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ラ、ラフィ……その駄目よ。あなた、今日目が覚めたばっかりなんでしょ?
そんな状態で……それに、私もすぐ行かないと……。
[必死に抗弁しているが……ラフィの回復能力>>0:728は確かなものだし、本気で泥棒を追うなら、必須……? どうすれば+裏+
表 → 「ラフィ……ごめんなさい。辛いかもしれないけど……お願い」
裏 → 「駄目よ! あなたの力はこの先に必須なもの。無駄な力は使っちゃダメ。……大丈夫だから」
[相手を追い詰めると決まって一度立ち上がり、屈伸運動をした]
足が速くなる魔法か、転ばないように気を付けないと…。
仕掛ける罠もどのようなものが良いだろうかな。
[背中の荷物の中に押し込まれている「トラパーへの道」の本の事を少し思い出したが、今は本を出している場合ではないと頭の隅に退けて置く事にした。]
[キリカに問われ、]
ええ、この本には、「本の精霊」が宿っているんですよ。
その子……名前はファンタって言うんですけれど、
その子が、色んな本に呼びかけて、「コレを知っている本は情報をこっちに送ってくれー」って。
そうして、この本に送られてきた情報が表示されるんです。
……この本、全てのページで何も書いていないんですよ、本当は。
[そこまで言って、近くにいるヴェイドに目を向けた。]
……大丈夫だから。
仮に、体調が万全だと思っていても、思わぬ落とし穴があるかもしれない。今は、無駄に力を使う所じゃないんじゃないかしら?
ラフィ、お願い。私の事も見損なわないで。あなたが眠っている間に、私だって強くなったわ。信じて。
行かなくちゃ。私だって、冒険者のはしくれなんだもの。
……いかせてくれる?
[…は、ラフィにそう語り掛けながら、早くも片手をそっと上げている。ヒルダの動きを、再び読み取ろうとしているのだろう]
網かロープを使って罠を作り、そこへ追い込みます。
下手に追い詰めると、凄い力を発揮する可能性があります。
だからその前に、場を誘導する、と言うか……。
[受け売りの言葉からビジョンを描いていると、ヴェイドの声が聞こえて耳がぴこっと動く]
あ、ヴェイド様。獣人捕獲作戦についてですよ。
― ギルド・食堂 ―
ミリさん、洞窟行きたいんですか?
[自分も洞窟には行きたかったが、エントの街にも気になる物が沢山あった]
なら、今日はミリさんに投票しようかな。
[未だに、一日二人ずつ投票上位者が洞窟にいけると思っていた]
よし、それではいきましょうか。
[ヴェルデがパンを詰め込んだのを確認し、自分以外に俊足の祝福をかけた。
残り魔法回数4]
ヴェイドさんは、どうしますか?
[ヴェイドには視線を合わせようとせず。
その場にいる全員に聞こえるように、]
ダンジョン行きの立候補、してきます……!
[そう言うと、誰の言葉も待たずに急いでギルドの受付へと向かった。]
どうして俺がかわいこちゃんになるんだ・・・。
リュミエール、お前さん目は大丈夫か?
[リュミエールのモゴモゴ言葉を読解して、呆れたように言った。]
ミリちゃんと、キリカと、・・・誰だっけ?
[ヴェルデを見て、首を傾げた。もちろん実際は知ってるのだが、実際に顔を合わせて話した記憶がほとんど無いような・・・。]
獣人捕獲?こういうことか?
[キリカの首根っこを掴んで、ぷら〜ん。]
精霊のファンタ様ですか。よろしくお願いします。
[本に向かって深く頭を下げる]
うわー。自動書記みたいなものですか。
ということは、禁断の魔法や料理のレシピまで網羅してらっしゃると。
……それって、役所の記録や宿帳なんかにも使えたりするのですか?
[真剣な顔でミリに問いかけたが、彼女はダンジョン行きの立候補表明と共に受付へと行ってしまった]
―冒険者ギルド、受付―
私の能力は、ダンジョンの中でこそ役に立ちそうだって思うから。
[受付にはきっぱりと、そう理由を言った。
さっき呟いた言葉に嘘は無い。
……他にも理由があるだけで]
……探さなきゃ。私のやりたい事。これから、どうしたいのか。
ここじゃきっと、見つからない。
[くっと、両手を握り拳を作る。
食堂から出てきた出発するメンバーと合流するまで、ミリは俯いたまま、何かを考えていた]
って、ええっ?ミリちゃんが立候補?
無理だろそれ!
[思わず口をついた。]
あ、待てって。怪我は完治したのか?おーい。
・・・・・・なんでミリちゃんが立候補してんの?
[その場の面々に尋ねてみた。]
あ、うん、よく分からんが、ヒマだし。行く。
[リュミエールに返答。]
[ヴェイドが自分を然程覚えていない様子だったのに少し肩を落とすも、そういえばよく見かけはするもののどういう人物だったかを思い出せずに居た]
僕はヴェルデ、講習では席も遠かったからあまり印象に残っていなくても当然と言えば当然かも知れない。
[キリカがぶら下がっているのを噴出しながら見てもいる。]
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