264 年末年始のばおばぶ村 特別編
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【独】 詐欺師 ＴＫ
恰好をした。皆が笑った。
「おい饅頭《まんじゅう》、饅頭！」
ずウと隅《すみ》の方から誰か大声で叫んだ。
「ハアイ……」こんな処ではめずらしい女のよく通る澄んだ声で返事をした。「幾《なん》ぼですか？」
「幾《なん》ぼ？ 二つもあったら不具《かたわ》だべよ。――お饅頭、お饅頭！」――急にワッと笑い声が起った。
「この前、竹田って男が、あの沖売の女ば無理矢理に誰もいねえどこさ引っ張り込んで行ったんだとよ。んだけ、面白いんでないか。何んぼ、どうやっても駄目だって云うんだ……」酔った若い男だった。「……猿又《さるまた》はいてるんだとよ。竹田がいきなりそれを力一杯にさき取ってしまったんだども、まだ下にはいてるッて云うんでねか。――三枚もはいてたとよ……」男が頸《くび》を縮めて笑い出した。
その男は冬の間はゴム靴会社の職工だった。春になり仕事が無くなると、カムサツカへ出稼《でかせ》ぎに出た。どっちの仕事も「季節労働」なので、（北海道の仕事は殆《ほと》んどそれだった）イザ夜業となると、ブッ続けに続けられた。「もう三年も生きれたら有難い」と云っていた。粗製ゴムのような、死んだ色の膚をしていた。
漁夫の
【独】 詐欺師 ＴＫ
仲間には、北海道の奥地の開墾地や、鉄道敷設の土工部屋へ「蛸《たこ》」に売られたことのあるものや、各地を食いつめた「渡り者」や、酒だけ飲めば何もかもなく、ただそれでいいものなどがいた。青森辺の善良な村長さんに選ばれてきた「何も知らない」「木の根ッこのように」正直な百姓もその中に交っている。――そして、こういうてんでんばらばら［＃「てんでんばらばら」に傍点］のもの等を集めることが、雇うものにとって、この上なく都合のいいことだった。（函館の労働組合は蟹工船、カムサツカ行の漁夫のなかに組織者を入れることに死物狂いになっていた。青森、秋田の組合などとも連絡をとって。――それを何より恐れていた［＃「それを何より恐れていた」に傍点］）
糊《のり》のついた真白い、上衣《うわぎ》の丈《たけ》の短い服を着た給仕《ボーイ》が、「とも」のサロンに、ビール、果物、洋酒のコップを持って、忙しく往き来していた。サロンには、「会社のオッかない人、船長、監督、それにカムサツカで警備の任に当る駆逐艦の御大《おんたい》、水上警察の署長さん、海員組合の折鞄《おりかばん》」がいた。
「畜生、ガブガブ飲むったら、ありゃしない」―
【独】 詐欺師 ＴＫ
給仕はふくれかえっていた。
漁夫の「穴」に、浜なす［＃「浜なす」に傍点］のような電気がついた。煙草の煙や人いきれ［＃「いきれ」に傍点］で、空気が濁って、臭く、穴全体がそのまま「糞壺《くそつぼ》」だった。区切られた寝床にゴロゴロしている人間が、蛆虫《うじむし》のようにうごめいて見えた。――漁業監督を先頭に、船長、工場代表、雑夫長がハッチを下りて入って来た。船長は先のハネ上っている髭《ひげ》を気にして、始終ハンカチで上唇を撫《な》でつけた。通路には、林檎やバナナの皮、グジョグジョした高丈《たかじょう》、鞋《わらじ》、飯粒のこびりついている薄皮などが捨ててあった。流れの止った泥溝《どぶ》だった。監督はじろり［＃「じろり」に傍点］それを見ながら、無遠慮に唾をはいた。――どれも飲んで来たらしく、顔を赤くしていた。
「一寸《ちょっと》云って置く」監督が土方の棒頭《ぼうがしら》のように頑丈《がんじょう》な身体で、片足を寝床の仕切りの上にかけて、楊子《ようじ》で口をモグモグさせながら、時々歯にはさまったものを、トットッと飛ばして、口を切った。
「分ってるものもあるだろうが、云うまでもなくこの蟹工船の事
【独】 詐欺師 ＴＫ
業は、ただ単にだ、一会社の儲仕事《もうけしごと》と見るべきではなくて、国際上の一大問題なのだ。我々が――我々日本帝国人民が偉いか、露助が偉いか。一騎打ちの戦いなんだ。それに若《も》し、若しもだ。そんな事は絶対にあるべき筈《はず》がないが、負けるようなことがあったら、睾丸《きんたま》をブラ下げた日本男児は腹でも切って、カムサツカの海の中にブチ落ちることだ。身体が小さくたって、野呂間な露助に負けてたまるもんじゃない。
「それに、我カムサツカの漁業は蟹罐詰ばかりでなく、鮭《さけ》、鱒《ます》と共に、国際的に云ってだ、他の国とは比らべもならない優秀な地位を保っており、又日本国内の行き詰った人口問題、食糧問題に対して、重大な使命を持っているのだ。こんな事をしゃべったって、お前等には分りもしないだろうが、ともかくだ、日本帝国の大きな使命のために、俺達は命を的に、北海の荒波をつッ切って行くのだということを知ってて貰わにゃならない。だからこそ、あっちへ行っても始終我帝国の軍艦が我々を守っていてくれることになっているのだ。……それを今｜流行《はや》りの露助の真似《まね》をして、飛んでもないことをケシ［＃
【独】 詐欺師 ＴＫ
「ケシ」に傍点］かけるものがあるとしたら、それこそ、取りも直さず日本帝国を売るものだ。こんな事は無い筈だが、よッく覚えておいて貰うことにする……」
監督は酔いざめのくさめ［＃「くさめ」に傍点］を何度もした。
酔払った駆逐艦の御大［＃「御大」に傍点］はバネ仕掛の人形のようなギクシャクした足取りで、待たしてあるランチに乗るために、タラップを下りて行った。水兵が上と下から、カントン袋に入れた石ころみたいな艦長を抱えて、殆んど持てあましてしまった。手を振ったり、足をふんばったり、勝手なことをわめく艦長のために、水兵は何度も真正面《まとも》から自分の顔に「唾」を吹きかけられた。
「表じゃ、何んとか、かんとか偉いこと云ってこの態《ざま》なんだ」
艦長をのせてしまって、一人がタラップのおどり場からロープを外しながら、ちらっと艦長の方を見て、低い声で云った。
「やっちまうか※［＃感嘆符疑問符、1-8-78］……」
二人は一寸息をのんだ、が……声を合せて笑い出した。
詐欺師 ＴＫ
本日まだ発言していない者は、天才拳法家 アミバ、包帯の子 ニッキィ、招き猫 ちっぽ、駆け出し幻術士 ティー、バーチャルボーイ商人 ニンテン、パジャマ ジェリ子、以上 6 名。
ディーバ ビヨンチェ
>>47下act ブレンダ
妹かなー？ワタシよりもっと太ってなかった？？
>>55 TK
TKの全盛期の映像とか観ていたわーっ
顔色悪くなったわね。
みんなさすがに大変そうだわねぇ
年末進行ってヤツね！
包帯の子 ニッキィ
色々把握(コンプレクシオー)
●<<天才拳法家 アミバ>>
▼<<本場アメリカン ジャモジさん>>
◆<<遊び人 ヅョニー>>
▲<<パジャマ ジェリ子>>
天才拳法家 アミバ
■１．おまえんち おせちつくる？
心配するな。
おれは天才だ。おれに不可能はない！！
■２．内容はどんな感じ？
心配するな。
おれは天才だ。おれに不可能はない！！
■３．おまえんちにしか入ってないものある？
心配するな。
おれは天才だ。おれに不可能はない！！
■４．創作おせちでもつくれよ
心配するな。
おれは天才だ。おれに不可能はない！！
■５．モチも3日目、もう飽きた。
おすすめ変わった食い方
心配するな。
おれは天才だ。おれに不可能はない！！
【赤】 天才拳法家 アミバ
む！
しかし、呪狼や憑狼はまだいいが、知狼は間違った漢字に変換すると恥ずかくなるな。
まさかマルコがそうだとはな……
【赤】 天才拳法家 アミバ
□１．今日吊られる不運な人予想
非ＳＧジョージ。
おまえのことは忘れない……
□２．エロ兄貴社長とカナビス、墓下ふたりきりの行方
鬼の哭く街カサンドラに向かったと聞いた。
□３．照坊主予想
ハゲだからジャモジかと思ったが、まちがったかな……
ならばヅョニーだな（体型的な意味で）。
□４．おさかな予想
さかなさかなさかな〜
さかなを食べると〜
あたまあたまあたま〜あたたたたたたたた、たまぁっ！
……ニッキィだ！
□５．ズバリ恋に落ちるのはこの二人！
トモミィとＴＫが再燃できるように願っておいてやろう。
駆け出し幻術士 ティー
■１．おまえんち おせちつくる？
実家でっ作ってますも！ ティーはみてるだけーですも！
■２．内容はどんな感じ？
最近はだいぶ少なめになってきましたも。縁起物の意味合いだけですも
■３．おまえんちにしか入ってないものある？
多分ごくふつーのおせちですも！
■４．創作おせちでもつくれよ
ティーが作ったらカレーになるですも
■５．モチも3日目、もう飽きた。
醤油と大根おろしで食べるですも（ありきたりですも^^;）
天才拳法家 アミバ
それでは、おれの天才的な推理で狼を突き止めてやろう。
【湯木佐知子】
ふむ、これでは聞き覚えがないという者も者も多いだろう。
では、これならどうだ！！
【ささやき女将】
……そうだ、あの食品偽装事件で一躍有名になった船場吉兆の女将だ。
前の客の食べ残しを、次の客に使い回すという絶大な黒要素を、
『頭が真っ白になって……』
という白アピールで誤魔化そうとしたが、アドバイスの指摘を間違って表ログに投下してしまった。
テレビに堂々と流されたあのささやきこそが、実は赤ログ誤爆だったんだよ！！
天才拳法家 アミバ
加えて注目すべきはその愛称に隠された暗号だ。
【ささやき女将】
↓
【ささやきおかみ】
↓
【ささやきおおかみ】
↓
【ささやき狼】
そう、こんなにところに正体を示す証拠が！！
（な、なんだってーーーっ！！）
もう分かっただろう。
あの女将こそが現代の人狼だ！！
▼ささやき女将
これで１狼吊れる。天才のおれに感謝するがよい！
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