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〔群集の醸す熱気に中てられることを愉しんでいるうちに、残り僅かだったグラスの中身は乾される。カウンター裡では、目端の利くバーテンが既に女の次杯を用意するところのようで…〕
…っふ。…よいコだね。
〔控えめに差し出されたグラスには、角砂糖を溶かしたアブサン。
無論このクラブでこの女に出されるものが復刻版などである筈もなく――此方はやさしく、老齢に差しかかろうというバーテンの白髪交じりの短髪を指の背で撫でつけてやり〕
〔――…そして、その反応を面白がりながら
グラスへと手を伸ばそうとした、そのとき。〕
……、
…アッハ。
〔何を感じたものか――胡桃色の瞳がすうと細くなる。
ルージュ彩る唇の端を、眼差し柔くやや慎重に引いて…〕
……
『――…見ているのかい。』
『今。…』
〔グルーヴは時に甘く、時に唸り…女の声は何処へ届く筈も無い。
唇だけが動いて誰にか告げた、その理由は…直に訊かねば解らぬか〕
――1F・"Platform"――
[その一角にあるフロアの光すら届かない真っ暗なスペース
その完全な闇から音もなく現れるは純白のドレスに身を包んだ金髪の女性
その場違いなドレスを着た女性は周りの状況には一切目もくれずその場に現れた時と同じく音もなく唯一の扉から*姿を消した*]
ふと、思った
ユージーンの"闇渡り"って実は最強では無いのかと
戦闘モードだと同じ構成員にすら感知されなくなるっていうのはある種の反則的能力だよね
まぁ、そのための"探し出す者"なんだけどね?
ユージーンとの戦いは不毛になるか熾烈となるか楽しみだ
因みにユージーンと戦う事になれば一回目は回避してこちらの能力バラす予定
その上で二度目があれば戦うよ
〔ささやかなひとときは、幾許かの緊張と其れを
上回る親しさによって為されていたか。
ふぃと唇の端を引くと、今度こそグラスを手にして〕
…さて。逢えていないものが多すぎる…な?
明晩にでも、愛でて――
…否、…ご挨拶できると心楽しいことなのだけどもね。
〔短い連想の裡には、記憶しているリストへ上る名の
幾つかを、その面々の人柄と共に思い出しもしている様子で。
薫り高い暗緑色の酒を、半ば舐めるように口にする…〕
─1F "Platform"─
["Black"floorを映した画面が切り替わり、熱狂する観客が映し出される。]
[狂乱状態の観客達が、手を差し上げ、飛び跳ね、叫ぶ──
その隙間から覗くカウンターの、小さな人影が僅かに揺れる。]
[今階下で女が洩らしたその声を。
微かに動いた唇を。
聞こえる筈もなく見える筈もない。]
[だが、しかし、黒い男の笑みは一層深くなり、薄い唇は新月の形をなぞる。]
〔程好く肌が汗ばむ頃になると、酔いを自らに確かめる如く
…ゆうらんと大きな動作で紅髪を打ち振って風を通す。
何にか満足して、"呑むマリファナ""聖女の溜息"と呼称される
其の酒を顎先持ち上げて一息に乾し…ちろと唇の輪郭を舌に追い〕
――それではね、…もう行くよ。
引き止めない君がすきさ。…バイ。
〔無口なバーテンに目配せをひとつ渡して、カウンターを離れゆく。
向かう先は、人波越えた対岸の――階上へ此方を運ぶエレベータ。〕
――B1F "Black"floor バーカウンター→1F"Platform"─
─1F "Platform"─
[一際歓声が高くなり、人の波が激しく揺れる。
小さな人影はその後ろを横切り、波間に消える。]
[画面がまた切り替わり、シャウトするボーカルの顔が大写しとなった。]
─1F "Platform"─
[笑みを貼り付けたまま、カウンターへと歩を進める。
最初から「影」が姿を現したまま近付いてくるという椿事に、中のアーヴァインが一瞬虚を突かれたように目を丸くする。
黒い男は、そんなアーヴァインの様子にも全く表情を変えず、黙って両手をカウンターに乗せて軽く指を組む。]
─1F "Platform"─
〔コン、と抜ける電子音と共に、エレベータの扉は開く。
小さな雑踏と共に吐き出される男装の女は、たったひとつのフロアを昇る間に年端も行かぬ少年を口説いていたらしく…そのまだ幼い鼻梁へとくちづけ添えて別れるところであり。〕
…此処しかないかな…と思うのだよね?
〔小さくひとり言を唇へ乗せると、併し誰かを探す素振りもなく…
先刻まで自らが居たフロアの映像を流すモニター群のほうへと視線を向ける。その上で迷わず足を運ぶのは、フロアの端…アーヴァインが居るバーカウンターにて〕
――やあ…ご機嫌如何。
〔其処へ落ち着いたばかりといった風情の、幽鬼の如き黒ずくめの男へか…はたまた先頃昇格の沙汰があったと聞き及ぶ馴染みのスタッフへか声をかける。…おそらく双方へなのだろう。〕
〔ジーンの傍から一人分ほど空けたスペースへと、
女はカウンターへ上体を寄せる様子で〕
…背後かと思ったのだけれどもね。
案外遠くて驚いた…アッハ。
[何気ないふうを装いながら緊張を隠せないアーヴァインが、注文を聞こうとするのを遮り口を開く。]
Dum fata sinunt vivite laeti……
まずはおめでとうと言うべきだろうか、アーヴァイン。
[程なく近付いて来たオードリーには振り向かず、アーヴァインに視線を据えたまま]
レディに好みのものを差し上げてくれ。
〔影たる彼に水を向けられて、一瞬言葉に
詰るアーヴァインをちらと見遣る。
言葉を解するか否かは、おそらく誰も口にしない。〕
memento mori…と正直なところを
言ってはやれないのかね…ジーン。
…大分気構えが違ってくると思うのだよ?
[正面を向いたまま、黒い瞳だけが隣の女性に注がれる。]
……死は常に背後にある訳ではない。
時には目に見える形でも現れる。
[低い声に揶揄う色が混じる。]
〔声はかけるも、視線は未だ互いに交さない。〕
レディというのが私のことならば、
――ベイリーズミルクを。少し喉が渇いた。
アーヴァイン。
当分はからかわれると思うけれど…ほんの短い間さ。
君は君であることを証立てろ。
向いてるか向いてないかではなく――
やるかやらないか、なのだからね。
〔カウンター裡へ言葉を渡して、
程なく呈される甘きカクテルを貰う。
影へミネラルが供されるのは、その後か〕
…あはん。背後でなく隣というわけなのだね。
…――アレは、では君だと思っていいのかい。
……君が、そんなふうに笑うのを見るのは愉しいよ。
〔傍らの気配が含み笑いに揺らぐと、漸く視線を向ける。
カウンターへ片肘を乗せて半ばに向き直り…グラスを浅く掲げ〕
――久しぶり。
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