき表裏一体の影へと告げた、"感情でついた嘘"。〕
…く…、何故私は、お前の為に自らを守ることができない…っ
〔柔らかな繊細な、時に人を奏で鳴かせる指は――
今は自らへの噴き上がるような怒りに*握り締められて。*〕
――回想・B2F"Red"floor――*
――2F Blue floor――
[グラスへ注がれるペリエの水の音と同じくして、気泡の如く青年の意識も浮き上がる。此方の世界と繋がると同時に耳を劈く爆音にはまだ慣れない。一瞬煩わしげに眉を寄せるが焦点の合わぬ目で遠い天井を仰ぐとクツ、と喉の奥を震わせて込み上げてくる衝動を噛み殺し]
"StiweardShip" ラッセルが「時間を進める」を選択しました
――B1F・"Black" floor――
……ふむ。そうか。
[幹部からの入電は知っていたものの、彼の太い指はメダルゲームの小さなタッチパネルには適応しないのが常である。仕方なく、男は一番大きな音が響く密室―爆音のパーティが開かれている場所―で情報を聞くことにしたのだ。]
アーヴァインが…な。そうか。
まあ、あやつも一人前になるのだから、まあ自力で何とかできるだろうて…。
あやつがもし、命を落としたら……
その時は、儂らも本気を出さねばならんだろうな……。
[重低音が響く中、老戦士はグイと水を飲み干した。]
[ぎょっと身を竦ませるバーテンに指先を空に泳がせてなんでもないとサインを送ると足を組み直し、目を細めるのはネオンの閃光の為か、それとも湧き上がる愉楽のものか…]
Ah...そういうこと、なのかな…?
…やっぱり飾られた言葉の羅列は頭が痛くなる程嫌いだよ…
…容れぬ者である貴方と言葉を交わすのは
意外なことに愉しいとすら感じることも多いけれど…
同時に意を汲むのにとても労力を遣う。
一晩もかかるようなパズルは遣り甲斐があるけれど、
頭を使う作業は苦手なんだ…。
始まりの部分が違うのだと思っていたのだけれど…
ひょっとすると幾つもの分岐の末の結果であって
奥底に在るものは似ている存在なのかな?
僕の勘違いと貴方の真意はとても紙一重じゃないかって…感じるから。
[その場にはいない相手へと僅かながら胸の内を吐露する表情は通例のそれとは違い、何処となく温柔な様子もも垣間見えるもので。]
――翼休めし場所――
[Blue floorを後にした女が辿り着いた場所は、フロアを移動する為に利用される階段の影か、はたまたフロアの一角か。]
[喧騒漂いしかの場所であっても、しかし彼女にとってそこは安住の地。死の香りを常に漂わせし日々から僅かに開放されるその場所で、悩める薔薇はひととき瞳を伏せる。]
[一夜限りの契約、包み込む腕(かいな)の温もりに包まれ、愛憎哀で満ちた杯を抱えながら]
[音の渦の中、DJが流す曲に合わせて頭を振る者達を見ながら、バーテンダーにつぶやく。]
……随分とイキの良いヤツらが居るな。
純粋な生命力と暴虐的な力、両方を持ち合わせる者どもが。
もし儂が全力で「出動」せねばならないのなら、
きゃつらの力でも借りるとするか。
はあっはっはっはっはっ!!
[爆音をも押し返すダニエルの笑い声に対し、バーテンダーは、口元を歪める笑みで返す。
群衆は、DJに向かって狂気に満ちた「おしくらまんじゅう」を開始していた。中には、群衆の上を転がり進む者まで現れる始末。殴り合い、絶叫、振りかざされる腕、ヘッドバンギング。フロアには、巨大な力が渦巻いていた。]
……まあ、災厄は訪れん方が良いのではあるが……な?
[それだけ、念を押す。
ミネラルウォーターの礼を告げると、男は"DIRTY LOUD PARTY"と銘打たれたイベントの会場を後にした。]
――B1F・"Black" floor → 2F・"Blue" floor――
[緩く吐息を零すと鳴り止まないBGMに表情は忌々しいものを見た時と同じ物へと変わり、小さく舌打ちした]
…だからどうという訳でもないけれど。
ああ、忌々しいよ…心の底から、この音楽が。
この音から逃れたくて本来容れる筈のない言葉まで
耳に受け容れてしまう。
/*
8人に対してやっぱりフロア数がちょっと多いかな…。
始まったら積極的に相手探しに行く人もいるだろうけど
偶然に鉢合わせるのもなかなかに大変そう。
――2F・"Blue" floor――
[入り口で、フロアをぐるりと眺める。
のったりとしたスピードで、緩慢な動きをする男女の群れ。
先ほどの狂気に満ちた群衆とは異なるエネルギーの渦。]
ふうむ……。
[豊かな顎髭を撫でながら、男は考え込む。]
奴らには、「力」があるのか……?
生命力、暴虐な力。
……先ほどよりは、ありそうにはとても見えぬのだがな。
まあ、いい。
「質」はやや落ちるが、「量」は負けんな。
[ぽつりと自答した。]
――2F "Blue" floor・バーカウンター――
〔脚運ぶ"Blue"は、昂ぶった神経を鎮めるには良いフロアだった。半ば音の割れたようなヴォリュームで流される音楽も、今は鼓動に準えられるものと漠然とではなく知っているものであり〕
……ラッセル。
〔かつとフロアの床へ革靴の音を鳴らして、男装の女が執事たる青年へと声をかける。彼が振り向くのを待ってから、微かに眉を顰める、併し常親しい者へと向ける笑みに唇の端引いて…〕
昨夜は、…済まない。
〔言葉はそれだけ。含まれるのは、彼の身を案じる余り誤解をそのままにしたことと、その考えが間違っていたこと、彼の好意を無にするような真似をしてしまったこと――そんなところかもしれず〕
/*
ここでいっちょまとめてみます。
突発キャラなので、アイデアまとめるのに時間かかりました…orz
【"Sledge-Hammer" ダニエルの能力】
・"Sledge-Hammer"
その名の通り、巨大ハンマー。
身体の一部をハンマー状に変化させて対象を殴る。
・"Ultimate-Cannon"
右腕が大砲に変化する。("Sledge-Hammer"との併用は不可)
砲弾は何でも可。人間を砲弾にすることも可能。
生命力と暴力性の高い人間であればあるほど、その威力は大きい。
・"Banzai-Attack"
全身を"Sledge-Hammer"モードにして対象に突撃する。
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