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作るより、外す方が専門なのでござるが。
[少し考えて、目印に銅貨を一枚罠の近くに置いた]
さて、本当は獣人と手合わせしてみたい気もしますけれど……。
[デカカボチャを斬り捨てたシロガネの豪腕を思い出して、一度体を震わせた]
[ヒルダが、獣人を追いこんでいのは感じている。ヒルダの『意思』がどんどん身近く。獣人のすぐ後ろについているのかもしれない。闘志が滾っているのが分かるから]
意思が……届きそう。……もう私が抑えるしかないわね。
体を張って止めるしか。
[もっとも、可弱い…の体など、あのスピードに当たった瞬間、粉砕されてしまうだろうが]
/*
ミリの戦闘能力的なもので言えば、
リュミさんをいっしょに連れて行きたいものです。
が。
ミリにはリュミさんを推薦できる理由が無いのだった!!
ががーん。
*/
/*
まあ、そんなことだろうなぁ、と。
知恵を絞って、推薦相手と理由をでっち上げました。
勝手に出していいかな?いいともー!
[そろそろ決めなければならない。どうすべきか、ヴェイドは迷っていた。
選抜基準はある。あるのだが。]
・・・・。
[しばし目を瞑る。]
(理由なんか、いくらでもこじつければいい・・・。)
[悩んだ末、基準と照合するための情報収集を省略した。
そっと右手に視線を走らせる。そこには、ギルドの使いが。ぎりぎりまで考えるために、そっと待機させていた。目配せをして、そして続いて・・・リュミエールの後姿を、視線だけで示した。
使いの男はひとつ頷くと、リュミエールの元に駆け寄る。]
「突然で済みませんが、こちらのミリさんと同行する相手に推薦されました。リュミエールさん。よろしくお願いします。」
[用件だけ簡単に伝えて、使いは去っていく。]
― エント街中・草原が見える場所 ―
[明らかに強がっているミリだったが、依頼を、との言葉に頷いた]
ヒルダが?
ヒルダは何か見ているかもしれませんね。
ヴェルデさん、ヴァレリアさんを探して頂けませんか?
[そういって、自身は商店街の方に早足で向かう。
そう遠くない場所からざわめきが聴こえた]
―草原広場―
[…は覚悟を決めて、掌に力を込めた]
ラフィは、間に合いそうにない……いいわ。もう、来なさい。玉砕よ。
何とかして、約束を果たさないと。
[そう口にしながらも…の意識は、もはや切れ切れとなっている。草原の方へ向かい、一直線に飛んでくるヒルダと獣人。その姿も、もうすぐ見えるのかもしれない。もっとも見えた時が、…の倒れる瞬間なのかもしれないが]
[街中で魔法を撃っても大丈夫だろうか。
目的地に駆けながら集中して、右手を強く握る。]
……大丈夫、魔力は殆ど無いけど、一回なら何か出来る。
[昼前の依頼のせいでほとんど空っぽの魔力を集中させる。
攻撃でも回復でも、一回だけなら何とか発動させられるはずだ。]
― 草原広場 ―
[ここから先の行き止まりは確か…罠が張ってあったはずだ、とブツブツ確認しながらヴァレリアの姿を探す。
また、ヒルダも同じように凄まじいスピードで飛んでくるのが見えた。その手前にはおそらく依頼にあった獣人と思しき姿。そしてその遥か先へ視線を移すと]
…ヴァレリア!!
[足を止め、大急ぎでスリングショットを急ぎ構えて布で包んだ石をセットする。自分と獣人の距離はかなり離れている、当てる事が出来るか否か。
表:獣人に命中!
裏:反れてしまい獣人の手前を掠めるだけ。
+裏+]
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