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[耳を垂らしたキリカのつむじを、じっと見つめる。何かを判断するように。
しかしそんな視線は、身長差ゆえにキリカ自身は気づかないだろう。]
・・・・そうか、良かったか。それは良かった。
[いつになく穏やかに微笑んで、キリカのつむじに人差し指をつん。
耳よりもそっちのほうにうずうずしたらしい。]
『ええ、先ほどから。
……腕力なら一応自信あるんですよ。ドワーフの血が流れていますし。
出発前にリュミエールさんにかけてもらった魔法とスコルさんの薬と、二回分体を強化されていれば、あの程度どうということは。手はちょっと痛かった、その位です。』
『みんなの評価は、ヴェイドさんに同意します。
ラフィーネさんの実力は私も見ていません。』
[ヴェイドの言葉に足を止める]
拙者はその「ていむ」というものがよくわかっておりませんけれど。
つまり、話し合いは不可能、ということでしょうか?
そうね。私が言うのもなんだけど……とにかく行ってみましょうか。
現場に行って――そこから急いで突っ込んでも駄目よ――目で見て考えるのも手だと思います。
まだカボチャの正体がはっきりしたわけじゃないわ。
[ここに居るメンバーは、ヴェイドのカボチャの調査結果は知らない]
私やヴァレリアさんで、どんな類のモンスターか探ってみるのもいいわ。昨日と同じく霊体かもしれないし。もしかしたらテイム可能かもしれない。ね、ヴァレリアさん、
[>>282>>283ラフィーネの言葉に、頷いた]
それもそうね……万が一大人しくなってくれたとしても、再び暴れ出す危険性はゼロじゃないし。色々考えてみたけど、現実的じゃ、ないわ。悪かったわね。
ただ……ヴェイド、それはちょっと違うのよ、私はただ……
[そこで言葉を区切った。それにしても、彼はどうしてそこまで知識を。昨夜の疑問が再び募るも、途中で無理矢理霧消させ、旅立ちの準備を始めた]
[本を閉じ、背負った小さなリュックに押し込んで立ち上がる。]
ラフィーネの言う事も含め、とりあえず出てどのようにすれば良いか現地で考えても良いだろう。
あぁ、もう皆出てしまって…!
[慌てて外に行った皆の後を追った]
[―仮眠室―皆が出発した頃?]
[少し腰掛けていたらだいぶ気分も良くなった。
両肩、両脚に無数の傷。特に噛まれた腕の傷は痛々しかったが
不思議と見た目ほどの痛みは感じられず。]
祝福のお陰かな? それにしても傷は治療してもらわないとだよな…。
[破れた箇所は致し方ないがそれでも服を整えてから救護施設へと向かった。
足取りは流石にいつもよりは重い。]
そうですね。参りましょう。
あまり時間をかけると、他の方に先を越されてしまうかもしれませんし。
頑張りましょう、ヴァレリア様。
[耳をフードの中にしまいこんで、出立の準備]
クックックックッ、クエスト〜
[外れた歌を歌いながら畑へと向かう]
[はっと思いだして、仲間たちを見渡す。昨日の夜のことをすっかり忘れていた]
ヴェルデさん…!ちょっと待って。昨日の…
[ヴェルデの側に駆け寄っただろう]
俺も詳しくは分からんが、基本的にテイムは相手の意思に訴えかけて仲間になってもらうことだと思う。
例えれば、俺がキリカに「友達になってくれ〜」って言うようなものだ。キリカも友達になりたかったらオッケーすればいいし、いやなら断ればいい。
しかし魔法生物の場合はそれがない。
「命令を破ったらお腹が死ぬほど痛くなる薬」を飲まされたようなもんだ。嫌でも従わないといけなくなる。
[キリカの問いに答える。]
―宿一階の食堂―
ごちそうさまでした。……さてと。
これからどうしよう。まだ関節に違和感があるなあ。
[体の傷は殆ど回復しているが、あまり大きく動くことは出来ないだろう。]
ギルドで何か街中で出来るような依頼を貰う……とか。
また街の横で採集程度でもできる、かな。
― ギルド→カボチャ畑 ―
[道中、なにやら呟いている]
ラフィ殿の言う通り、原因を探さなきゃいけませんね。
一昨日の野菜といい、カボチャといい。
人間ならば捕まえて親玉を吐かせれば良いのですが……
[ラフィーネに呼び止められて一旦足を止めて振り返る。]
ん?どうした…?
[カボチャの事で頭がいっぱいで、右目の事を忘れていたようだった。]
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