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― エント東街道 ―
……ヴェルデ様、あれを。
[口元に指を立て、声を潜めて注意を喚起する。
ヒルダからの連絡はまだないようだ]
結構すぐ見つかりましたね。
街道の近くによく出没するとなると、隊商が危険に晒されかねません。
[どうやら4(6)頭のゴート。位置と数を、調査用に渡された地図に記す。
44が20以下ならこちらに気付く。そうでなければ、その周辺をうろついているだろう]
[私たちの足では〜と言うヴァレリアに、ですよねーっと笑って]
まあ間に合うかどうか判りませんが、追いかけるだけ追いかけましょう。少なくとも薬物でも魔法でもないということが判っただけでも十分ですしね。
ホリーでしたっけ? 彼女の足に手紙をつけて、ヴェルデさんに向けて飛ばす事って出来ますか?
ホリーの羽なら、十分間に合うでしょうから。
[来た時と同じようにヴァレリアと連れ立ってギルドの受付付近へと戻りながら、ホリーを見て尋ねてみる。]
[ヴェイドが向こうで慌てている。...はすでに滝修行と、自分が皆の前で何を口走ったかシロガネに丁寧に教えてもらったせいでかなりダメージをうけていた]
えっと、どうも呪いに引っかかったみたい…ダガー拾った瞬間に。
……ねえ、私何か言ってた?
[自分が何をしでかしたか聞くのは怖かった。が知らないのはもっと怖かったので、おそるおそる聞いてみた]
[…はメイアルの言葉に、あ、そうか、と顔を上げた。首を軽く振り]
ヒルダよ。ホリーは、下にいるこのコ。ええ。すぐに、ヒルダを飛ばすことにする。
[メイアルに手を放してもらい、素早く手紙をしたためると、ヒルダの足に結び付けた]
ヴェルデ……一緒にいるキリカ。その二人のどちらかに、届けて。
『この件に関しては、薬物・魔法、ともにかかわっていない』、って
さぁ、行って!
[ヒルダをギルドの窓から放す。自分の役目を与えられたヒルダは、きぃと鳴きながら大空に羽ばたいていった]
[改めてのリンダの問いに、無精ひげを撫でながら慎重に答える。]
1人は・・・・・・と決めてある。
もう1人はまだ迷っているが、後で纏めて正式に伝えるよ。
それとだ、ちょっと考えがある。
今回、最後まで残ってしまった三人への、最終依頼を発行したい。
・・・そう、明日一番に、名指しで依頼を出してくれ。
依頼主は冒険者ギルド。依頼内容はとある人物を探し出し、倒すこと。
特徴を書き出して、なんなら似顔絵でも渡せばいい。
倒す相手は誰かって?・・・俺だよ。
[にやり、笑う。]
最後に残った面々にダンジョンに入れる力があるか、そこで見極める。
[背後を通り過ぎるラフィーネに、目の動きだけでチェックを入れ、再びリンダを見る。]
そういうことで、よろしく頼むぜ。
[ゴートは未だこちらには気付いていないようだ。
うろうろしたり草を食む様子をしばらく伺っている]
……ここに4頭。
特に変わった様子は見えませんね。
さて、今度は迂回してあちらの方を見てみましょうか。
[岩の影からルートを確認して、どういう道筋を通るべきか考えている]
/*
ミリちゃんは気にせず喋ればいいと思うよ(お前がいうなorz
ヴェイドさんにはLWでもっそい負担かけっぱなしだね。
本当にごめんなさい。
何とかダンジョン組は探索終わらせるように頑張るからね。
[...はヴェイドのナカノヒトにジャンピング土下座をした]
呪いィ!?おま、なぁ・・・。
鑑定の済んでない物を不用意に触るなぁ!
[がくん、肩が落ちる。思わず、愚痴のように言葉が口をついて出た。]
何かって、何かって・・・俺に聞くなっ!!!!!
[ぶち。珍しく、ヴェイドのほうが通信を切った。]
ああぁ、くっそう、ばかやろう!
[何に、誰に対してなのか、ヴェイドは心の中だけで思いっきり叫んだ。]
[ヒルダを飛ばす様子を見つめて、姿が見えなくなったのを確認してから]
では私たちも急ぎましょうか。急げば間に合うかもしれません。
しかしいくら大事な子たちとはいえ、贅沢をさせてはいけませんよ、贅沢をさせては。
[パンくずを食べてもらえなかった事が悔しかったのか、変に力説するメイアル。贅沢は敵だー!]
と、おや。ラフィーネさんじゃないですか。
いまから私たち、ゴート見学に行くんですけれど、ラフィーネさんも御一緒しませんか?
/*
まあキニスンナー。
進行が細かく気になるのは中の人仕様だ・・・。
今更どーしようもならん。
ミリちゃんも気にせず出てくるといいよ!
[…は、メイアルの言葉に、対し>>260『食事の楽しみは、あなたが一番知っているでしょう?』と返すと、続く言葉に慌てて]
ラフィ。見学、と言っても、依頼なの。凶暴化している可能性があるから、見てきて欲しい、って。
だから、危険が伴うかもしれない件ではあるんだけど……
[ぶちり、とヴェイドの通信が切れたのが分かり、おそるおそる声をかけた]
『ほ、報告です……
現在中層探索中、道が貰った地図と違う……変化している?場所が、ある……みたいです。
そして、魔王の城?とか言うところにつきました。
で、えと……あの……』
[メノアに先ほどの言っていた内容を報告すべきか迷っている]
ゴート見学?
[突然のことに首を傾げたが、自分が倒れていたあいだの話として聞いた、スコルたちの話を思い出し]
でも、それ、危険なんでしょう?
……おふたりで?
[ひどく不安な気がした]
― エンテ東街道 ―
[上空からきぃと短い鳴き声が耳に届く。
遠く上空を旋回しているヒルダの姿を確認して、ヴェルデに指で指示をする]
メイアル様たちからの報告ですね。
ヴェルデ様、いったんここから離れましょうか。
ヒルダ様の動きで、ゴートたちがこちらに気付くかもしれません。
[ゴートに気付かれないように一時撤退。
15が15以下なら気付かれる]
[畑の件は、すでに数日は前からのこと。一刻を争う話ではない。そもそもギルドももしかしたら既に把握しているかも…だとしたら]
わかりました。一緒に参ります。
非力なものどうし、無茶は禁物です。
[同期が危険なめにあうのでは、というのはラフィーネにとってやはり最も恐ろしいことだ]
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