742 【変身ヒーロー村】NEXT
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SM_04は、見物人 を希望しました。
( 16 ) SM_04 2011/09/04(日) 16:33:06
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―― 郊外 ――
[何故、と。 男は、そんな言葉を問いかけた。]
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( 17 ) SM_04 2011/09/04(日) 16:35:48
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[姿を変えた女が、リコイルスタータを引いてから3分。 ガソリンの臭いは、蔓延る死の臭いに塗り潰された。]
…………。
[為す術無く殺された者、変化に驚いた者や、恐怖した者。 中には、NEXTであった事実に、怒りを覚えた者もいた。 最も攻撃的な者は銃を握り締め――腕ごと刎ねられていた。
残ったのは一人。 足を殺ぎ落とされ、死んでいった者のどれとも違う目で 暗闇の只中、チェーンソーを握りしめる篝―― つい先程まで篝だったものを、見つめている。]
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( 18 ) SM_04 2011/09/04(日) 16:47:59
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[男の傍らで、別の男がぴくりと動いた。 女は流れるように視線をそちらへと向ける。 死に体が腕を伸ばした先は――もう一つの自分の腕。]
『――やめるんだ! 篝さん!!』
[腕には掌。掌には握り締められたままの銃。 制止は女に届かない。
偉業と化した殺人鬼は、幽鬼のように歩を進め 残った最後の一本も――刎ね飛ばした。
迸る悲鳴に動じる様子も無く、作業のように淡々と 翻る秒速20mの刃は、死に損なった男の脳天を轢き潰す。
頭蓋をひび割る甲高い音が、部屋に浸み渡っていた。]
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( 19 ) SM_04 2011/09/04(日) 16:54:47
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[チェーンソーは動力を停止。 唸り声を鎖し、女の手にぶらりと垂れ下がる。]
――――。
[ほんの僅か、生き残った一人に顔を向けた。 表情の分からない貌は、女の思考を読み取らせない。 最期の男はそれでも歯を食い縛り、見つめ続けた。
同僚の死。大勢の犠牲。 向けられる瞳は、先程とは別の感情に彩られ始める。
――だが、女は呆気なく背を向けて 何事も無かったかのように、 ワンピースとエプロンドレスへ手を伸ばした。]
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( 20 ) SM_04 2011/09/04(日) 16:58:48
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[――銃を向けられた、と気付いたのはいつだったか。 破裂音とほぼ同時、女は肩口を穿たれた。
肉を貫かれ、湧き出る液の色は赤とは取れぬいろ。]
…………。
『はっ…………はっ、』
[女は、振り返りさえしない。 痛んだ体を、掌でなぞる。
――銃を向けた男は。 闇から生えた幾重かの刃に、串刺されていた。]
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( 21 ) 守川 篝 2011/09/04(日) 17:01:40
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――――。 おやすみなさいませ。ミスター。
[一言呟けば、女の変身は解け 宙に縫いとめられていた男は、地に堕ちた。
女は顔を上げる。 ――窓の無い部屋。 ――闇の息づく世界。
そして、報せを受けた警官の開いた、たった一つの扉。]
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( A3 ) 2011/09/04(日) 17:02:22
守川 篝は、ワンピースとエプロンドレスに、ゆっくり着替え始めた。**
( A4 ) 2011/09/04(日) 17:55:57
7人目、ヴィクトーリア・フォン・リントブルム がやってきました。
ヴィクトーリア・フォン・リントブルムは、村人 を希望しました。
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何が起こったのだろうか?ここは薄暗い森の中。
目の前には急所を差されて絶命した熊、泣き叫ぶ小さい弟、その弟をぎゅっと抱きしめる母、おびえた表情をしながらこちらにやってくる父。
そして私の手を見ると、それは私の手でないようで私の手。いや、この甲冑に覆われた身体は私ではないけど、それは私で…。
な に が お き …
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…、ああ夢だったのですね。
ゆっくりとベッドから身体を起こす。枕元の時計は4時頃を指していて、夜明けには少し早い。
またNEXTになった日の夢を見てしまった。 家族四人で山へ出かけたあの日のこと。熊に襲われた弟を救いたい心が、彼女のNEXT能力を開眼させた。
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白竜騎 リントブルム が見物しにやってきました。
白竜騎 リントブルムは、見物人 を希望しました。
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『くるな、ばけもの。おねえちゃんを、どこへやった!』
弟が私を見て叫ぶ。私はここにいる、ここにいるのに…。
声を出してそう言いたいけど、口が動くだけで声にならない。
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夢の後、いつも一番辛い言葉を思い出す…。
白竜騎に変身した私を弟は自分の姉と認識できず、そして人間の姿の姉すら、姉と認識できなくなった。
困り果てた両親と私は、懇意にしていた牧師様と相談して、私は牧師様の施設に、両親と弟は故郷ドイツに帰って、弟が落ち着くまで距離を置くことにしたのだ。
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牧師様は言いました。
『弟君は、命の危険に晒されたこと、お姉さんが突然変身したこと、お姉さんが凶悪犯罪も行うNEXT能力者であること、色々なことが一度に起きて混乱していると思います。きっと大きくなれば分かるはずですよ…』
そう、私はNEXT能力者。でも決して犯罪は起こさない。 そして犯罪を起こすNEXT能力者も赦さない。 いつか、弟が自分の姉を誇れるよう、そんな立派な人になって、また故郷で四人で一緒に…。
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夜明けまで、もう少しあるのね。 明日は平和な一日がやってきますように。
――おやすみなさい、私。いい夢を。**
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8人目、風薙 緋焔 がやってきました。
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