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聖術師 ラフィーネ は 5にんからうしろゆびさされたみたい。
テイマー ヴァレリア は 1にんからうしろゆびさされたみたい。
聖術師 ラフィーネ は ぎわくをかけられて、なきながらどこかにいっちゃったみたい。
吟遊詩人 メイアル がどこかにいっちゃったみたい。
のこってるのは、博打屋 ヴェイド、テイマー ヴァレリア、ニンニャ キリカ、狩人 ヴェルデの4にんだよ。
― 冒険者ギルド ―
え…?メイアルと、ラフィーネが?
そんな急に…準備の暇もないではありませんか。
向こうで何かあったのですか…?
[ギルドに戻って最初に聞かされたのは、メイアルとラフィーネのダンジョン行きの報だった。係員に問うても明確な答えはもらえるはずもなく。それでも祝うべき出来事だったので先日のような豪華な食事ではなかったが、自分が望んでいた楽しい時間を共有する事で見送りとした。]
― 宿・使用人部屋 AM6:17 ―
んっ……。
[いつものようにみかん箱の中で目を覚ました。
大きく伸びをして、しっぽのブラッシング。ベッドを見るともぬけの殻]
ヴェイド様、ギルドの受付さんの所にお泊り?
それともダンジョンに行かれましたかね。
……ってことは、拙者今日からは野宿でしょうか。
[部屋に居付いてる時点で依存していた自分を恥じる。
出かける支度を整え、朝食を摂りにギルドへと向かう]
― 冒険者ギルド受付 AM6:29 ―
[ギルドに入ると受付のリンダからお呼びがかかる。
まさかダンジョン行き?と胸を高鳴らせるがどうやら違うらしい。依頼があると告げられる]
へ、拙者ご指名ですか?
ヴェルデ様とヴァレリア様と、連名……。
もしかしたら、昨日のゴートの件でしょうか。
[どうやら二人にも通知が送られたらしい。
そのうち来るだろうと、しばらく訓練所でトラップの解除訓練を*行っている*]
―冒険者ギルド・受付 7:45―
[ラフィとメイアルが洞窟へ向かった報を知る。二人の体力……特にラフィの容態は心配ではあったが、素直に、それを喜ぶ。
一人前の冒険者を目指し、未だエントに残る者達は4人に、いや…の思うとおりなら、すでに3人になっていた。
受付の女性から受け取った依頼書を、じっと見つめる。頭の中の考えを、2度・3度。慎重に整理させ、彼女に伝えた+表+]
表 → 悪いわね。お断りするわ。だって……
裏 → ええ。分かった。受けましょう。だって……
お断りするわ。
[見知った似顔絵の記された、依頼の詳細が記された用紙を見つめ、受付の女性に加える]
だって、この依頼、あまりにも粗すぎるんだもの。罪状が強盗殺人で、この人間を捕まえろ? ……で、その事件の詳細は、どこに記されているの? 現場の状況は? この人が犯人だと言い当てる根拠はなに? そもそもこの顔の人間を本気で犯人として扱うなら……ギルドは、知っているはず。彼が相当な実力を持っている人間だ、って。
私たちなんかじゃ、及びもつかないと『予想をする』位には。
それに、こんな報酬額まで積み立てて……。
悪いけど、こんな不十分な紙切れ一枚で、彼を傷つけるような真似は、できないわ。
こんな指示に、ただ従うことを強要される。それが、冒険者なのだとしたら……
[首から冒険者証をはずし、受付の女性に突きつける。彼女がどんな行動を取るのだろうか]
お返しします。私には、このギルドの冒険者には、向かないから。
ただ……彼をとっ捕まえて欲しいというなら、望むところよ。
彼の実力を見せ付けられた日から、ずっとそれを望んでいたんだと思う。
ずっと越えたい壁だったから。
滾っているのよ。私だって……ずっと『待て』をさせられてきて。
[女性に対し、ふふと笑いかえる。ヴェルデと向き合ったときの闘志>>3:194が、胸の奥から競りあがってくる]
さて。依頼と別件で、あなたにお願いしたいことがあるの。
この手配書の似顔絵を劣化させたような軟派な男が、このギルドにいると思う。ヴェイドって、言うんだけど。彼に、伝えて。
『不精していないで、あなたが来なさい。草原広場で待っている』って。
不意打ちするならどうぞお好きに。お友達を連れてきても、かまわないわ。
……返り討ちにしてあげる。彼は、私たちと一緒にいすぎたの。
[彼女がどう反応するのだろうか。…は、受付近くの壁に寄りかかり、腕を組むと、目を閉じた。ただ、目を閉じ、瞼の裏で、何のイメージを固めているようだった。外にいる、モーリス達の息遣いは、3人同時に捉えられている。心拍まで、感じ取れるほど]
……彼は、本気で来てくれるの?
[受付の女性に、聞こえたかどうかは、分からない。そのままじっと、目を閉じ続けた。いつまでそうしていたことか……あまりに長い時間が流れ、何も起こらなかったなら、…はそのまま外へと、出て行ったのかもしれない]
[ヴェイドは、黙って話を聞いていた。]
やだね。
[ギルドからの使いに、そっけなく返す。]
仕事しろよ、ギルド。それくらいの状況証拠、適当にでっち上げな。相手の言いなりになってどうする?
あくまでもこれは「最終試験」だ。俺は、あいつらが冒険者としての能力が一定にあるかをチェックする係だ。
それに言っておくが、俺のほうはあいつらとわざわざ戦わなきゃならん個人的な理由は無い。私闘は禁じられている。
そもそも、名指ししたってだけで、依頼は強制じゃない。なのに短絡思考で冒険者証の返納か。受け取ってやれ。
[言いたいことを言うと、ギルドの使いにはもう用はないと言わんばかりに、ヴェイドはワインのグラスを傾けた。]
[やがてヴァレリアの前に、必要書類を持った係員がやってくる。]
「ではこちらは預からせていただきます。この用紙にサインを。
なおサインから24時間は猶予期間とし再交付も可能ですが、24時間を過ぎると完全失効になりますからご注意ください。」
[いつも通りの手続きなのだろう、よどみなくすらすらと説明をして、羊皮紙にペンを添えてヴァレリアの前に差し出した。]
[ヴェイドは、盗賊ギルド経由であることを調べてもらった。その結果を書いた書類を見ながら、なるほどと腑に落ちる思いがしていた。]
いいとこのお嬢様じゃねーか。
そっか、金はいくらでもあるし戻れる場所も確保できてるからこそ、簡単に冒険者証を手放すなんてことが言えるのか・・・。
どこの冒険者ギルドも、ほぼ同じ仕組みで動いてる。ここがダメならどこ行ってもダメ。
大人しくどっかの嫁になるのがいいんじゃね?
相手選ばなきゃ25でも貰い手あるだろ。
[頼り甘え帰属できる場所があると、人はいくらでも弱くなれるんだな。そんなことを考えた。]
・・・本気で、冒険者として生きていくつもり、あんのかねぇ・・・・?
― 冒険者ギルド・受付 7:02 ―
[訓練も気が漫ろ。針金で指を怪我してしまう。
やはり二人が到着する前に、簡単に話を聞いてしまおうと]
強盗殺人犯の逮捕ですか?それも本日中?
それはまた随分と難易度高そうな任務……いえ、依頼ですね。
ああ、いえ。もちろんお引き受け致しますよ。
ここで逃げたら……拙者は拙者のことを一生好きにはなれないでしょうから。
いえ、こちらの話です。それで、標的は…・・・。
[渡された似顔絵を見て、固まること15(60)秒]
とある知り合いによく似ておりますね。
……失礼ですが、何かの間違いではありませんか?
[名前や特徴など、それ以上の情報を求める]
―ギルド受付・7:50―
[壁に寄りかかったまま。先ほど行った、ギルド員とのやり取りを思い出す。事務的に事を進めるその人物に対した、自分の反応]
+裏+
表 → [みんなの顔が、ふと浮かび] 私は、本当に、これを手放すつもりなの?
裏 → [ギルド職員に向かい、言った] あなたは、疑問に思ったことは、ないの?
あなたは、疑問に思ったことは、ないの?
[…は、そう訊ねたはずだ。自分の納得できない依頼、それを名指しで指定され、遂行するよう、達しがくる。自分の意識の届かない場所から、無機的な指令を落としてくる。自分に向けられた仕事は……しっかりとこなしたい。そう考える…にとって、その状況を甘受できる彼らの姿に、疑問を持ったのだろう。
…は、依頼主が所属しているギルドである以上、それは、上からのお達し、所属している限り、断ることができないものだと、思い込んでいたのだから。そんな内容をつらつらとその人物に話しかけながら、ペンを取る]
不思議ね。何も考えずに、従うことができるなんて。
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