ウサ･･･ギ･･･ノ････
ニンギョ･･･ウヲ･･･
サガシ･･テルノ････

アラ･･･サ･･･
････ナイデ･･･

19XX年XX月X日

明日はいよいよ手術････

私はものすごく不安でいる･･･

でも肝心のウサちゃんがいない･･･

病室を移ったからとき･･･？

どこで失くしたんだろう･･･

不安で怖い･･･手術したくない･･･

ウサちゃんどこなの･･･？

ユウナギさんと**さんの幽霊対決！？

通り過ぎたら
ずるっ、ぺたっ、ずるっ…と背後から這い上がって来る様な音が聞こえ、振り向いても誰も居ない。

二階につくと、同じような病室が行儀良く並んでいる。
手前の二部屋以外は打ち付けられて開かないようになっています。
手前からにしましょうか…

[すぐ近くの病室のそばに立ち、誰かが開けるのを待っている]

病室の扉は硬く閉ざされており、押しても引いても扉はびくともしません。

あら、開きませんか…？
おかしいですね。

アナスタシアがドアに手を伸ばした瞬間。

「やめろ、来るなっ！や、やめ…うわぁぁぁぁ！！！」

今まで開かなかった扉はあっさり開き、正面の壁際に血まみれになった男が横たわっている。
入り口にはKEEP　OUTと書かれた黄色いテープが張られており、男の周りを囲うように白いテープが貼られている。

二つ目の病室には、乱れたベッドと椅子、小さな冷蔵庫が置いてある。

冷蔵庫の中には生首が…
良く見るとマネキンの頭部だと分かるだろう。

ナースステーションと書かれたカウンターの前まで来ると、ピーピーピーとナースコールが鳴り響いた。
中には大人数用の机と椅子が並び、起動したままのパソコンが置いてある。

パソコンを調べると、ナースステーションにいる自分達と、部屋の隅に包丁を持った人が映っている。
振り返って見ても誰も居ない。
パソコンをもう一度見れば、包丁を持った人は消えているだろう。

[食堂の入り口は自動ドアになっていて、ドアが開かないように少し離れた位置で立ち止まった。]

テーブルと椅子が部屋の隅に寄せて置いてあり、食器返却口と受取口と書かれたカウンターがある。
良く見れば、カウンターの上に割れた食器が何枚かあるのと、床にネズミのミイラが転がっているのに気付くだろう。