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……
何故知りたいのかと訊けば、また「分からない」と答えそうだな。
[膝に触れる麗人へと、僅かに上体を傾けて、囁く。]
自分は嘘をつかない。オードリー。
そして好きか嫌いかは……君が決めることだ。
[その眼が細められ、静かな熱を帯びる。]
何を知りたい。
自分が裏切っているかどうかか。
それとも、君の獲物とするために情報を得たいのか。
…アッハ。解らなくはないんだ。
絞れないだけなのだからね。
――並べ立てたら、照れてみせてくれるかい?
〔にたりと底意地の悪い蛇の如き笑みを広げる。影の頬へ落ちかかる黒髪をちらと見遣ってから、膝へ乗せた手指を移ろわせてその毛束の先へ触れようとし――〕
…それもまた嘘かもしれない…とは、
如何やら今は思わないようだよ、ジーン…有難う。
ああ。私はいつだって自分で決める。
矢面に立つことが、私の誇りなのだからね?
──触れるな。
[髪に触れようとした手を掴む。
振りほどくのも容易な、だが、しっかりとした拒絶を乗せて。]
…他愛無いことさ。
〔ゆらんと紅髪を揺らす。胡桃色の瞳は闇色の其れへ深い興味を示して…何時の間にか寝起きの気だるささえ忘れていて〕
…ちゃんと夢に見てくれたのかどうかとか…
ミネラルウォーターを2本、なんて
どんな顔でオーダーしたんだろ…だとかね?
〔ふくりと笑みを燻らせる。〕
…私が君を獲物とするのなら、いまこんな話をせずに
悩める女の貌で閨へ誘いをかけるよ。…陳腐だけれどね。
[蒼白い顔からは微笑が消え、硬質な無表情に取って代わる。
それでもその眸は激しい輝きを宿して、女の瞳を覗き込む。
覆い被さらんばかりに顔を寄せ、強い囁きを送る。]
自分は夢を見ない。
――、…
〔常の如く、此方の触れには躊躇もなくて。そこを掴まれればびくん、と上体ごと揺れる。やがてゆるゆると緊張を解き…〕
…聴かせる鼓動がないからかね。
〔…そう口にした。必ずしも、言葉での応えを求めてはいない響き。掴まれた手はそのまま。〕
…ふむん。
〔ぐっと幽鬼の如き男の顔が寄せられると、此方の眼差しは愈々相手の本質を掴み出したい衝動に煌く。そして、少しばかり可笑しそうにして〕
――成る程。だから当の私があんな夢を見たのだね。
〔漸く腑に落ちた…と言わんばかりの、半ば癪がる独り言。〕
〔続く影との遣り取りに、先日の言葉が比喩でないらしい…と朧に感じていた通りであったことを知る。瞼で頷いて、掴まれた侭の手指が尚も触れたい…と訴えるように宙を甘やかに掻く〕
…そして、beatがこいしいのだね。…crybaby.
打てば響くだけのがらんどうではないよ、君は。
…私が耳でないところで聴いている君の声があるのは、
もう知っているのじゃないかね…ジーン。
[女の手を掴んだまま、なおも語りかける。
その手を振り捨てることも、立ち去ることも可能ではあったが何故かそうはしなかった。]
こいしい……
意味が分からないな。オードリー。
君は何も知らない。だが、知った気になっている。
でなれば、知ることができると信じている。
君が欲しいものは何だ。
〔影たる男の瞳へ、此方は何を映し見るか。
…ふと思い出したように、間近に囁きを置く。〕
…君は嘘をつかないんだったな。
私は、時に感情で嘘をつく。
…同じく、誤解を解かないままで済ませる癖もある。
いざとなれば、多対一の戦闘も厭わんだろう。
だが、いとしい君らを裏切ったりはしない。
…Gentleを自称して憚らない私の、これが真実。
…知らんのは君さ?わかろうとしないのだもの。
其処に居る君を、此処に居る私を。数多の魂を。
いつでも触れることができるのに、諦めている。
無論、私は信じているよ。
〔彼が此方に疑問を擁く、女にはそれが愉しい。そして、此方の本質は多分それなのだ。…聴いて、応える。言葉にも心にも。そして影に求めているのは――〕
尽きない問い…なのだと思う。
君はそれを持っているから。
〔たぷん、とミネラルのボトルを揺らして見せる。
これに詰ってるものがもっと欲しい、と付け加えたら…
また男はどんな問いをくれるのだろうか。〕
〔*此方の興味は尽きない。*〕
[覆い被さる黒い影の姿は、何も知らぬ者が見れば、麗人へ愛の囁きを吹き込んでいるかのように見えたかも知れない……実際に当人達の心中がどうであったかはいざ知らず。]
[影は暫し無言で麗人の答えを受け取り、沈思する素振りを見せる。瞳の光は失せぬまま、どこか遠くへと沈むように。]
なるほど。
自分は何も知らない。知る必要が無い。
[再び麗人の瞳に貫くような視線を向け、決然と告げる。]
何故なら、
『自分は。
ただ一振りの剣、
壁を穿つ為の、成型された炸薬、
握った銃に込められた、ただ一発の銃弾』
であるからだ。
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