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[リュミエールが倒れ込むのが見え、慌てて駆け寄った]
リュミエールさん、大丈夫!?
[最後の抵抗をしている蔓やかぼちゃを、蹴りで追い払う]
[気を抜いたからだろう無防備なところに転がってくるカボチャを避けること叶わず、ただ体をひねるようにして、左肩のほうで受けたが、そこで周囲のカボチャから動きが消える]
…ふぅ…どうにかなったようですね。
無理だ。
作物を育てる土ってのは、養分さえありゃいいってもんじゃない。
こうなってしまうと、土の中で生きていたミミズなんかも全滅だ。
そして土地を護る精霊も居なくなってしまう。
その場しのぎに回復させることはできても、この先ずっと作物を育てる畑として機能させるには、並大抵の努力では済まないだろう。
もうこの土地は、半分死んだも同然だ。
・・・・この依頼、失敗でいいか?
[二人に聞いてみる。]
[風でキリカを囲んでいたカボチャが全部吹き飛んだのを確認して、カボチャにとどめをさしたシロガネに向かって走り寄る]
大丈夫。シロガネちゃん!怪我はない?
それにしても、見事な一撃だったよ。
――これなら、ダンジョンの中でも十分通用するよ。
[息を荒くしているシロガネに近づき、他の誰にも聞こえない音量で話しかけた]
[緊張を解くように息を吐いて]
ええ、大丈夫ですよ。皆の援護のおかげで…無傷とはいいませんが大した怪我はありません。
[走り寄るメノミリアに答え]
む…そうですか?…それは嬉しい
[素直に喜ぶと同時に、内心でどこか疑問を覚える
その疑問が、なぜメノミリアがダンジョンで通用する基準をわかっているのか。であったのだろうが、それは今の段階でわかることはなかった]
[倒れたまま目を開くと、一際大きなカボチャが両断されていた]
ラフィ殿。もう、大丈夫ですから
残りの力はは皆さんを元気に――
キリカさん……無事だった?
[指差す先を見ればシロガネにカボチャがまとわりついていたが、そのカボチャもすぐに動かなくなった]
うん……なんとかなったみたい、かな。
最後の最後でちょっと外しちゃったけど……。
[キリカに火傷がないか、ざっと見た]
っと、キリカさん。大丈夫ですか?
[地面にふしたままのキリカの元へと駆け寄る。体が動いているので大丈夫であろうとは思いつつ、怪我をしていない右手を差し出す]
クラム様……。
ええ、無事です。援護、ありがとうございました。
クラム様こそ、お怪我はございませんか?
[足に絡みついた蔦を外して、苦笑い]
[深刻そうなスコルに、ミリも不安げな表情を見せると、両手を胸の前で組んだ。]
どうしたんでしょうね……
何か悪い事が起こっていないといいのですけれど……
[リュミエールが倒れた事、カボチャの親玉が倒された事、どちらも確認した後に慌ててリュミエールの元へと駆け寄って来た]
っと…眠ったの、か?
[思わず名を呼ぼうとして、勢い余りつんのめっていた]
[救護施設へと急ぐ。]
やっべ… 財布忘れたーっ!
[救護施設にて待ちわびていたと言わんばかりの職員から財布を受け取る。]
良かった… 取っておいてくれたんですね!
ありがとう!
[そして今度は食堂に盾も剣も置いてきてしまった事に気付き
とんぼ返り。]
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