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神官 リュミエール は 1にんからうしろゆびさされたみたい。
魔本使い ミリ は 7にんからうしろゆびさされたみたい。
魔本使い ミリ は ぎわくをかけられて、なきながらどこかにいっちゃったみたい。
神官 リュミエール がどこかにいっちゃったみたい。
のこってるのは、博打屋 ヴェイド、聖術師 ラフィーネ、テイマー ヴァレリア、ニンニャ キリカ、吟遊詩人 メイアル、狩人 ヴェルデの6にんだよ。
― 草原広場 ―
[指示はなかったものの、この行き止まりに落ちている不自然な銅貨は意図的に置かれたもの=目印と捉え、そこで足を止める。未だフラフラと逃げようとする獣人の足元へ追い討ちのように布玉を撃ち続け、軌道を修正させた。]
……そろそろか?
[獣人が何かに躓くのが見えた。]
演技・・・?
[リュミエールの言葉に、心当たりがあるような無いような・・・しかし特定できず、首を傾げる。しかし急ぎの出発に、すぐにミリとともにギルドへと去って行った。
見れば、広場では獣人捕獲作戦が始まっている模様。ヴェイドは見た目だけは「何が起きているのか分からない」といった表情をして、その場に突っ立っていた。]
……来ました。
頼みますよ。
[ヴェルデの弾く石が獣人を罠の設置箇所へと導く。
後はそれが発動するのを待つだけだ。
表 ババルウは罠にかかって動けなくなる
裏 罠なんて発動しないで反撃の態勢に入る +裏+]
[走っていると、ヴェイドが立っているのが見えた。]
こ、こんにちは、ヴェイドさん。
今、なにか……叫び声が聞こえたような……はあはあ、気がしたんですが……はあ……なにかあったんですか……?
― 草原広場 ―
[スリングショットを構える手を下ろして、罠が作動するのを待って居たが…罠は発動しなかった。こちらが手を止めた隙に獣人は身を起こし反撃の態勢に移ろうとしている。]
……他に罠はあっただろうか。少し痛いが勘弁してくれよ!
[手持ちの布玉を獣人の足目掛けて放ち続ける。まだ両腕の力が弱い為また狙いがブレ始めるが、唇を噛み締めて耐え撃ち続けた。]
―草原広場―
[ヴェルデは器用にスリングショットを用いて、獣人をどこかへ誘導してゆく。気力の切れた…はそんな様子を、ぼんやりと見つめていた]
ヴェルデ……?
捕まえ……ないと。
本を取り返さなくっちゃ。
[気持ちばかりが急くが、体の自由は、利かない。途絶えそうな意識の中、メイアルが場に走り込んでくるのが見えた]
[なんか走ってる。獣人らしいが、ヴェイドにはよく分からない。キリカが一点を見つめてなにやら構えているようなので、あのあたりにトラップを仕掛けたのだろう。]
・・・・。何やってんだか。
[恐らくは一番初歩的な、しかし応用の効くトラップを張ったはずだ。しかし動作しなかったらしい。ヴェイドは思わず頭を抱えた。]
・・・ん?ああ、メイアル。
久しぶりだな。
えーと、なんか、捕まえるらしい。あれ。
[反撃体勢に入った獣人らしき人影を指差した。そしてヴァレリアに視線を移動して]
・・・あ、膝ついてる。大丈夫かなー?
……ちっ。
[どうやら罠の仕掛け方を誤ったか、上手く避けられたか。どちらにせよ、結果は変わらない。思わず舌打ちが出た。
先方はこちらに気付いたようだ。これ以上隠れていても意味はない。草むらから体を出して]
おっしゃりたいことがございましたら、お聞きしますけれど。
……何もありませんか?では、参ります。
[クナイを懐から取り出し構える。ヴェルデの援護のもと、足は地面を蹴り、一気に獣人へ向かって駆けた]
捕まえる……?
[呼吸を整えながら、怪訝そうにヴェイドが指差した先を見つめるメイアル。獣人らしきものを目にして、]
手伝わなくて良いんですか?
なんだかヴァレリアさん、大変そうですけれど……。
― 草原広場 ―
[キリカが飛び出して来たのを確認し、小袋に手を入れると普通の石しか入っていない事に気付く。布玉を全て撃ち切ってしまったらしい。
石を取り出し構えるがこればかりは当ててしまうと相当のダメージを与えてしまうし今の両腕の状態では下手をすればキリカにも当てかねない。]
こうなるならもう少し作っておくんだったな。
なるだけ履物を狙えば、なんとか…。
[構えたままタイミングを計っている。]
いやそれが俺、ただついて来ただけでさぁ。
何をどうするかとか、依頼の詳しい内容聞いてないんだ。
あいつら計画立ててやってるみたいだから邪魔しちゃまずいと思ってさ。
ヴァレリアは・・・ヴェルデを呼んでたみたいだし、多分。
[最後のところは自信が無い。]
メイアルは今からあそこの中、入っていける?
[獣人と対峙するキリカやヴェルデのほうを再び指差した。]
あの中に……?
[目を細めて、獣人とヴァレリアたちを見つめる事数秒]
いえ。無理に入らない方が良いと判断します。
なにか計画があるのなら、私の動きで邪魔をしてしまう可能性がありますから。
それによくよく考えたら、私に出来ることってあまりありませんしね。あはははー。
[こちらの動きを確認した獣人?が先制攻撃1(6)を浴びせてくる。
慌てて回避行動を取るが4が60以下なら命中するだろう。
1-3 パンチ6(6)ダメージ
4-5 キック1(10)ダメージ
6 体当たり17(20)ダメージ]
一体、何が目的なんですか。お金ですか、それとも他に……?
[隙を窺っているヴェルデが視界に入ると、じりっと距離を取って獣人から一気に離れる]
[キリカと獣人が対峙している間、どう出たものか悩んでいた。]
…とにかく今はキリカの補佐だ、捕まえる体勢になるまでは…。
[25(30)秒だけ力を抜いて、ほんの少しだけ両腕のだるさを回復させた。]
だろだろ、俺たち気が合うよな!
俺だって後衛だから、表立って戦うのダメなんだよなぁ。
[しかしヴェルデも後衛だろう。]
ていうかさぁ、メイアルって何ができるの?
俺全然知らないぜ。食ってるとこしか見たことない。
[記憶を探っても、それ以外のメイアルの姿が出てこなかった。]
[キリカが反撃を受けたのに舌打ちして改めてスリングショットを構え、獣人へと狙いを定めた。]
大人しく捕まっていればこれ以上痛い思いをする事はないだろうに…!
[60より上なら足を撃ち蹲らせるだろうし、下なら他の箇所を撃って獣人にケガを負わせてしまうだろう。54]
ヴェイドさん、意外と前衛もいけそうだと思いますけど。
筋肉がしっかりと付いた、いい体つきをしていますし。
[広場の方を観戦しつつ、にっこりと笑顔でそう言って。]
私に出来ることですか?
うーん。歌を歌う事くらいですかねえ。
あと、弓は少しだけつかえます。後は……古代語で書かれた書物を読むことくらいですかねえ。
肉体労働は苦手なので、インドア派なのです。
[獣人のパンチをまともに受けるキリカを見る。自分の「祝福」の効果はまだ残っているのだから、キリカも同様のはずだ。しかしああも見事に受けるとは。]
・・・・ほとんどクリティカルダメージだな・・・。
[そっとポケットに手を入れ、平たく丸く削りだされた石を握りこむ。いざとなったら、投げつけるつもりで。
ヴェルデの攻撃は、獣人にまともにダメージを与えてしまったらしい。]
捕獲、だったよな・・・。
[厳しい目で見ている。]
俺は余計な筋肉はつけてないの。下手に体重増えると、色々と不便だからね。
身体の柔軟性も落ちるし・・・。
その歌って、何の効果がある歌?
……怯んだ?
チャンスでござるか。
[ヴェルデの撃った石が獣人に怪我させたのを見て、すかさず捕らえようと飛び掛った。
+表+表なら捕まえられるが、裏が出たら反撃の後、逃走行動に入られる]
[キリカが、獣人の攻撃を受けた。あの獣人は、格闘を扱うのだろうか?
理由は分からないが、ヴェルデ、キリカが獣人の捕獲を狙ってことだけは、分かった。
ヴェルデの放つスリングショットが、獣人に直撃する。キリカがすかさず飛びかかる。
負傷し、捕まった獣人が叫び声をあげた。どこか……獣らしい……野生味ある声]
…………?
[キリカが獣人に飛び掛り、捕まえようともがいている。それを手伝おうと近寄るが、自分が怪我を負わせた所(1.2=腕 3.4=背中 5.6=肩 1(6))が思ったよりも酷く、思わず手を引いてしまう。]
う……。
今覚えてるのは「癒し」と「守り」と「眠り」ですね。
効果はそのままです。
ただ歌っている間は無防備になりますし、戦闘中はあまり役に立たないかと。
今度新しく「鎮魂」を覚えようかと思っていますけれど。
[ふと、気付いたようにヴェイドを見つめて]
でも、それがどうかしたんですか?
[メイアルの言葉を聞いて、ふぅ、とため息をついた。]
とりあえず・・・「癒し」歌っとけ。
[もっと早く聞いていれば、「眠り」でも歌わせたのに。]
[腕の怪我のせいか、一瞬動きが鈍った獣人に抱きつくと、すかさず両腕を絡ませた。
逃がさぬように力を込めるが、獣人は逃げようと暴れている。
82が40以下だと、足が顎を捉えて1(6)の追加ダメージ(現在残り4)]
……っ。
大人しくして下さい。
[叫ぶ獣の声は、獣人のそれとは違うものだ、と気付く余裕ができたかどうか]
癒しですか?
それを御所望なら……ごほん。
[竪琴を取り出すと、優しいメロディを奏で出す。それに合わせて言の葉の呪をメロディに乗せて、傷を癒す効果がある歌を歌いだす。
この歌が聞こえる範囲にいる人は、みんな5(6)+5ポイントの体力を回復するだろう。]
[メイアルの歌が徐々に獣人の怪我を癒して行くのを見て、ほんの少しだけ表情が和らいだ。キリカと一緒にその身を押さえて捕まえられるのも時間の問題だろう。**]
んー・・・それより、「鎮魂」覚えるのにどれくらいかかるんだ?
[効果は確認できたので、後は他の人たちに任せてみようかと。回復した獣人をしっかり捕らえられるだろうか?]
― 草原広場 ―
[暴れて繰り出される足を避け、逃がすまいと獣にしがみつき続ける。
格闘していると、耳にハープの優しい音が届く]
……メイアル様?
[その音は傷に染み込み、痛みを安らげていった]
あ、ありがとうございます。
[ロープを取り出して、目の前の獣を縛っていく。
仮に「眠り」が歌われるなら、54秒で眠りに落ちる*だろう*]
[竪琴をぽろろんと爪弾きながら]
そうですねえ。メロディ自体は覚えていますので、あとは詞を覚えれば……ってところでしょうかね。
でも「鎮魂」だけは試そうにも、アンデッドがいないと試せない罠でして。
そして私一人でそんなのと対峙すると、瞬殺されてしまいそうです。あはは。
[ヴェルデさんたち、がんばれー!と、竪琴を爪弾きつつ気楽そうに応援を。]
[メイアルが竪琴を奏で、歌いだす。以前、畑で聞いた歌とは>>2:496どこか雰囲気が違うようだが……擦りむいた足の傷>>5:84が、いつの間にか癒されている。…の体の重みは、精神的なものが大きいため、それほど消えていなかったのかもしれないが]
あ、本>>5:84を……
[「取り返さなくちゃ」まで言い切ることなく、…の体は、優しいメロディに包まれたまま、心地よい眠りへと*落ちていった*]
怪我させた分は回復させたから、まあ、チャラかなー?
[どうやら確保できたらしい。ヴェイドは拳を開いて、ポケットから手を出した。]
そうか、早く覚えられるといいな。アンデッドかぁ・・・。
あれ?「眠り」歌ってないのに眠ってるのがいるぜ。
[ぐったりしているヴァレリアを見る。何が原因でそんなことになっているかは分からないが、放置するわけには行かないだろう。]
メイアルは、キリカやヴェルデと一緒にあの獣人連れてギルドに行くといい。
俺はヴァレリアを抱えて・・・やっぱりギルドだな。救護テントに放り込んでおこう。
おい、お前さんは自分で歩けるよな?
[ヴァレリアに近づいて抱え上げると、ラフィーネに一言声を掛けてすたすた歩き出す。]
[もし歩けないという返答があったなら、いったんヴァレリアをベッドに寝かせてから広場に戻り、ラフィーネを抱えて再び救護テントへと運ぶだろう。]
なんだか、戦闘に加わるより疲れた気がするのは、気のせいかね・・・?
[そんなことを、呟いた。**]
真面目に暗記すれば12時間もあれば楽勝ですよ。
[あははーっと笑いながらそういうと、ヴェイドに続いて広場の方へと歩いていき、]
きっとたくさん動いて疲れてたんでしょうねえ。
……って、さりげなく女性とスキンシップを選んでいる辺り、さすがヴェイドさんです。
仕方ありませんね。獣人さんたちの方を手伝うとしますよ。
[肉体労働は苦手なんでけれど……などと、ぶつぶつと言いながら、キリカたちを手伝い、ギルドへと行くのだろう。]
―回想・草原広場すぐそば―
[体が言うことを聞かない中、なんとか助けを呼びに行こうともがいていたが、見覚えのある人間たちが草原広場へやってきたのを見てほっとした]
ああ、良かった…。
ヴァレリアさん、ごめんなさいね…。
[その後、広場で繰り広げられていた出来事の記憶はほとんどない]
[ヴェイドに声をかけられれば>>31、なんとか立ち上がって歩こうとするが、結局は助けられて救護テントへ向かっただろう。彼が立ち去ったであろう後になって]
ああ、そういえば…ヴェイドさんに毎回運ばれていますわね…。また謝りそこねてしまいましたわ。
本当に…お強い方ですのね…色々な意味で。
[救護テントの職員に、熱がひいたばかりでいきなり無理をしたことを責められながら薬湯をもらう。]
さすがに今日はおとなしくしているつもりだったのですけどね。成り行きというか…。
…皆さん、無事かしら。泥棒は捕まったのかしら。
[少しの間、救護テントで休んだが、さすがに今日はもう自分の寝床に帰ることにした]
また改めて参りますわ。ヴァレリアさんをよろしくお願いしますね。**
― 草原広場→ギルド ―
[奪われていた魔法書は、捕獲場所の近くに落ちたままだろうか。
捕獲が終わると、救護テントへ向かう人と別れ、メイアルやヴェルデと共に獣人を連れてギルドへ向かう。
引渡した後、獣人の正体が実はバルルウだったと割れたり、その原因を求めたりといった話がギルドで出たかもしれないが]
いえ、依頼を受けたのは拙者ではなくルミエール様たちです。
え、ルミエール様が?
[先に戻ったと思っていた彼の姿を探していると、立候補していたミリと共にダンジョンへ向かったと聞かされる。]
随分と急ぎだったようですね。行ってらっしゃいのご挨拶すらできませんでした。
……ダンジョン探索、何か問題でも起こってるのでしょうか。
[ダンジョンに向かった面々に思いを馳せた]
ヴェルデ様、メイアル様、ありがとうございました。
一人じゃ絶対捕まえられなかったと思います。
鷹様とヴァレリア様にもお世話になりました。
ヴェイド様に運ばれてらっしゃいましたが、平気なのでしょうか。
[礼を述べてから一足先にギルドを後にする。
先刻仕掛けた罠を見にいくと、ロープの輪は開かれたまま、閉まるはずの部分に草が引っ掛かっていた]
罠の中の障害物は除けて、平らにしておかないと。初歩的な失敗ですね。
こんなんじゃ、いつになったら……
[罠を回収しながら、ダンジョンのある方向を見て唇を噛む]
あの獣人の本でしょうか?
[何気なく本を開き、ぱらぱらと捲っている]
何が書いてあるのかさっぱりです。魔法関連でしょうか。
クラム様がいらっしゃれば、お聞きできたのですが。
それか、本にお詳しいミリ様か……。
[ダンジョンに向かったことを思い出した。
本を小脇に抱え、どうしようかと迷っている。それが図書館の本などとは思っても*いない*]
―回想・草原広場―
[獣人……いや、あの声は、獣そのものだったのだろうか?
『痛いよ』『怖いよ』『助けてよ……』と訴えかけていたようにも感じたが……]
…………?
[疑問が、何かの結論まで至ることはなかった。
体を包む、暖かな癒し。メイアルの奏でる癒しの音色に導かれ、緊張の糸がぷつりと切たのだろう。
そのまま浅い眠りへと落ちていったのだから]
―回想―
[それから先にのことは、途切れがちの意識の中、おぼろげながらに把握していた。
ヴェイドに抱えられ、救護テントまで搬送されたこと。
救護テントに、ラフィも運び込まれたらしきこと。
もし、誰かがテントに訪れていれば、ちりじりになってた意識の中で、うわごとのような反応をとっていたのかもしれないが……
夢うつつの意識の中で、その日の境は、終わった]
―回想・朝・救護テント―
[浮かんでは沈んでいた…の意識が戻ったのは、翌朝のことだった。以前、…を咎めた職員>>4:49が、今度は呆れ顔で、言う。『……あんた、常連になることでも狙っているのかい? 元気になったなら、とっとと出ていきな。あんたと違って、他の若い連中は、次々洞窟へ向かっているみたいだよ』
また、出遅れてしまったのだろう。特徴を聞いて、分かった。
ミリと、リュミエールだ。ミリは、自ら進み出たのだという。
あの小さな体で、勇敢に。彼女と力を合わせ戦うことはできなかったが……きっと、ギルドが認めるほどの、実力を持っていたのだろう。
そして、リュミエール]
リュミエール……せっかくもらったお誘い>>0: 433、貰っていたのに、ご一緒できなかったわね。
ごめんなさい。
[ふと思い返してみる、語らいながら、共に夜道を歩んだ記憶。
一緒に帰ったはずなのに、頭の中に浮かんだシーンでは、彼は背中を見せていた]
―回想・朝・救護テント―
それにしても……常時ヒルダの位置を把握し続けることが、ここまで消費してしまうことだったなんて……いい薬になったわ。
あのコ達とコンタクトをとっている間は、やっぱり消耗が激しい。
要注意ね。
ヴェルデがあのタイミングで打ち込んでくれなかったら、みんなが来てくれなかったら、今頃……。
……!!
あ! 本! あの獣人……ううん、あのコが持っていた本!
ど、どこに……。こうしちゃいられないわ! すぐに行かないと!
でも、どこに……? +表+
表 → 冒険者ギルド
裏 → 図書館
―回想・朝・救護テント―
そうよ。ヴェルデや、キリカ、多分メイアルも……もしかしたら、ヴェイドも?
あのコを捕まえようとしていてくれた。間違いなく、依頼だと思う。
冒険者ギルドへ向かいましょう。それが、一番情報を得られると思うから。
[テントを飛び出すと、そこではモーリス達も大人しく待っていてくれていた。
ヒルダは元気に羽ばたいており、ホリーは……+裏+
表 → あなたも、メイアルの歌を聞いていたのね。よかった。
裏 → まだ……前足を引きずっている……
まだ足を……
[一瞬表情が暗くなるも、すぐに、思い立つ]
ホリー……少し待っていてね。
昨夜は混乱していたけれど、そうよ。私だってクノーメ先生の講習で、回復魔法を身につけているんだもの。
体調も戻ったし……きっと、いける。
[ホリーの前足に、そっと自分の片手を置いた。炎の魔法の時は、直接触れていなければ効果を得られなかったのだから。こうして直に触れ、気力を集中させれば……+表+
表 → ホリー……よかった
裏 → …………
―回想・朝・救護テント前―
[自分の手に、これまでとは異質の力が競りあがってくるのを感じる。気力が、何か別の形に変化して、毛並みの美しい前足へと注がれてゆく……。ほんの少しだけ疲労した面持ちで、しかし、自信に満ちた声で、言った]
やってみれば、できるじゃない。
ラフィやメイアルには及ばなくても、私だって……。
[「行きましょう」。動物たちに声をかけると、背筋をすっと伸ばした、冒険者ギルドの方を見据えた]
―回想・了・→冒険者ギルドへ―
―冒険者ギルド・受付―
[受付に駆け込もうとして、ふと、掲示板の書き込みが目に入った。急いでいる足を、ふと止める。リュミエール。洞窟へ出向いた、彼からだ。…とラフィーネに対し、『お大事に』そして……『洞窟でお待ちしています』と]
……救護テントに運ばれていたこと、知られてしまったのね。
もう。彼にはいつも、心配かけてしまって……。
[もう一度、掲示板に貼られた文字列を、追う。
『お待ちしています』と記憶の中の『>>0:433ご一緒させて下さい』が入り混じる。
二人で、夢や未来を語り合ったこと>>0:325を思い出す。
酔っ払って、記憶も曖昧になっていたのに、あの時空気は今でも忘れない。
行きたい。と思った。ごめんなさい>>41、なんて詫びの気持ちとは違う、ただ、自分がそうしたいと思う心。
実力さえあれば。認めてもらえさえすれば……
一呼吸置き、気持ちを収めた。今、自分のやるべきことは、離れた彼の背中を、さもしく眺め続けること、ではないのだから。あの、獣の事件はどのように報告されているのだろうか? 仲間達の結果を確認するため、受付のほうへと*歩みを進めた*]
― 回想・冒険者ギルド ―
[ヴェイド達が先に救護テントへと向かったのを見送り。獣人を連れて行く間、自分のコントロールの悪さを悔いて大きく溜息を付き、歩調も段々と遅くなり…キリカ達から少しずつ離れては気付いて慌てて追う、その繰り返しだった。]
気が大きくなっていたのか、慢心か…
リュミエールに偉そうに言えた立場じゃないな。同じ事を何度も繰り返してはいけない、しっかりしないと…。
[気持ちは晴れなかったが、ギルドに戻ると一旦その思考は頭の隅に追い遣り、今回の件についての報告を済ませ獣人を引き渡した。この時点でわかった事は、この獣人がババルウだという事くらいだったが後から色々と知る事が出来るだろう。]
…あの、出来れば後からで良いのであのババルウと話がしたいのですが。…ええ、ちょっと…ケガをさせてしまいまして。
差し入れみたいなものは持ち込んでもよろしいでしょうか?
……わかりました、ありがとうございます。
[まともに話が出来るかどうかは怪しいが、そっとギルドの職員に頼み込んだ。後はギルドから何か連絡があるのを待つのみ。]
―回想・冒険者ギルド―
[報告を終え、そういえばリュミエールの姿がない事に今頃気が付く。キリカに問うと、既にミリと一緒にダンジョンへと向かった後だと聞かされた。]
…見送りも出来なかったな。
リュミエールも準備は万端で行けたのだろうか…。
相当魔法を使わせてしまったから回復もし切っていないんじゃないか?
…まぁ、ミリが一緒だというなら問題は無さそうか。
[少し前に、怪我をしていたにも関わらず鍋を突付いていた事を思い出す。]
何度か連絡が入るようだから大丈夫だと思うが、他の皆も無事だろうか…。
[目を細めて掲示板を見、改めて自分の掌を見つめて。]
いざという時に強い自分にならなければな。
― 回想終了 ―
― → 宿・使用人部屋 ―
……明日にでも誰かに聞いてみましょう。
[結局本を手にしたまま、宿へと戻る。
もし部屋にヴェイドの姿があれば、以前ゴースト騒ぎの時に適切な対処をしていたのを思い出し。
「読めますか?」と本を見せ、中身について問うだろう]
[すでにねぐらと化したみかん箱の中で丸くなった。目を閉じてもなかなか寝付けない]
……ヴェイド様、起きてらっしゃいますか?
[箱の中から声だけかける。返答が無くても気にしない]
ヴェイド様は、何で冒険者になろうと思ったのですか?
ヴェイド様は、ご自分の事がお好きですか?
ヴェイド様は……
[単なる同期の人。その立場を思い出して口を閉ざし、頑張って眠ろうと*試みた*]
― 冒険者ギルド ―
[依頼主はリュミエールで自分は付いていっただけだと思っているので、報酬云々に関しては一旦預かった500Gをどうしたものかと手持ち無沙汰にしていた。]
キリカも居ないしミリもリュミエールも既に探索に出てしまったというし…こんな大金、渡されても困るんだが…。
[自分よりは管理がしっかりしてそうなメイアルに預けようとも考えたが、結局はギルドの方に預ける事にした。リュミエールが戻ったらその時に、と告げて。]
さて…この後は何か予定はあるだろうか。
もしもなければ軽く夕飯でも、どうか?
[メイアルがOKを出したなら、食堂で歌について聞いてみたりしつつ食事をして宿へ戻ったかも知れない。そうでなくても食堂で考え事をしながら食事をし、宿へと戻って行っただろう。]
― 宿 ―
[だるい両腕をベッドに投げ出して目を閉じる。]
僕は、皆の居る所へいけるのかな…。
行けなかったら、認められなかったという事だよな。
…
……
……やめよう、考えても詮無いことだ。
[なかなか寝付けないのか、何度も寝返りを打ってうんうんと唸ってみる。]
何かの数を数えよう、そうしよう…。
[そう呟いて思い描いたのは、あの畑にいる「へんなやつ」。頭の中でそれらが俊足で逃げる様を描いたのが悪かったのか、結局寝付くことが出来たのはそれらの数が900を越えた頃だった。]
―朝・冒険者ギルド前―
[寝付いたと思えば朝が来る。草が1029本1030本、と呟きながら宿を出てフラフラとギルド前へとやって来た。]
普通は羊のはずなのに、何故アレを思い浮かべたんだろう…。
アレも確かに気にはなるが、今の時点ではどうしようもないとわかっているし…資料の方も僕ではお手上げだしな、参った。
いっそ他の依頼を探すか…?
[両腕をブンと回して窓口へ]
―冒険者ギルド・受付―
[あの獣人……いや、自分の勘が正しければ、獣、だろうか? あのコに関する依頼の要件を探してみる。
……あった。どうやら、商店街の店主より、おかしな獣人に街が荒らされている、という事件が起こっていたようだ。
依頼を受け、達成したのは、リュミエールとされている。きっと、彼が依頼を受け、ヴェイドやキリカ、メイアルと協力し、遂行しようとしていたのだろう]
……変な、事件ね。
[よくよく調べてみると、被害の起こっている事件は、いきすぎた子供のいたずら程度のものばかり。
もちろん、商売を行う人間にとっては、困る案件ばかりではあるが……。『獣人ババルウ』は、どうやら現在、黙秘を続けているらしい]
あの泥棒が、もし私が思った通りだったら……
[自分の手をじっと見つめる。もし思った通りだったら……なに? 確かに、自分の勘が正しければ、あのコは黙秘を続けるしか……ただおびえて黙りとおすことしかできないだろうけど……+表+
表 → 「言葉を話せないと通じ合えるのが、私の力じゃなかったの?」
裏 → 「……だから、私の気のせい>>3:54なのよ。モーリス達以外と話せた『ように感じた』ことがある? 『伝わる気がした』ことがある?」
―回想・使用人部屋―
[キリカに本を見せられ、手に取ってみる。なかなか立派な装丁で、表紙にはルビーが象嵌されていた。普通に考えれば、魔法書だろうか。]
暗号の類ならそれなりに知ってるんだが、魔法書の古代文字とかまでいくとほとんどわからんのだよなぁ・・・。
[ぱらりと開いて、ぺらぺらとめくってみた。92/90以上なら以下略。]
私は……どこかで責任を取らなくちゃいけないわ。
勝手に、テイマーを名乗ってしまったんだから。
長く一緒にいた、モーリス達と、気持が通じているように感じただけで。
やってみるべきだよ。私の力が本物なのかどうか。モーリス達以外にも、通用するのかどうか。
もしかしたら、本当にババルウは単なる犯罪者なのかもしれない。それならいい。私の勘違い。
仮に動物であっても、私は通じることはできないかもしれない。それでも……
[言葉を一端区切り、かつて引きちぎった冒険者証>>1: 401にそっと触れる]
やるだけのことは、やらないと。
[決意を込めた瞳で、ババルウの依頼報告書を見つめ続けている……]
[適当にページをめくってみる。古代文字とは何となく違うように見えた。精霊文字か?
魔法の素養ゼロのヴェイドには、全然読めない。たまにちらちらと挿絵があるくらいで、何のことかさっぱりわからなかった。]
うーん、分からん。魔法が使えるやつなら読めるかもなぁ。
[たまたま開いたページには、あの木属性精霊用のプロテクトアーマーの挿絵が。しかし残念ながら、ヴェイドはその本物を目にしていなかった。
ぱたりと本を閉じると、キリカに返した。]
[ギルドへ向かい、気になっていた昨日の獣人?事件のだいたいの概要を調べた]
まあ、一度の泥棒騒ぎどころではなかったですのね。
捕まった…のならよろしかったですけれど。はぁ、近くに居たのに、またなんのお役にも立てませんでしたわね…。
[そしてリュミエールとミリの出立の話と伝言メモも見つけ、少し悲しそうにほほ笑んだ]
次から次に、行ってしまわれるのね。冒険者って、そういうものですものね…。どうか怪我も少なく、ご無事でありますように。
―回想・夜の使用人部屋―
[横になったヴェイドに話しかける声。普段のヴェイドならば、すぐに返事をしただろう。しかし今日に限っては何も答えない。目を瞑ったまま、規則的な寝息を立てている。
きっと今夜ならば、誰でも簡単にヴェイドの寝首を掻くことができたに違いない。珍しいことに、熟睡していた。]
―回想・了―
―ギルド前―
[もっとも懸案の事件の今までの経緯を再確認するとギルドの外に出た]
今日の体調なら、畑まで辿りつけるかしら…?
リュミエールさんもご出立されてしまったし…メイアルさん…はどちらにご滞在か、わたくし存じ上げないのよね…。
それともまずは、文献などで調べてみたほうが良いのかしら。
[...は、悩んだ。結論は+裏+ 表なら、畑へ向かう。裏なら文献調査へ]
―朝―
[大幅に寝過ごして、目が覚めた。さすがにキリカは出て行ってしまっているだろう。
軽く頭を振りながら上半身を起こすと、がしがしと乱暴に頭をかいた。]
・・・マジか。
[久しぶりに、夢も見ないほど完璧に眠ってしまった。あれは「子守唄」としては、最強だったようだ。]
参ったな、ちくしょう・・・。
[納得がいかない様子でベッドを降りると、冷たい水で顔を洗って、ついでにばしばし頬を叩く。気合だ。そして街へと出て行った。]
―街なか―
さーて、どう動くかな?
全員の現在地はどこなんだろう?
こういうときは、これだな。
[ポケットの中から硬貨を一枚取り出す。]
表が出たらギルド、裏が出たら・・・どこだ?街の外にでも出てみるか・・・。
それ。
[指先で真上にピンと跳ね上げて、手の甲で受け止める。見れば+表+が上を向いていた。]
・・・うぎゃっ!?
[その直後、ヴェイドは背中を誰かから思いっきり踏んづけられたような気がして、思わず声に出して叫んだ。]
― 冒険者ギルド窓口 ―
[自分で受けられそうな依頼はそう数もなく、チラチラと依頼の貼り紙を視線が通り過ぎて行く。思えばもうほとんどの同期の人がダンジョンへと赴いた。これから先も1人になる事があるのだから選り好みしては…とも考える。
それだから改めて依頼を端から見て行くと、ふと見覚えのあるような依頼が目に止まった。]
ん……これは。
スコル達が言っていたのと似ているが…うん、場所も。
ゴートと連呼していたし、別件で調査をとも言っていたから間違いないだろう。
これらもどうにかしたいが…。
[貼り紙を凝視してまた独り言。]
[訳がわからないまま背中をさすりながら、とりあえずギルドに向かうことにした。
受付のリンダに相変わらずな誘いを挨拶代わりに投げかけると、ふと見知った顔が目に入った。]
おぅ、お前さんは俺と名前が似た男。
[わざとそんな言い方をしながら、ヴェルデに声を掛けた。]
なーにしてんの?
ああ、ヴァレリアもいたのか。身体は大丈夫なのか?
―冒険者ギルド・窓口―
[ババルウの報告書に気を取られすぎていたのだろう。すぐ近くに、先日ババルウを捕獲に乗り出した、張本人が、掲示板を凝視しながら、なにかを呟いている]
ヴェルデ? あぁ、昨日は、ありがとう。助けてもらって……。
―冒険者ギルド・受付―
[ヴェルデに語りかけたところで、ヴェイドの存在に気づく。名前の混合しやすい二人とこうして三人で対峙するには、初めてのことだろうか?]
あぁ。ヴェイド。昨日はごめんなさいね。また、あなたの手を煩わせてしまって。
救護テントに運んでくれたの、あなただったでしょう?
[そういえば……二人ともあそこの場所にいたわけで……。
…はふと、昨日盗まれた本のことを、思い出す。彼らが捕獲した張本人なら、聞いた方が、手っ取り早いのかもしれない]
[ブツブツと独り言を呟いていると、2方向から自分の名を呼ぶ声がする。慌てて振り向けばヴェイドとヴァレリアが傍に居る事にようやく気が付いた]
うわっ!?……って、2人とも。おはよう…?
[少々混乱しているようだった]
にしてもいい陽気だねぇ。こう、あくびが出そうになる。
[窓の外を見てそう自分で言いながら、ふぁとあくびをした。目をこすってしばしぼんやりすると、窓の外にギルドから去っていく見知った人影が。]
・・・あ、ラフィーネじゃん。ギルドに入るときには気づかなかったのに・・・。
んー・・・。
[ちょろっと頭の隅に何かがひっかかった。少し考えて、おお、と声を上げると、その後姿を追いかけて猛烈なスピードで走り出した。追いつき前に回りこむと、ラフィーネに話しかける。]
なぁ、お前さんって精霊文字は読めたっけ?多分精霊文字だと思うんだけどさぁ、キリカがそんな本持ってたんだよ。
キリカに会ったら読んでやってくれる?頼むぜーんじゃ。
[言うだけ言って、再び受付へと戻った。]
― 回想・夜 ―
[ヴェイドに見せた本が捲られて行くと、覗き込む。文字はほとんど理解できない]
何でしょう、それ?
[彼が開いたページに書かれていた挿絵には、一瞬興味を示した]
はあ、そうですか。
魔法が使える人ですか?
[魔法使いがいるとすれば、魔術師ギルドか。
本自体も盗品なら証拠品として返却の必要があるし。明日ギルドに戻そうと思いながら、礼を述べて眠りについた]
で、何だっけ?ああ、運んだことね。
ああもういいよ、ヴァレリアにとって男ってのは、自分を運んでくれるような存在なんだろ?いまさら気にしてねーよ。
[するりとそんな言葉が口に出てしまった。
驚き混乱するヴェルデには、うーんと唸って何事か考えているようだ。]
― 朝 ―
[本を抱えたまま、まずは商店街へ。こちらから報告するまでもなく、ギルドから獣人騒動の依頼解決という形で通達を受けていたそうだ。商店主たちから詫びの言葉といくつかの商品を手渡された]
……まあ、いいでしょう。これで商店街の人にも顔と名前が売れたと思いますし。
こうやって徐々に信頼関係を築いてく。冒険者にとっての通過儀礼みたいなもんかもしれませんね。
[商店街で開錠ツールを買い、街中を歩いていく]
―冒険者ギルド・窓口―
あなた……はぁ。本当に、失礼な人ね。確かに……モーリスも男の人だけど。
[声色を落とし、まだ少し混乱した様子のヴェルデに「そう思わない?」とでも言いたげな視線を送る。しかし、言い終わったのちに背中をさする姿に]
どうか……したの?
[ババルウ事件の報告書を持ったまま、訪ねてみた]
― 商店街 ―
これからどうしましょうか。
罠の仕掛け方、もう少しちゃんとおさらいしておくべきでしょうか。それと解除も。
[昨日の未発動のことが気になっているようだ。
本を抱え直した後、昨夜のヴェイドとの会話を思い出したりして、今日の予定を考えている]
[ヴァレリアの返答に、ちょっと苦笑いして肩をすくめる。]
認めるのかよ。アッシーってやつか。
素敵な男女関係だ。
ん?背中?何でもねーよ。
誰かが噂をしてるとくしゃみが出るだろ?
そういうことだ。
[ヴァレリアには理解不能だろうが、気にせずお構いなし。]
[なんとか呼吸を整えて2人に向き直ると貼り出されている依頼の一つを指した。]
いや…この依頼、少し前にスコル達が調査していたものの別件ではないかと思って読んでいたんだ。
ゴートの調査、だな。確かに本当に凶暴化していたのかどうかは明確にしておくべきだろうし。
― ギルドへ向かう道 ―
やっぱり、教わるのと実戦してみるのとは違いますね。
草ソリに乗るのも、罠の作り方や……戦闘も。
[昨日ババルウに殴られたあたりを擦る]
……もっと色々と経験を積まないと駄目です。
[本を抱えたままギルドへ足を向けると、途中でラフィーネの姿が見えるか]
ゴート? ヴェルデ、ちょっとごめんなさい。私にも読ませてもらっていい?
[凶暴化……と呟きながら、ヴェルデの近くに寄り、掲示板をのぞきこんだ。スコル達の依頼のことを、…は知らない。ただ、『ゴート』が動物だということは知っていたため、気になったようだ。ババルウの報告書を受付に置き放しにし、その内容を確認している]
[ゴート依頼に夢中になるふたりの姿を、少し遠巻きにして見ている。少し考えて、おもむろに告げた。]
俺、その依頼パスな。
[理由も告げずにそう言って、ギルドを出ようと歩き出した。]
あ、ラフィーネ様。
[最後に見かけたのは、確か畑の中で祈る姿。
こちらへ駆けてくる姿に手を合わせて一礼]
何だか凄く久しぶりなような気がします。
……ちょうど良い?ご無事?
[両手に本を抱え、こてりと首を傾げる]
―ギルド近くの道―
[キリカの姿を見るのは久しぶりで、なんだか嬉しくなる。本人は嫌がるだろうから口には出さないが、その姿は何度見てもとても愛らしい]
お変わりないようでなによりですわ。
なんでも精霊に化けたヴェイド様に顔に文字を書き込まれたとかなんとか伺ったので…心配になっていたところですの。
遅くなってしまいましたけど、キリカさんにもたくさんご迷惑をおかけいたしましたわ。ごめんなさい。
それにありがとうございます。お気づかい、いただきましたでしょ?
[畑でもらったレモネードのことを思い出しながら、言った。]
[ギルドの外に出ると、モーリスが繋がれているのを見かける。ヴェイドは近寄り首筋をそっと撫でると話しかけた。]
お前さん、今の状況満足か?
[世の中、人同士の関係が多様なように、テイマーと使役獣の関係も色々あってしかるべきだろう。しかし。]
・・・俺は、同衾すらさせてもらえない女は、願いさげだねぇ。
[そんなことを言って、モーリスと別れる。まだそんなに離れていないはずのラフィーネの姿を探して、彼女が歩いていったほうに駆け出した。]
[皆でどうだろうか?そう告げようとした所にヴェイドが去ろうとしている。慌てて追おうとするがそれだけの勇気は、無かった]
皆で行けば様々な知恵が出るだろうと思ったが…甘いと言う事か…。
[引き止められず、ただ見送るだけの自分。肩を落として受けるか否かを考えて居た。]
更新時間が24時間延長されました。
[駆け出した足が、ぴたりと止まった。]
・・・ドラゴンが出た・・・?
[思わず、声に出してしまっていた。ヴェイドは唇をきつく噛むと、ダンジョンの方に顔を向ける。しばし睨み付けるように見つめてから、再び走り出した。信じて任せるほかにない。]
・・・・・。次の推薦、悩ましいな・・・。
[ぽつりと。]
誰が誰を、ぶらーんと吊り下げるって?
[そんなことを言いながら、ヴェイドはキリカの襟元を引っ掴んで持ち上げた。]
よお、お二人さん。
[あっさりと追いついた。キリカはちょうど本を開いて、ラフィーネに見せているところだった。]
それなー、俺もさっぱり読めねーんだわ。
―冒険者ギルド・受付―
やけに、あっさりしていたわね、彼。
[ギルドから外へと出て行ったヴェイドへ向け、ぼそりと呟いた。傍らでは、ヴェルデが肩を落としてその姿を見送っている。ヴェイドを、依頼に誘おうとしていたのだろう、と推測し、訊ねてみた]
ヴェルデ、この依頼、受けるつもりなの?
わたくしにできることがあるなら、何でも言ってくださいね?
え、文字? なにかしら
[キリカが開いた本を、かがんで覗きこみ、まずはその文字の形をまじまじと見る]
んー……これ、古い精霊文字かしら。古代文字や神聖文字なら、教典で慣れてるのですけど…。でも半分くらいならわかるかもしれない…。
とんでもなく珍しい本よね?そもそも文字を操る精霊というのは…
[話がそれかけた瞬間、ヴェイドがキリカを持ち上げた]
あら、びっくり。
[足をじたばた動かしている]
精霊文字……?
これからギルドに届けに行こうと思っていたのですが、そんな貴重な本でしたか。
もしかして中、見たらまずかったでしょうか?
[ヴェイドとラフィーネの顔を見た]
[ラフィーネが口に出して言う「あら、びっくり」に、棒読みのような面白さを感じて思わず噴き出した。]
ぶはっ、驚いてるように見えねーって。
[ケラケラ笑う。]
んで、半分くらいでも分かれば、何が書いてあるか分かるんじゃね?
・・・あれ?それってもしかして・・・。
[ちらりと見えた裏表紙の内側に、見覚えのある印章を見つけた。]
あーこれ、図書館の本だぜ・・・。
昨日はそこまで見なかったから、気づかなかった。
[ぷらぷらとつりさげられるキリカの姿はますます愛らしい。笑みを噛み殺しながら本を受け取った]
ずいぶんと立派な本ね…どうやって入手されましたの?
[つい最近、なにか別件でも本の話題があった…と考えながら、解読できるかとページに目を凝らす]
あら、今さら中身を見たらまずいと申されましても…見たところ、いかがわしい話ではなさそうです…が…?
[なんとなく解読したそのページの内容に、眉を潜めた]
実はすぐそこで拾ったのです。
思い返すと、昨日捕まえた獣人が持っていたのかもしれない、と思いまして。
……図書館の本でしたか。利用したことないから気付きませんでした。
じゃあ、ヴァレリア様を見つけて、お渡しした方がよろしいのでしょうか。
[中身に関しては理解できず、ラフィーネが解読している様子を見つめている]
んーと、盗難された本を取り返すという依頼を、ヴァレリアが受けていた・・・のか?
そういえば昨日、あの場所にヴァレリアがいたのって、何故だ?
お前さんたち、一緒に捕獲依頼を受けたって訳でもなさそうだし・・・。
[ギルドの食堂からついて行ったのだから、そこは間違いない。]
俺は親父じゃねーって。
[ひょいっと放るようににして手を離した。]
そうね、ヴァレリアさんからのほうが……
[その受け答えは上の空。頭のなかは、本からなんとか読み取った内容と、リュミエールの報告書で、いっぱいになった]
何故でしょう?獣人は、ヴァレリア様のお連れの鷹様が追って来てくださいましたけれど。
[ヴァレリアから話を聞いたというラフィーネを見やる]
……32年生きてきたなら、十分親父です。
[くるくるっと1(6)回転して着地すると、ヴェイドに向かって舌を出した]
え、なんですって?
…ええ、ヴァレリアさんなら、そう。
本泥棒…つまりその昨日の子ね…をヒルダに追い掛けさせていたみたいで、それで犯人の行き先を追って来て…わたくしはたまたまあの場所で行きあって…ヴァレリアさんが怪我をされてたので、ひきとめていましたの。
[考えこみながらも、そう付け加えた]
― 冒険者ギルド ―
少し受けてみようかと、思って居たんだが甘かったみたいだ。皆で向かえば何か危険なものがあっても多少の事はなんとか出来ると…思っていた。
そういうヴァレリアはどうするつもりなんだろう。
[正直に、ヴェイドをアテにしていた事を告げてヴァレリア自身はどうするつもりなのかを問う。]
鷹?ああ、ヒルダとか言ったな、あいつか。
[ほんの少し、さっきのヴァレリアの姿を思い出した。
ヴェイドがかつて出合ったテイマーは、自分の使役獣とひたすら寝食を共にしていた。そうやって信頼を得て心を通わせ、無二の存在へと繋がりを濃くしていた。
しかしヴァレリアはどうなんだろう?あの三匹とは、どういう繋がりなんだろう?三匹以外にも手当たり次第、声を掛けようとしているようだ。カボチャ、ババルゥにも興味を示していたように見える。そしてさっきは、ゴートと聞いて目の色を変えた。
その姿を見て、ヴェイドには・・・言い方は悪いが、次々に男を乗り換える女、という認識が濃くなっていった。]
(・・・でも、その判断が正しいかは分からんよな。俺、そのあたり門外漢だから、「テイマー」の判断、できねぇよ・・・。)
[他の職業に関しては、知らないなりに理解しているつもりだ。判断基準に迷うことがない。だが、ヴァレリアは。]
・・・・まだまだだ。
まだ知らんことが多いから、親父じゃねぇ。
[舌を出すキリカを、微笑ましく見た。]
―冒険者ギルド・受付―
[…は、ヴェイドの言葉を受け、感慨深そうに口にする]
正直言うとね。興味はあるの。だって、ゴートって、繁殖期でもない限り、基本的に大人しい動物だし、今はそんな時期でもないはずだし……。
なんで? とは思うから。
うん……あなたの話を聞く限り、その場にはスコルがいたわけだし……猟師、動物の生態をよく知った彼が、ゴートを刺激するようにも思えないから。
何か……ゴートを怯えさせるようなものがあるのかしら?
凶暴な動物って、蓋を開けてみれば、結局そんな感じだったりするから。
でも……
[一転、両手を背中にまわすと、申し訳なさそうに肩をすくめた]
ごめんなさいね。私やらなくちゃいけないことがあるの。ちょっと、探し物をしていて……。
[視線を、受付に置きっぱなしにしてある、ババルウ事件の報告書の方へ向けた]
――ギルドへ向かう途中
[ふあふ…と大きなあくびをしながら、ギルドへ向かうメイアル。
その先にヴェイドやキリカ、ラフィーネといった同期の姿を見つけた。
+表+
表:おはようございます〜と、声を掛ける。
裏:お腹がすきました〜と、ご飯をたかる。]
[ヴェイドたちに、いつもの柔和な笑みを浮かべて、]
おはようございます〜。
うっかり寝過ごしてしまいました。はふ……。
今日もいい天気ですねえ。
ところで、皆さんおそろいで夕飯の相談ですか?
[夕飯の相談なら混ぜて欲しいとばかりに、にこにこと三人の輪に入り込んだ。]
ええ……テイマーと一緒にいる方々って、魔獣とは別物なのでしょうか。
モーリス様に乗せて頂いた時、ヴァレリア様と心が通い合っているように感じたのですが。
[何かを考え込む様子のラフィーネを一度見て]
……そんな理由で親父を否定しますか。
[ヴェイドが草ソリに乗ってはしゃいでいた姿を思い出す。あれは子供のようだったか、と]
あ、メイアル様。おはようございます……夕飯?
[その単語に反応するように、くーとお腹が鳴いた]
[キリカの「テイマーと一緒に〜」に反応して、]
一般的にテイマーの人が使役するのは、獣か幻獣って言われていますねえ。
魔獣を使役する人はあまり聞いたことがないような気がしますよ。
と、そんな事をは置いておいて。
真面目な顔で話し合うことといったら、夕飯の相談ぐらいしかないと思うのですが…ちがったでしょうか?
おう、メイアル。・・・お前さん、本当に食いもんの話ばかりだなぁ。
[いっそすがすがしいと思ったり。]
あー、少なくともヴァレリアが連れているのは、魔のものではない。
魔獣が街なかにいたら、とんでもない騒ぎになるぞ?
獣の本質を持った相手ならば影響を与えるきっかけが掴める、とか言ってた記憶があるから、キリカも多分オッケーだ。
・・・俺のことを「ご主人様」と呼んで言うことを聞くなら、夕飯奢ってやろう。
[試しにキリカをテイム。]
へぇ、獣か幻獣か。んじゃ俺が出会ったあの人は、本当に珍しかったんだなぁ。
へえ……
普通に意思が通じ合えるかもしれないのですかね。
そうなのですか?
ああ、あのレストランの食事は美味しかったです。
[味を反芻すると、涎が出そうになる]
[頭の中で考えを整理する。辻褄はあっているような気がする。
それにしても、この本が盗まれ、キリカが拾い、このタイミングで持ってきて、そのページを開いたこと…これは本当に偶然なのか?空恐ろしい気がする……]
って、メイアルさん…!?
いつの間にいらしたの?
まあ、びっくり
[先ほどヴェイドに笑われてしまった口癖を、また繰り返した]
[メイアルの「ご主人様」を聞いて、うーんと首を傾げて]
・・・・メイアルだと有り難味がカケラもねぇ・・・・。
[何だか残念そうな表情だ。]
ああ、随分昔の話だがな・・・。もう、15年も前になるか。
彼は駆けずとも駆けていたし、飛ばすとも飛んでいた。
素直に凄いと思ったけれど、俺にはとても真似できないとも思った。
[自分だと有り難味があるのか?と複雑な表情]
拙者も聞きたいですね。ヴェイド様の過去話。
彼……その方、ヴェイド様のお友達ですか?
それで、夕飯はどこにしますか。ギルドの食堂?
[有り難味がないと言われて、しょんぼりしつつもヴェイドに詰め寄って]
そんな……では、夕飯は!? 夕飯を奢ってくださる話はどうなるのですか!?
[ヴェイドが語る昔話に、ふむふむと相槌を打って]
優れたテイマーになると、テレパスのようなもので心が通じ合うと言いますしねえ。
そこまでの域に達すれば、言葉はいらないのでしょう。心で思うだけで、意思が伝わるのでしょうから。
・・・・お前さんら・・・・奢るのはいいんだけどよ、その本どーすんだよ?
[依頼かどうかは不明だが、そっちのけで食事話に夢中になっている二人に思わず頭を抱える。
ちらりとラフィーネをみれば、またびっくりしていない様子でびっくりしているらしい。]
先日のレストランって、どこのことだ?
[何だか、ダンジョンの中とこことでは別世界だなと、ため息が出た。]
言葉がなくても、意思が伝わる……以心伝心というものですね。
え、あのレストランですか。
……おごってください、ごしゅじんさま。
[ヴェイドを上目遣いで見上げた。本の事を言われると]
はう。そうでした。
ヴァレリア様がどこにいらっしゃるか、ご存知ありませんか?
本?
本とは何のことですか?
[今日始めて耳にした単語に、きょとんと首をかしげた。]
フェイトさんの推薦が決まった時に、フェイトさんとキリカさんと私の三人でお祝いをしたのですよ。
[場所は〜と続けて言った店は、中の上レベルのそれなりに有名なレストランだったり。]
[そういえばメイアルは確か、リュミエールとともに畑に行っていたはず…問い掛けようとしたが……]
メイアルさ…え、夕飯?悩み?ご主人さま?
[なんだかずいぶんと違う話になっているらしい。思わず場違いな話を飲み込んだ]
夕飯の悩み…?
私は誓願のため肉類を食べられませんので、たしかに食事に関しては悩みが多いですけど…?
以心伝心というかね、目を閉じて相手を思うだけで、同じように風を感じて、同じようににおいをかいで、同じように景色を見る。そういうことができるんだと。
その人たった一人で山の奥深くに住んでても、世の中の色んなものを見聞きしてた。
ある依頼で三日くらい一緒にいただけなんだけど、新鮮な生き方だったね。
・・・・おおぉおお!
俺はたった今、新しいスキルに目覚めたぞ!
[ちゃららちゃっちゃら〜♪
ヴェイドはテイマースキルを手に入れた!
使役獣キリカを仲間にした!
・・・んな訳ない。]
それはともかく、ヴァレリアならギルドの受付でうろうろしてたぞ。今ならまだ居るんじゃないか?
[ヴェイドの話を聞いて]
それはテイマーというより、魔術師のファミリアに近いのではないかと、推測します。
知覚や臭覚を初めとする感覚の共有とは……よほど完成された関係なのでしょうねえ。
[ふむ、と小さく頷くと、ローブの袂から羊皮紙の切れ端と羽ペンを取り出して、なにやらさらさらと書き付けている。]
本は、それ。
[ルビーが象嵌された本を指差す。]
へぇ、お祝いか。良くそんな金があったな。
[店の名前を聞いて、ふむふむと頷く。「本業」の報酬は景気付けに『夜陽の欠片』の親父にくれてやったが、日ごろの蓄えが人並み以上にあるので、実は経済的な苦労は無い。
少しだけ考えて、答えた。]
いいぜー奢ってやる。
その代わりに、メイアルは「鎮魂」を気合で覚えろ。
・・・へぇ?また違うのか?本人はテイマーと言ってたぞ?
複数の魔獣を連れていたしなぁ。ファミリアって確か、魔術師と一対だろ?
[肉が食べられないというラフィーネには、メイアルと一緒になって心底かわいそうな目で慰めた。]
[メイアルの同情のこもった声音に、思わず笑いだしそうになった。ヴェイドの目線にも気付いて]
その…もう10年にはなりますので、辛いってことは…。
それにしましても、メイアルさんって、今までお会いしてきたエルフの方とは、だいぶ違っておられて…驚かされますわ…
[本とヴァレリアの話をきいて]
よろしければ、わたくしがお届けしましょうか?
お会いできなければ、ギルドに、ヴァレリアさんに渡していただくよう預けます。それなら皆さんはご夕食に行かれるのでは…?
分身、いえ、相手と一つになる感覚というものですか。
伝説的なテイマーの方かもしれませんね。
しかし山奥とは……まるで仙人のようです。
[新しいスキル、と聞いて首を傾げた]
ファミリア?そんな職業もあるのですね。
メイアル様、それはサーガのためのメモ書きですか?
[覗き込む。
ラフィーネが肉を食べられないと聞くと、二人と同じように同情の視線]
[指差された本をじっと見て、]
この本がどうかしたのですか?
私には普通の本に見えますけど〜……。
[じろじろと無遠慮に見つめつつ、奢ってやるといわれるとぴょんと小さく跳ねて小躍り]
ご主人様、大好きですよー。わーいわーい。
はいはい。気合で覚えますよ〜。「鎮魂」だろうが「魅了」だろうが[振動]だろうが、なんだって覚えちゃいますよ〜♪
感覚の共有は長く生きている私ですが、あまり聞いたことがないです。
しかし複数の魔獣を連れていたのならファミリアとは違いますね。ヴェイドさんの仰るとおり、ファミリアと魔術師は一対ですから。
―冒険者ギルド・受付―
[>>120ヴェルデも、やはり同じ違和感を抱いていたようだ。狩人として生きる彼もまた、動物に近い場所で生きてきたのだろう。
彼に対する親近感が、募る。
例え、それ以外の場所では、生きてきた道が全く異なるものだと、分かり切っていたとしても。
結局…は、協力の申し出を、断り切ることができなかった]
分かったわ。でも……今は、やっぱりだめ。
私は、先にやらないといけないことがあるから。もし、私が探しているものが見つかったら、ご一緒させてもらうわ。
『…受けたいが、2人か』
[ヴェルデは、まだ決心がつかない様子だ。ただ、依頼に対して少し前向きに考えることが、できるようになったかもしれない]
伝説的、そうなのかね?確かにちょっと俗世間のにおいからは無縁な人間だったが・・・俺には、いたって普通のおっさんに見えたなぁ。
いいかキリカ、俺をご主人様と呼ぶからには、こういうことをされても怒ってはダメなんだぞ?
[再び、ぷら〜ん。]
本はラフィーネに頼むといい。肉が食べられないんじゃ、あの店に行っても楽しめないだろう。
[ラフィの言葉に、ますます同情するようなそんな表情になり]
10年も肉絶ちだなんて……私には耐えられません。
ラフィーネさんはそんな苦行を……よく耐え難きを耐えて……。
[ううっ、とローブの袖で涙をぬぐうまねをする。]
はい。良く変わっていると、里の者からも言われていましたよ。
[尋ねるキリカに頷いて]
ええ。忘れない用に記しておく用に、いつもここに用意しているのですよ。
[と、自分のローブの袖の中を見せた。]
ああ、ファミリアは職業とはちがいますよ。判り易く言うと、魔術師の使い魔の事です。御伽噺などでよく魔女が黒猫を使役しているでしょう?
あれのことですよ。
ええと……ラフィーネ様、よろしいのですか?
レストランには、肉料理以外にも色々メニューはございましたよ。
元は拙者が拾ったものですし。そこまでご迷惑をおかけするのは……。
[ラフィーネから届けたいという意思を感じたなら、それを断るのも悪いと思う。
誰かを頼りにすることも、以前よりは抵抗がなくなっている。
ヴェイドの言葉にも後押しされるように]
それではお手数ですが、お願いしてもよろしいですか、ラフィーネ様?
メイアルってエルフなのに精霊文字は読めないのか?
ほほーそれは楽しみだ。気合で一晩で覚えて見せろよ?
[無茶を承知で言ってみる。]
だな、それにファミリアは、たいてい小動物だ。ヘビとかもいるけれど、目立たずに狭いところにも潜っていけるような生物を選ぶことが多い。
……読めなくはないですが、あまり精霊魔術の勉強はしていないのですよ。
エルフは精霊文字なんて読めなくても、精霊の声を聞くことが出来ますから。……基本的には。
頑張りますよー。多分61時間ぐらいで、なんとか……。
[あはは、と視線をそらして誤魔化す用に笑う。]
邪教の信者は小悪魔をファミリアに使う者もいるという文献を読んだ記憶がありますよ。
うわー、凄いんですね。
ミリ様の本の精霊みたいです。
[メイアルの袖の中を興味深そうに見て]
ふぁみりあって使い魔なんですか。
……なるほど。術者の目となり耳となるには、小さな動物の方が都合が良いです。
話ができるから、読み書きは必要ない、か・・・。
[メイアルの言葉に、寿命の違いを感じ取ってしばし黙った。ヒューマンは寿命が短いゆえに、次世代に遺すために文字を使う。]
・・・ハーフエルフの寿命って、どの程度なんだろうなぁ?
俺なんか、あっさり年食ってジジイだよな。
・・・って、メイアル。昨日は12時間で「鎮魂」を覚えるって言ってたじゃねーか!
小悪魔のファミリアかぁ・・・。すばしっこくてあれもなかなか大変だよな。
[ラフィーネと別れると、キリカを肩車したまま歩き出した。]
[キリカの言葉に頷いて]
ええ。小動物のほうが移動時や対象の追跡等、色々と便利ですからねえ。
これがコボルドサイズだと、宿に泊まる時も大変そうです。
「うちは中型ファミリア以上はお断りだよ!」とか言われちゃいそうですよ。
ハーフエルフは……ドワーフと変わらないんじゃないですかね。
知り合いにハーフエルフがいないのではっきりとは判りませんけれど。
[歩き出すヴェイドの横をとことこと、付いて歩いて]
いやあ。それが12時間きっかり寝てしまいまして。あははー。
小悪魔のファミリアを相手にするのは大変そうです。
ダンジョンの皆さんが無事だと良いのですが……。
[ダンジョンに潜って行った皆を思い、少しだけ目を細めた。]
[ギルドへ向かうラフィーネに頭を下げてお見送り。
メイアルから、中型以上お断りと聞いて噴き出した]
確かにあまり大きいと宿では二人分の料金が必要ですし、食費もかかりますね。
[二人の寿命の話はあえて聞こえないふり]
食費が二倍は困りますね。
私なんてこれ以上食費がかさむと、一日中広場でおひねり集めのために歌っていないといけなくなります。
[これは由々しき問題ですと、別にファミリアがいるわけでもないのに真剣に考えて、食費2倍の恐ろしさに体を震わせている。]
・・・ドワーフの寿命って、どれくらいだよ・・・。
[余計分からない。思えば今まで、亜人とパーティを組んだことがほとんどなかった気がする。組んでも、いつ死ぬか分からないこの稼業、寿命の話になった記憶が無い。
そういえば、一歳ちょっとで成人というキリカはの寿命は・・・。もうこの話は切り上げることにした。]
よし、お前さん、今日は寝るな!
[メイアルの脳天に軽くチョップを叩き込んで活を入れる。]
ダンジョンは、まあ、俺たちよりも成績のいいやつらが行ってるんだ。
大丈夫だろ?でなきゃ俺らが大丈夫じゃなくなる。
[ん〜と、記憶を探るように宙を見て]
ドワーフは200歳前後と聞いていますけれど……。あくまでも私が里で聞いた話なので、正確かどうかはわかりませんが。
って、いきなりなにをするんですかっ!?
[叩かれた頭を抑えて涙目]
別の意味で眠りに付く所でしたよ。あいたたたたた。
私はか弱いんですから、もう……。
そうですね。きっと皆さん、今頃モンスターなんて蹴散らしてるにちがいありませんね。
一体、食費に幾ら使ってるんですか。
[メイアルの真剣な表情にはこちらまで怖くなってきた]
それにしても。
ヴェイド様の視点からは、街がこんな風に見えるんですね。
[ヴェイドの肩の上で揺られながら周囲を見回す。
ちょっと恐怖心すら覚える高さだが、遠くまで見渡せる新鮮な視界に目を見張った]
大体このくらいでしょうかねえ。
[こっそりとキリカに教えた食費は42G。これでも少ない方ですよ、とのんきに笑うメイアルだった]
[倍か・・・。メイアルの200歳という話を聞いて、心の中がざわめいた。しかし口には出さない。]
この程度で泣き言を言うなー。
そうそう、他のやつらはもっと酷いダメージを負ってるかもしれない。・・・負ってないかもしれない。
[キリカの言葉に、ぷっと噴いた。]
あのな、キリカ。
盗賊ギルドに属してんだから、いろんな視点でモノを見るようにしろよ。
冒険者には三つの道がある。表の道、裏の道、地下の道。
そして盗賊にはもうひとつ、屋根の道。
それぞれ、どう繋がってどこにたどり着くか、根城にする街なら頭の中に叩き込んでおけ。
俯いてると視界が狭くなるぞ。
[大またですたすたと歩くヴェイドの歩行スピードもまた、キリカには目新しいかもしれない。やがて、目的のレストランの看板が見えてきた。]
どの程度だろうと、痛いものは痛いのですよ〜。
[口を尖らせて、涙目でぶうぶうと文句を言うメイアル。]
ダンジョンに行ったみなさんが無事だと良いんですが。
でも回復魔法が使えるリュミエールさんもいますし、きっと大丈夫だと信じていますよ。
[ヴェイドの歩く早さになんとか追いつきながら、目的のレストランへ到着。
レストランでは、ヴェイドに92×2G分の食事を奢ってもらって、この世の春を満喫するのだろう。**]
―冒険者ギルド・受付―
[依頼紙を凝視しているヴェルデを見ていて、はっと、気付いた。そうだ。本を探すなら、ババルウと実際に対峙した、彼に聞くのが手っ取り早いはず。受付の上に置いた報告書を手の取ると、ヴェルデに詰め寄った]
ヴェルデ? あなた、確か……キリカ達と、この依頼、遂行したのよね?
リュミエールがやったことになっているけど……これ、あなたがやったことでしょ?
実はね……私……
[ヴェルデに対し、昨日の顛末を話し聞かせ、本のことを知らないか、と訊ねてみた。しかし、どうやら、彼の手には渡っていないようだ]
そうなの……それじゃ、やっぱり、もう『あのコ』に直接聞いてみるしかないわね……。
[その言葉に、ヴェルデはどう反応したのだろうか。もし、彼が『あのコ』の言葉に疑問を持ったなら、…の思っていることと同じことを、察してもらえるのかもしれない。そうでもなくとも、…はババルウに『聞き出しに行きたい』旨を、彼に伝えたことだろう]
盗賊専用の道……。
はい、わかりました。きっと依頼をこなすための道もまたしかりですね。
高い所って、実はあまり得意ではないのですが、頑張ります。
[ヴェイドの歩く速度を気にしつつ、遠くを見るように顔を上げる。
人の流れ、店の構え、何日も逗留しているのに、その一つ一つが新鮮に見えた]
―冒険者ギルド―
[ギルドに頼み込み、まだ取り調べ中のあのコ、『獣人・ババルウ』の元へ。ヴェルデは同行してくれたようだ。それほど困難なく面会ができたのは、依頼の達成者の一人がいてくれたおかげかもしれない。
ババルウは、牢獄に閉じ込められていた。せわしなく狭い鉄柵の内側を歩きまわり、時折座り込んではしょぼんとしている。…は固めた覚悟>>56に従い、両手をババルウの方へと向ける。
モーリス達に行っているように、いや、それよりはるかに集中し、『意思の力』で呼び掛ける。
単純に、『こんにちは』に近い感情。
互いが出会ったときに、自然とあふれる親愛の気持。ババルウは+裏+
表 → 一瞬びくりと肩を動かし、…の方を振り向いた
裏 → まったく反応をしない。これまでと同じように、せわしなく牢の中を歩き回っている]
ああ、そうだな、リュミエールには・・・。
[推薦時に、ちょっと悪いことをしたなと思いつつも、結果オーライだと勝手に自分で自分を賞賛した。]
高いところが苦手!キリカ・・・頑張れ。
[なんだかとっても微笑ましくて、思わず笑いが出てしまう。
ヴェイドは早足なのに、人の隙間を縫うようにして、決してぶつかることなくすいすいと進んでいく。無意識に、人の動きを予測して歩いている。
やがてレストランに入ると]
・・・本当に、よく食いやがる・・・。
[メイアル1人で184G分も飲み食いをするのを見て、呆れながらも、やっぱり感心してしまった。この細い身体のどこにこれだけの食事が入る隙があるのか。]
[レストランに到着すると、何を食べようかなとしばらくメニューと睨めっこして悩んでいる。
メイアルの注文量を見て、平気なんだろうかとヴェイドの懐具合を気にしたり]
あー。
お腹いっぱいです。幸せ。
[食事が終わると満足そうに口の周りを舐める。結局、64G分に留まったようだ]
ん。それだけでいいのか?
一杯食べないと早く大きくなれないぞー?
[子供に言うように、キリカの頭をぽむぽむしながら。
自分はそれなりのコースの料理を食べている。]
―冒険者ギルド・ババルウのいる牢屋―
[まったく反応を示さない。通じていない? 相性が合わないのか、そもそも…にはそんな力などなかったのか。幾度試しても、…の意思は、ババルウに届いている様子は見えなかった。
それなら……と、これまで、ごく親しいあのコ達、三人以外には決して行わなかった、逆の力を掌に込める。
『相手の意思を読み取る力>>1:384』。
感情を表現する手段、言葉を持つ相手には、決して通じたことがなく、また、そうでない相手に対しても、あまりにも不躾で、時に感じたくないものまで感じとってしまうために、自分に禁じてきた方法だ。
それが、『気のせい』の可能性がある以上、なおさらやりたくなかった手段。
掌に、力を込める。+表+
表 → 見えてきた……様な気がする。少なくとも…は感じた。
裏 → やはり、なにも感じ取れない……。]
なんのっ。
[伸ばされたナイフから料理を護ろうと、皿に顔を近づけて肉を口で咥えた。
参戦してきたら大変だ、とメイアルの様子を横目で見た]
小癪な!くらえっ!
[次の攻撃を繰り出そうとした瞬間、横から声がかかった。]
「お客様、その辺で・・・」
[見れば、他の客からも大注目状態だった。ヴェイドは一瞬「しまった」という表情をするが、手を引っ込めて苦笑いで誤魔化す。]
キリカ、一時休戦だ。次は・・・いや、次も俺が勝つ!
……はい、休戦は受け入れます。
でも負けたとは思ってませんよ?
[不敵な笑いを浮かべる。
注目を浴びていたらしいが、わりと視線は気にならなかった。
こちらを見ている客に向かって、軽く手を振ってみたり。
メイアルの恐ろしさを目の当たりにした後
11G分の追加注文をして、*もぐもぐもぐ*]
―>>153冒険者ギルド・ババルウのいる牢屋―
[見えてきた……様な気がする。少なくとも…は感じた。バラバラの感情一つひとつを、心の中で解釈してゆく。
エントの周辺で、過ごした、一人きりだが平和な暮らし。
何か……脅威があったのだろうか? それともただの気まぐれなのか。冒険者の街、エントにうっかり踏み入れてしまった。
そこにいたのは、たくさんの人々。自分に近い姿をしたものだっている。
ババルウは喜んだ。警戒し、遠巻きに見ても、決して入り込まなかった場所に、こんなに『仲間』がいるなんて、と。
きれいなもの・不思議なもの、目に映るもの全てが新鮮で、高まる鼓動を抑えられない。
ただ、浮かれた気持のまま、はしゃぎまわった。
はしゃいで、はしゃいで、走りまわっている内に……いつの間にか誰かに追いかけられるようになっていた。
怖い思いをした。痛い思いをした。その結果、ここに閉じ込められている。
やっぱり、このコは獣だ、と…は確信した]
―冒険者ギルド・ババルウの牢屋―
[本の場所は……結局分からなかった。こっちから伝えることができれば、と歯噛みしたが、そんなことをしてもなにもならない。
ババルウは、ヴェルデを見てどんな反応をしたのだろうか。ヴェルデは何を、どう伝えようとしたのだろうか。…の意思を送りこめない相手に対し。
もし、ヴェルデが、その時のババルウの気持ちを読み取って欲しいと頼んだら、あくまで…の感じたこととして、そのまま彼に伝えたことだろう]
―冒険者ギルド・受付―
[対面を終えると、…は受付に、自分が感じた内容を伝え、可能なら、ババルウの住んでいたどこかを探して、返してほしいと頼んでみた。受付の女の子は、あくまで意見としては受理してくれていたようだ。ギルドがどう対応するのかは分からない。そもそも、…の感じた通りなら、もしかしたらババルウが獣だということを、ギルドはとっくに知っていたのかもしれないが。
そこへ、ちょうどラフィが入ってきて、事の顛末を教えてくれた]
ありがとう。ラフィ。
[どうやら、他の3人は、夕食に出かけているようだ。もしかしたら、…も、本を図書館へ返しに行ったのち、食事の席に参加したのかもしれない。肉を取らない仲間>>0:251の…がいれば、ラフィ参加したのかもしれない。ヴェルデも、一緒に参加したの*かもしれない*]
ふふん、俺に勝とうなんざ、百万年早いぜ。
[客たちが、ヴェイドとキリカを見てくすくすと笑っている。しかしキリカは気にしなくなったのか、かわりに手を振っていたり・・・。
ヴェイドは内心、肩の荷が下りたような、淋しいような、そんな気分を味わう。]
おい、無理して食わんでもいいぞ?腹壊すぞ?
[全員で満腹になるまで存分に飲み食いしたあと、いったん別れた。
ぷらぷらと『夜陽の欠片』までの道を歩きながら、ちらとダンジョンのほうを見る。]
・・・さって、明日も頑張りますか。
[わざと大きな声を出して気合を入れて、部屋に戻るとベッドに雪崩れ込んだ。熟睡はしなかったが、よい夢が見れたようだ。**]
―回想・冒険者ギルド 受付―
[スコル達は3人でこの依頼に当たっていた。またその時の面々と言えば強力な魔法を扱うクラムやリュミエール、それに知識に長けたスコル。自分の小さな知識や力で、ヴァレリアの足を引っ張らないだろうか?それが決断に歯止めをかける。これではいけないなと思い顔を上げると、不意にヴァレリアが詰め寄って来て大変驚いた。]
ほ、本?
そういえば確かに持っていたような気がする…僕は捕まえる事で必死になっていてそっちを気にする事が出来なかった、すまない…。
[その後あの本はどうなったのか、確かにそれは気になるがババルウの事を『あのコ』と言ったヴァレリアの言葉がほんの少し、引っ掛かった。彼女がそういう物言いをするとなると…?]
僕もあいつにはもう一度逢いたい、一緒に行こう。
― 回想・冒険者ギルド ババルウの牢屋 ―
[ババルウを捕らえた時、まるで言葉が通じなかったように思える。同じ獣人のキリカの問いかけにすら反応がなかったのだから。それでも逢えるならと思っていたが、ヴァレリアなら…会話する事が可能かも知れない。ギルドの方へと頼み込んで2人で牢屋へ。
中の様子を窺うと、どうにも挙動が獣のそれにしか見えない。ヴァレリアが意思の疎通を試みている間、少し離れた所でそれを見守っていたが、終わってから近付くとババルウは自分の姿を見るや否や脅えたような怒ったような叫び声を上げて牢屋の奥へと逃げてしまった。
予想していた事だから悲しい、とかそんな感情はなかったがヴァレリアから感じた事を伝え聞き、改めてババルウの方へと向き直った。]
そうだな、痛かったな…本当に済まなかった。
早く外に出られるように、頼んでみるからな…。
[知らなかった事、わざとではないとは言え、何も知らない獣(らしい)に怪我を負わせ恐怖を与えてしまった事を言葉が通じないとわかっていても深く詫び、リュックに詰めていた果物を牢屋の中にひとつ、置いた。謝罪と見舞いの意味を込めて。]
― 回想・冒険者ギルド ババルウの牢屋 ―
…これで収まるとは思っていないがな。僕はこいつに『街に行くと痛い目に遭った』という深い傷を残してしまった、これから先それが癒されるのかどうか…。
[牢屋を出る際、もう一度振り返ると置いた果物に近付きつつも警戒を露にしているババルウの姿が見えた。複雑そうに笑ってヴァレリアを追い、牢屋を出る。]
―冒険者ギルド・受付―
[ギルドの受付に礼を言い、直接意思を読んだヴァレリアに牢屋での出来事を伝えてもらう。今後どのような対応をするのかはわからないが、恐らくは早い内に元居た所へと戻してもらえるのではないか、そんな気がした。**]
―回想―
[三人で食べ終わるころに、ヴァレリアたちがやってきた。まさかオゴラレに来たのだろうか?
ちょっと呆然とするヴェイドをよそに、ヴァレリアは97×2G、ラフィーネは81×2G、ヴェルデは83×2G、注文をして食べている。]
[奢りとなれば遠慮がないらしい。ヴェルデはともかく、野菜料理ばかりのヴァレリアとラフィーネはいったい何を頼んでいるのか?
ヴェイドはこっそりメニューをチェック。]
ああぁ・・・。
山菜の珍味盛り合わせの前菜・・・。
豆だけで肉を再現したハンバーグに、こっちは幻と呼ばれるヤマツバメの巣のスープ・・・。
高級カオリダケのリゾット。
南国から取り寄せたフルーツのデザート・・・。
[改めて呆然。こいつら、血も涙もないのかッ!]
[ヴェイドの本日のお支払い。
メイアル184G、キリカ75G、ヴァレリア194G、ラフィーネ162G、ヴェルデ166G、そして自分128G、しめて909G。『夜陽の欠片』の奢りよりも金額が上かもしれない。
軽くめまいを覚えながら、会計を済ませる。当然そこまでの現金の持ち合わせはないので、こっそり名前を出してギルドにツケた。]
・・・こんなことで、役職利用するハメになるとは思わんかったぜ・・・。
[ヴェイドは、ダンジョン組とは違う意味のダメージを受けた。]
―回想・了―
― 回想・レストラン ―
百万年……?
はいはいそーですね。ごしゅじんさまさいきょー。
[子供だなあ、と生温かい視線を送ってみた。大人アピール]
無理してません。美味な食事は別腹なんです。
残ったら小箱に詰めてもらって今週分の食事にしますからご心配なく。
[フルーツの中にスイカは見つけられなかった。残念。
最後はごちそーさまでした、と両手を合わせて礼。お店を出ていったん別れた]
― 回想・レストラン ―
ヴァレリア様、こちらは先日姫様のお手伝いを頂いた際のお礼です。
[食事が終わり、店から出る際にこそっと300Gを差し出す]
ラフィーネ様より、本はお受け取りになられましたか?
もっと早くギルドにお届けしておけば良かったのに、申しわけありませんでした。
ラフィーネ様、わざわざお届けいただきありがとうございました。
[ラフィーネに向き直り、両手を合わせて頭を下げる]
― 回想 →盗賊ギルド ―
[食事を終えて、腹ごなしに夜の散歩。今まで何気なく歩いていた通りも、注意深く観察すれば色々な物が見えてくる。
追われたらあちらの路地に逃げ込むのがいいとか、通りを観察するなら向こうの店がいいとか、そんな視点。
散歩のついでに、ふらりと盗賊ギルドを訪れる。先日見かけた顔もある。受ける視線の量からは、多少は顔も知られてきたのだろうか]
こんばんは。この街の地図ってありましたら、見せていただけますか?
いえ、そちらでなく……屋根の道の載っている、専用のを。
[何のことだ?と睨まれても、にこやかな表情で応対]
―朝・使用人部屋→ギルド受付―
[宿の食堂で軽く食事を取ってギルドの受付に向かう。リンダから、そっと情報を受け取った。こういう仕事なのだから、リンダがただの受付であるはずもない。噂話などはたいていリンダに聞けば分かる。冒険者の動向も。]
でさ、ヴァレリアとヴェルデはどうした?
ふーん、結局まだ受けてないのか・・・。
[二人で依頼にあたる踏ん切りがついていないようだった。とにかく受けてから、同行する仲間を募っていたスコルやフェイトなどとは、やはり違うのを感じる。
どちらが良いとか優れているとは言わない。ただ踏ん切りの弱さは、いざというときの判断にも通じる。
そこで話題がころりと変わった。]
・・・え?昨日の出費?ちょっとね、ちょっと。
「他の女の子にプレゼント?この私を差し置いて」
いやいや、プレゼントじゃないって。腹をすかせた餓鬼に集られただけだ。
俺がリンダちゃんを差し置いて、他の子にプレゼントするはずないじゃないかぁ。
[そんな調子のいいことを言いながら、どうするか考えている。]
― 回想・盗賊ギルド ―
……結局、経験を積めということでしょうか。
[地図を見て、薄く笑う。今はこれだけでも十分だ]
それと……こちらで人探しを頼むとしたら、幾らくらいかかりますか?
いえ、この街にいるかどうかはわかりません。恐らくはいないと思います。
ただ、その痕跡だけでも掴みたいと思っているのですが。
[到底今の自分に支払える額ではないだろうが、返答は頭の片隅に置いておく]
― 回想・盗賊ギルド ―
また来ます。
……ああ、それと。
[出口に向かいかけた足を止めて、振り返る]
拙者の同期にヴェイド、という男がいるのですが。
……何者だか、ご存知ありませんか?
ギルドの男「お前さんの同期ならば、お前さんの方がよく知ってるんじゃねえのか?」
[さすがにこの道が長い人間は、動揺が顔に出ない。さらりと何の答えにもならない返答が戻ってきた。]
― 回想・盗賊ギルド ―
それもそうですね。
つまらないことをお聞きしました。
[ほぼ予想した通りの返答に、口の端を上げた]
駆け出し冒険者のお供が必要な仕事が入ったら、よろしくお願いします。
[頭を下げて、ギルドの扉を閉じた。帰り道は屋根伝い。
空に浮かぶ月を見上げながら、時々音程の外れた歌声を漏らす]
[キリカが出て行ってしばらくすると、部屋の中の全員がいっせいに顔を見合わせた。]
「もうしばらくすれば”お守り”も終わりだろ?」
「まあな、しかしまだ答えを言うわけにはいかんだろ。」
「この時期までこっちに残ってるやつだぞ?」
「この時期までこっちでアイツが相手してやってるとも言える。」
「ははは、アイツあれでも面倒見がいいからなぁ。」
「”死神”とは思えないね。」
[さまざまな声が上がる。
ヴェイドはギルドの受付で、くしゃみした。]
っくしゅ。おお、どっかでグラマラス美女が俺の噂をしてるぜ。
モテる男はツライねぇ。
[そしてリンダにきっちり突っ込みを受けている。]
……というわけで、キリカさんがお見つけ下さったようですの。キリカさんにお礼を言ってさしあげてね。
[逆にヴァレリアからババルウの様子について聞けば、その事情に小さく溜息をついた。それを聞いても自分にできることはなにもない。これまでも見せつけられてきた、この街のギルドの高潔さを信じるしかないのだ。
暗くなってしまった空気を少し明るくしようと、先ほどのキリカやメイアル、ヴェイドらの居場所や夕食までのちょっと愉快な経緯を話した]
ああ、ヴァレリアさんも肉類は召し上がらないのね。
ね…冒険者になろうとした時、怒られませんでした?
それじゃあ冒険者なぞ務まらん、偏食するな!食せるものはきちんと食せ!とか…。
それでね、今日はヴェイドさんの奢りなんですって。
……え? これからそこへ行ってみますの?
でも…でも…ええ? よろしいのかしら。
[ヴァレリアに連れられ、いつの間にかヴェルデも合流し、先ほど断ったはずの夕食の店へと向かっていた]
[ただめし〜、ただめし〜♪
無料食事の歌を歌いながら宿に帰る。使用人部屋でなく、階段を上がりベランダから飛び上がって屋根へ]
……焦っても事態が好転するわけじゃありません。
のんびり行きましょうか。
[明日は罠解除の練習をしよう、と月を見ながら思ったのだった]
― 回想・了 ―
[結局、場の空気にも流され、しっかりとご馳走になってしまった>>167>>168]
こんな風な立派な食事をしたのっていつ以来かしら、そうね神殿に入っ……いえ!人生ではじめてかもしれませんわ。
[久しぶりに優しい人々との明るい会話というものをして、つい口が緩みかけた。思わず言いかけた言葉を不自然に呑み込んだ]
油断大敵ですわ…。
[苦い顔で支払いをするヴェイドに申し訳なさそうな視線を送る。まったく迷惑をかけっぱなしだというのに、またも…]
そのうち少しでも、お返しできますように…いえ、お金の話ではなくて…。
……でも、ヴェイドさんは、ご自分で匂わせていらっしゃるより…確実に自由になるお金を持っておいでですわね…。
[また一つパズルのピースが増えたが、その思考については、口に出さないことにした。
同期たちと別れたあと、歩きながら暗い夜の空を眺め、杖を握りしめると、今日の出来事を思い返し、小さくひとりごちた]
…冒険者…ね。わたくしに、いったい何ができるのかしら。何もかもわからなくなってしまったわ。
目指していたことは、きっと多分間違い…うん、思いあがりにすぎないことだったもの…。
傷を治せたって、その人を救えとは限らない…。
クノーメ様も似たようなことを仰っていた。あの時はその意味がわからなかったけれど…。
[自分の寝床に戻ると、深い深いため息をついた]**
―回想終了―
―回想・朝・『夜陽の欠片』自室―
[夢を見た。両親や、8人の兄弟、その親族達。それに、仕えてくれる人々、たくさんの領民達。あぁ、モーリスやヒルダ、ホリーの肉親達も、一緒にいる。
…を出送る前夜、父が取り行ってくれたパーティーの夢だ。あの時は、心の中に一抹の不安は宿っていたけれど、本当に楽しかった。
こんな夢を見ることができたのは、きっと昨夜、あの時と同じような楽しい夜を、すごせたおかげなんだと思う]
目覚めると、昨夜体験したシーンが、みんなの顔が、とりとめもなく脳裏によみがえった]
[ババルウに、そっと果物を差し出し、様々な思いの入り混じった顔で、微笑みかけてきたヴェルデ。
図書館への道すがら、キリカ達のやりとりを面白おかしく語ってくれて……思わず誘ってしまった、ヴェイドに甘えてしまった時の、ラフィーネの表情。
あぁ、そう言えば>>180問いかけられた時には、『ええ! 私も言われたわ。冒険者は……冒険者は……って。でも、嫌がるの。肉を食べてしまうと、主に、モーリスが。お酒が行ける分、そこは大丈夫だったけど』と答えたと思う。
店に入ってきた時の唖然としたヴェイドの顔には、申し訳ないけれど、思わず笑ってしまった。
……外に待っていてもらった、主に、モーリスの分もあったから、自分が食べる量は、少し、控え目にしておいたけれど。
こちらもつられてしまうくらいに、きれいな食べっぷりを見せるメイアル。
キリカはヴェイドと楽しそうに、料理の取りあいっこなどしている。
その、どれもが愛おしい]
[そう言えば、キリカはあの時>>171、依頼の報酬を、自分に差し出したのだった。
…は+裏+
表 → 思わず「ごめんなさい。受け取れないわ」と答えてしまった
裏 → しばらく迷った末、素直にその手からお金をもらった。
――ギルド
[ギルドで紹介してもらった高レベルの吟遊詩人に新しい呪歌の口伝を聞いているメイアル。ヴェイドと交わした約束(12時間以内に〜)を守るためなのか、その顔は珍しく真剣だった。]
―回想・朝・『夜陽の欠片』二階自室―
[そう。あの時は>>186、しばらく迷った末に、その手から素直にお金を受け取ったのだった。
正直言うと、キリカが持って、キリカが強くなるために使ってくれた方が、ずっと有益ではあったはず。
でも、手伝ってくれた仲間に対し、対等な相手として、均等に、得たものを差し出す。
そんな、健気に差し出されたお金を断ることは、キリカの気持ちを突き放してしまうことになるように思えたからだ。
『ありがとう。キリカ』と言ったのちに、キリカに対し、本に対するお礼をしていなかったことに気づく。
…からは、今言ったばかりの言葉と、同じ言葉しか送れない。
だから、せめて、図書館にいた司書の女性が、どれほど喜んだのかを、教えてあげのだった……]
……いいものね。こうゆうのって。
[昨夜を思い出し、ぽつりと落とす。昨夜手にした300Gは、まだ枕元に置いたままだ。ベットの下の袋に投げ込む気にはなれなかった。
比べ物にならないくらい大量にGを詰め込んだ、父親からの餞別に。
満ち足りた気持ちのまま、キリカからの贈り物、いや…が初めてギルドの依頼を達成した証を、じっと眺め続けていた。]
―回想・了―
[高レベルの吟遊詩人が奏でる旋律を、輪唱の様に後に付いて竪琴を爪弾く。]
『行き場を見失った魂よ、迷える御霊よ。
汝が怒り、嘆きを我は聞き届けん。
我は願う。
我は祈る。
汝が魂が原罪の禊を終えて、安らかなる主の庭へ戻らんが事を。』
[『鎮魂』の呪歌を歌い終えると、竪琴を置いて。]
こんな感じでしょうかねえ?
こればかりは生きている人相手に試すという事が出来ませんから、効果の程はぶっつけ本番となりそうですけれど……大丈夫でしょうかねえ?
[まだ習いたての呪歌だけに、やや不安そうに教えてくれた吟遊詩人を見つめている。
吟遊詩人の反応は……+表+
表:大丈夫でしょう。私が太鼓判を押しますよ。
裏:……大丈夫だと信じましょう(に、にこ)]
―どこか―
[ギルドの係員が、ババルウを連れている。向かうはババルウの住む集落の程近く。]
我らが入れるのはここまでだ。
獣の住処を侵犯するのはたいてい我らである。
ゆえにこれより先に進めば、我々は排除のための攻撃を受けるだろう。
ヒトが街で暮らすように、獣には獣の住まう場所がある。
獣がヒトを恐れるのは、ある意味良いこと。
もう街には近づくな。
次は、我らは敵かも知れぬ。
[恐らく言葉は通じない。しかし、そう諭す声色に何かを感じたのか、解き放たれたババルウは二度と振り返ることも無く、集落のほうへと走り去った。]
―どこか・了―
本当ですか?
貴女がそう仰るのなら、私も自分とそして貴女を信じましょう。
今日はお忙しい中、時間を割いてくださって有難うございました。
[丁寧にお辞儀をすると、笑顔で吟遊詩人と別れの挨拶をするメイアル。]
さて。『鎮魂』も覚えた事ですし。これからどうしましょうか。
[一人呟き、メイアルが向かった先は……+裏+
表:ヴェイドに『鎮魂』を覚えた事を伝えにいく。
裏:まずは腹ごしらえ。食事代を稼ぐために広場で歌っておひねり集め。]
まずは腹ごしらえですね。そのためにお金を稼ぎに行きますか。
よっこいしょっと。
[竪琴を手に広場へ向かうメイアル。
広場で1時間ほど歌うと75Gのおひねりをもらい、いつものように『夜陽の欠片』の食堂で骨付き肉とサンドイッチのセットを食べるのだろう。**]
―冒険者ギルド・受付―
やることは全て終えたわ。後は……ヴェルデ、彼の残した依頼だけね……。
ゴートが凶暴化……一体どうしたのかしら?
普段は、大人しい生き物のはずなのに。
ババルウも、何かに怯えていたように感じたけれど……
う……そこは気のせいかもしれないけれど、そのことと、何か関連あるのかしら?
とりあえず、やるだけのことは、やってみましょう。
[ヴェルデも一緒にいるのかもしれない。昨夜聞いた彼の『2人か>>120』の言葉を思い出し、かすかな不安を覚えたが……とにかく、依頼を受けるため、掲示板の内容を、*再度確認しているようだ*]
―朝・エントの町―
[体力も、昨夜のちゃんとした食事のせいでもあろう、だいぶ回復傾向にある。躊躇いは一瞬、今日こそはと決意を固めた]
馬鹿みたいに期待を膨らませていたって仕方ないわ。
この目で確かめれば良いことですもの。さ、あの畑まで行きましょう。
[ただの見物のような行動である。誰にも声をかけず出発した]
―冒険者ギルド・受付―
[…は、掲示板を見つめながら、ぶつぶつと呟いている]
動物の凶暴化……とりあえず、スコル達が刺激してしまった可能性はあるけど、別の方面から考えてみるべきね。
だって、こうして調査の依頼が出るくらいには、深刻な問題みたいなんだもの。
……食べ物、水?
ある種の毒草や汚された水を口にして、我を忘れてしまう場合だってあるわ。
幻覚を見ているのか、痛みや苦しみに耐えきれなくて敏感になっているのか……。
この考えで、正しいのかしら……+裏+
表 → それしか思いつかないわ。
裏 → 違う……気がする。
― 冒険者ギルド、受付付近 ―
[受付に入ると、受付嬢を口説いているヴェイドの姿が見える。背後からそっと近づいて、首根っこへと手を伸ばす。といっても、取れた所で吊り上げることはできないのだが]
昨夜はごちそうさまでした、ご主人様。
今度はもう少し安いお店に致しましょう。
[ご主人様、の部分だけ少し大きめな声。ふんふんと鼻歌を歌いながら、掲示板を見ようと移動する]
― 冒険者ギルド・受付掲示板前 ―
おはようございます。
昨夜は楽しかったですね。
[ヴァレリア(とヴェルデ)の姿を見つけると、近寄って挨拶。掲示板を眺めながら]
何かの依頼ですか?
もし仲間が必要でしたら、いつでも声かけて下さいね。
―冒険者ギルド・受付―
違う……気がする。
だって、もし食べ物が原因で、幻覚を起こしているなら……まず、攻撃の対象となるのは、一番近くにいる仲間のはず。
報告を見る限り、複数のゴートが一緒にいたはず。
でも、お互いを傷つけていた様子は感じられないわ。
それに、そもそも苦しんでいるなら、猟師のスコルが、気付いてくれるはずだと思うから。
それじゃ、他には……。+表+
表 → 駄目。思いつかない。
裏 → まさか……霊!? もう……勘弁してよぉ……
―冒険者ギルド・受付付近―
[…はキリカの声で、我に返った。ふと受付の方へ視線を上げると、キリカの小さな姿、そして、受付の女性にしきりに何事か語り掛けている、ヴェイドの姿を見止める。集中しすぎていて、気がつかなかった。……こんな時間から、なにやっているんだか]
キリカ。おはよう。ふふ。こちらこそ。とても楽しい夜だったわ。
あなたとヴェイドあんなやり取り、また見れるなんて思わなかったわ。
[悪戯っぽく、くすりと笑う。依頼の件を聞かれ]
ええ。そう。昨日、ヴェルデと一緒にやろうと思っていた依頼なんだけどね。
これ。なんだか、ほら、崖に面した街道があったじゃない? あそこで、ゴート……大きい羊見たいなだ動物が、凶暴化しているみたいなのよ。
それで、調査依頼が出ているんだけど……うん。ヴェルデと私だけでいけるのか、ちょっと悩んでいて。
本当に凶暴化しているとして、理由も全然推測できないし……。
また一緒にお食事しましょう。ヴェイド様の奢りで……だと可哀想ですかね。
[受付で話しているヴェイドに視線を向けた後]
……凶暴化したゴートですか?
この間、スコル様たちが追いかけられてた辺りでしょうか。
[調査依頼について書かれた依頼の文を読み、暫く考える]
拙者もご一緒させていただけませんか?
―元カボチャ畑―
[前回ここまで歩いてきた時の1(4)倍の時間をかけて辿りついた]
もう…少し…やっと…見えてきた…。
[器用なスコルがあり合わせで作ったという柵、そして急ぎ掛けられたと思しき看板が見えてきた。ごく普通に近づこうとした時、ふと空気がざわめいたのを感じて立ち止った]
……!?
[明らかに、畑のほうからざわめく気配を感じた。それを投げかけてくるのは…?
警告を感じ取ると速度を緩め、そっと足音を忍ばせるようにしてじりじりと畑に近づいていく。そして必死でその気配を読み取ろうとする]
邪悪なものではない…わよね…。あなたがたが、私が思っている通りのだとしたら、ごめんなさいね…。
でも…まずは確かめなければ…
[ゆっくりと柵の中へ足を踏み入れた、その瞬間。一帯の地面がぐらりと大きく揺れた。
思わずバランスを崩して地面に手を着いた]
!!! 危なっ……きゃあああっ
[その瞬間、地面から長い茶色の根か蔓のようなものが飛び出してきて、鞭のようにしなって、...を払い飛ばそうとしてきた。急いで杖を向けようとしたが…+裏+]
表なら…思わずかざした杖の周りに小さな対衝結界が発生。最初の一撃を跳ね返した。
裏なら…間に合わず思い切り体に直撃。吹っ飛ばされて体力の10分の6(9)を失った。
―冒険者ギルド・受付付近掲示板―
[『可哀想』との言葉と、想うことは少し違った。お金の心配はないくせに、昨夜も素直に奢られてしまったことを考えると、少し、意識的に甘えている部分もあるのかもしれない、などと感じてしまう]
えぇ。その……けっこうしたと思うのよね……ツバメの巣なんて久しぶりに……。
彼に負担掛けちゃったかも……。でも、またやりましょう。私も、少しだったら、手持ちはあるから。
……? スコル達が依頼をしたこと知っているの?
多分、そうだと思うんだけど……。
正直言うと、あのあたりって、地理的にもちょっと怖いのよね。キリカが来てくれるなら心強いわ。
[間に合わず、その蔓は腹部に直撃。だが逆に幸運なことに、そのまま畑の柵の外まで身体を吹っ飛ばされた。
激しくせき込みながら、第二撃に備えるために立ち上がる。しかし敷地の外へ出たことで、それ以上の追撃はなかった]
あ…そうなのね……動ける範囲が…くっ…これ…厳しいですわね。
[当たりどころのせいだろう。一撃で体力の半分以上を持って行かれた。これ以上、畑の何かを刺激しないためにも、這うようにしてその場から少し下がった]
そうみたいですね。量、そんなに多くなかったのに……。
ええ、たまたま暇でしたので見物させて頂いたのですよ。
集団での戦闘がどんな風なのか興味ありましたから。
自分が参加していると、どうしても他の方がどう動くとか、よく見えないじゃありませんか。
はい、もちろん。ありがとうございます。
出発は今からですか?他にもどなたかお呼び致しますか?
[再度掲示を読み、装備を確認して計画があるなら聞くつもりだ]
――ギルドの受付付近掲示板
[いっぱいになったお腹を満足そうに撫でながら、ギルドへやってくるメイアル。
掲示板前にヴァレリアたちがいるのに気付き、気さくに手を上げ声を掛ける。]
こんにちは、皆さん。
今日もヴェイドさんに奢ってもらうお店の相談ですか?
それなら私も乗りますよ〜。
―冒険者ギルド・受付付近―
見物……あなた、近くで見ていたの!?
確かに、そうね。戦いになると、どう対処すればいいのかで必死になっちゃうし。
あぁ、それはいいとして、それなら、聞かせて。
誰か来るのを待ってもいいけど、今から出るなら、歩きながらでもいいわ。
そのゴート達を見て、何か気付いたことがないか、教えて欲しいの。
今回の依頼は、調査の依頼だから。直接見てみるのが最適とは言え、事前に打てる手があるなら、備えておきたいから。
ゴート達は、どんな様子だったの? 何か、原因を推測できることがあれば……。
もう。私も、悪いものを食べたとかいろいろ考えたけど、行き詰まっちゃって。
―冒険者ギルド受付付近―
[きっと、何かおいしいものでも食べてきたのだろう。満ち足りた表情でお腹を撫でるメイアルに向け、キリカに詰め寄っていた勢いが、すとんと落ちる。近くにいるヴェイドをちら見し]
それもいいかもしれないわね。今日はどこに連れて行ってくれるのかしら?
[ふふっ、と笑った。キリカが考えているだろう間、メイアルに対し、依頼の一件を伝えている]
―受付付近―
[キリカが首に手を伸ばそうとしたした瞬間、ヴェイドの手が後ろに伸ばされ、キリカの頭をくいっと掴んだ。それでキリカは足止めされ、リーチの違いで手は届かない。
ヴェイドはキリカのことなど一切見ずにひとしきりリンダと話した後]
・・・・おお、なんだ居たのかキリカ。
[自分で掴んでおきながら、今気づきましたと言わんばかりにキリカの頭をぽむぽむした。]
お前さん、嫌なこと覚えやがったなぁ。
[「ご主人様」といいながら掲示板に向かうキリカの後姿を見やって苦笑い。
そしてヴァレリアが夢中になっている依頼を、たずねてみた。]
リンダちゃん、あの依頼って・・・?
え?スコルが依頼主扱いになってんの?んー、なんでもなかった場合、報酬出せんのかね?
[何かがあるかもしれないし、ないかもしれない。ゆえに本当にヤバい影響の大きいものであったならばギルドが後で引き取ることもあるが、ただの人騒がせだった場合はスコルが支払いをする。そうしないと、悪戯依頼でキリがなくなる。]
[にこにこと笑顔で]
今日は野菜の美味しいお店が良いですね。ああ、そうそう。詩人仲間に聞いたのですが……。
[と、メイアルが候補に上げたのは高級住宅街にある野菜料理専門のレストラン。
依頼の話を聞くと、きょとんとして]
はあ……。次から次に忙しいですねえ。
ええと巨大化ゴート……ですか?
ゴートってなんでしたっけ?
[と、ここで知識判定。73が40以上ならメイアルはゴートのことを知っている。]
そうですね。
野生のゴートが多少荒っぽいのは当然のことです。
ヴァレリア様もその辺はお詳しいのでしょう?
ああ、スコル様が素敵なポーズを取ったのが不味かったのかもしれません。
変に近づいたり、脅したりしなければそう襲っては来ないのではないかと。
スコルさんがゴートを煽るような物でも持っていたんじゃないですかー?
赤い布とかひらひらさせて。
[闘牛士のポーズをするスコルさんを想像して、くふふと含み笑いしている。]
[ヴェイドのポーズに、にやりとするも、すぐに]
うん。そうね……興奮すると、荒さがでることもあるのかもしれないわ。
変なポーズ?
[メイアルの言葉に想像力をかき立てられて……]
― ちょい前 ―
[ヴェイドに頭を押さえられて両手をぐるぐると回した]
……むくー。いましたとも。
声をかけようとしたらこの仕打ちですよ。鬼です。この人は鬼です。
貴女も近づくと、いっぱい遊ばれてぽいってされますよ。
[リンダに忠告して掲示板へ向かう。
復讐の炎が26%燃えていた]
[スコルは危険を感じてギルドに報告をしたのだろうが・・・。]
あいつ、色々と混ぜっ返すタチみたいに見えるからなぁ・・・。
自分からゴートを煽ったんじゃね?
[姫様関係で身柄拘束されてたことを思い出す。メイアルも似たようなことを言っている。
実際、ゴートに異変が起きているのかもしれないが、起きてないかもしれない。それを確かめるのがこの依頼なのだろう。]
とりあえず原因チェックが依頼の骨子か?
原因究明までしたら報酬額が跳ね上がるな。
また、あなたも逆の意味でヴェイドみたいに……真正面から……。
[照れ隠しなのか、メイアルの肩を掌でついて]
そうね。そもそも調査の案件なんだし、机上の議論をしていても、しかたないのかもしれない。
直接、見に行ってみるのがいいのかもしれないわ。
少し、まだ不安なんだけどね。
[ふと、メイアルの、畑での、そしておとといの歌を思い出し]
あなたも、一緒に来てくれる? その……あなたの歌、植物にも動物にも……自然にすごく効果があるみたいに感じるし。来てくれると心強いんだけど。
この依頼受ければ、スコルさんから報酬もらえるんですかね?
依頼主がスコルさんって言うのがびみょーな感じがしないでもないですが、丁度いまお腹一杯ですし暇もしてますから、ヴァレリアさんたちが受けるんでしたらお付き合いしますよ〜。
[何も考えていないようないつものあほっぽい笑顔で、軽く安請け合い。]
エルフは正直なのが美徳ですから、あははは…ってわわわ〜!
[肩を突付かれると、そのまま後ろによろり。3(3)の人の方へとよろけていった。
1.ヴェイド 2.キリカ 3.ヴェルデ]
はい。構いませんよ〜。お供しますよ〜。
ですね。何もなければ、そう報告すればすむ話です。
危なくなったら急いで逃げましょう。
……へ、スコル様の依頼なのですか?
[メイアルの言葉に驚いた]
―回想・レストラン―
[折角だからとヴァレリアとラフィーネと一緒に夕食をと思いつつ、自分のサイフの中身をこそりと覗く。多分、大丈夫…?
店内へと入って行くと先に食事を摂っていたヴェイド達の姿を見付けてそちらの方へ向かう。その後は…]
ごちそう、さま…。
[皆と一緒の食事という事、しかもどうやら奢りらしい?それに調子付いて166G分も食べてしまう。支払い時のヴェイドの後姿がなんだか痛々しく見えた。]
…皆は、どうしてるだろう。
[食事を終え、皆と別れてふと思うのはダンジョンへと向かった他の同期の事だった。宿に戻るには少し早い、ぶらぶらと街を歩いてはまた石を拾いつつ…]
僕がこうして一つ石を拾う間に、皆は何歩進んでいるんだろう。
[通りかかった民家の窓ガラスに写る自分を見てみる。あの日、ラフィーネに抑えてもらってきちんと治療を施した右目は痛みが痒みに変わりつつある。つまり治りかけているという事で、もうしばらくすれば両目で全てを捉える事が出来るだろう。]
いつまで同じ所で足踏みをしているつもりだ?
[ガラスの向こうの自分に問うて。そのまま宿へと戻って行った。]
―回想・朝 冒険者ギルド前―
[いつになく心地良い眠りと清々しい目覚めのせいか。朝食を済ませてから日課の筋トレと腕立て伏せ22(30)回をこなし、足取り軽くギルドの方へと駆けて行った。]
後悔する前にやりきろう、あの依頼を…受けないと。
他の皆も見つかれば誘ってみたいが、あまり人を頼るのは良くない、か。
[受付へと辿り着いた時には、先にヴァレリアが掲示板をじっと見つめて依頼内容を確認している所だった。『何故ゴートが凶暴化したのか』の原因を話し合っていたが、思いあたるものはなく、キリカとメイアルも合流出来たというのにじっと1人で考え込んでしまった。]
―回想終了―
スコルが、前に受けた依頼と、一続きになっているみたいだし。
彼が調査の必要性を、ギルドに訴えてくれたんじゃないかしら?
あぁ……そうなると、報酬は彼の懐から出ることになるの?
[洞窟へ行ったスコルを思い]
どこまでいい人というか……依頼と地続きとはいえ、背負い込んでしまったのね。
ま、無事(?)に何らかの事件性があったならギルドから報酬が出るだろうし、何も無かったらスコルからちょっとしたお駄賃が出る。
こんなところだな。
そうしないと、悪戯で依頼を持ち込まれることが増えちゃうからね。
[メイアルなどに話を振られて、簡潔に答えた。]
まあ依頼人の話は置いておいて。
とりあえず凶暴化の理由として考えられるのは、まず薬物ですかね。次が魔法。
あとはスコルさんが興奮を煽ったとか、自然的ななにかがあった、もしくはたまたまゴートの虫の居所が悪かったでしょうかね。
このうち薬物と魔法なら、魔術師ギルドでゴートを凶暴化させる薬物や魔法に心当たりがないか聞いてみると良いんじゃないでしょうか。
それらしきものがない場合は、直接対峙して原因を探るという事になると思うのですが。
[どうでしょう?と、皆さんに問いかけてみる。]
―元カボチャ畑―
[...は目を覚ました。太陽が記憶から、だいぶ昇っている。数刻の間、気を失っていたのかもしれない]
いたたたた…
[起き上がりながら、脇腹を押さえてうめいた。血はほとんど出ていなかったが、大きな内出血になっているだろう]
こういう時、不便よねぇ…。
どうして自分自身に術をかけるのは、あまりうまくいかないのかしら…。
[ぶつぶつと呟きながら、自身で自身に応急処置程度の術をかけていく]
そして、座り直すと、畑を再度見つめて考えを巡らせた。
[メイアルの言葉を聞き、深く頷くと]
野草ならともかく……薬や魔法の辺りに来られると、正直、お手上げに近いものね。専門家に訊ねてみる、というのは、確かに必要かもしれないわ。
それなら、役割分担した方が、いい?
現地調査人と、ギルドで確認を行ってくる人。
幸い……
[外にいるヒルダを思いながら]
伝達手段は、あるわけだし。
にゃー?
[メイアルに頭撫でられて何か動揺した]
報酬……?スコル様、お金に関してはかなり渋い方だと思っておりましたが。
知らない仲でもありませんし、何とかして差し上げたいですね。
依頼に私情を混ぜるのもどうかと思いますが。
薬物と魔法……ですか?
そういった効果に関して、ヴァレリア様はお詳しくありませんか?
思った通りでしたわよね…。姿をはっきりと見ましたわ。
あの本に書かれていた“メリアデスを宿し慈しむ殻”というものと同じか、近いものに違いないですわね。
[つまり現代風にいえば、樹木精霊のプロテクトアーマー…というもののことであろう]
そして、これは憶測ですが…わたくしを、わたくしだとわかってあ、あの鎧にあたる殻が攻撃をしてきた…。
他の方からは『逃げ惑っていた』と報告には書かれておりましたもの…。
ということは、かのものに宿っているのは……わたくしが傷つけてしまった精霊たちそのものではないのかしら…?
[そうであるならば、これは喜ばしい事態である気がする。精霊たちには、この土地に還るという“意志”があるということだから…]
下手に私が近づくと、弱らせてしまいますわね…。
ううん、他の方でもあまりよろしくないわ。逃げまわるのだって、力をつかわせてしまう。
私は確認組のほうに回りましょうか。
シティボーイなので、野外は得意じゃないのですよねー。
[冗談混じりにそういうと、ヴァレリアさんたちはどうします?と尋ねる。]
[キリカの元気な手あげを見て、ほほ笑みながら]
それなら、私は確認に回るわ。
何か情報を得たときに、私から、ヒルダを発進させた方が、確実にみんなのもとへと届けられると思うしね。
一応、ヒルダが援護してくれるかもしれないし。
魔術師ギルドにお話ししましょう。そして調べてみましょう。彼らを傷つけずに、その休息を助ける方法があるのならば…。
[ ...は立ち上がった。最後に畑を一瞥すると、届くかどうかはわからないが、全神経を集中させると樹木治癒に使う祈りを捧げた。そして、一旦その場を立ち去ることにした]
――母なる主、その優しき息吹、陽光の掌、育みの乳を持て、森に癒しを与え給え――
→町へと戻る
では私とヴァレリアさんが確認組、キリカさんとヴェルデさんが現地組ですね。
ヴェイドさんはどうしますか?
どちらもラブラブデートを邪魔する形になってしまいますけど。
[嫌がられなければヴァレリアさんの怪我していない方の手を握って、ヴェイドさんに尋ねてみる。]
[ヴェイドの返事にそれなら仕方ないですねーと笑って]
ではヴァレリアさんと魔術師ギルドをデートしてきますよ〜。
初めてのデートがムードも何もない場所で申し訳ありません。
[細い指でぎゅっとヴァレリアの手を握って、みなさんに行ってきますね〜と手をひらひら。]
[ヴェイドの言葉に、皮肉めいた笑みを浮かべながら]
それなら、決まりね。善は急げよ。キリカとヴェイドは現地の確認を、お願い。
私たちは、情報が得られそうな場所を探ってみるわ。
それと……ヴェイドは……どうぞ楽しんで。
[口ではそう言っているが……言外に、『どうせ、また、来てくれるんでしょう』という思いを滲ませているようだ]
もうあなた……エルフってみんなこんな人なのかしら……。
[ぶつぶつ言いながら、メイアルに手をひかれて彼の後をついていっているようだ。キリカやヴェルデにお願いね、と片手を上げて]
― 冒険者ギルド ―
ええ、わかりました。
では行きましょうか、ヴェルデ様。
ちょっと飛ばしますよ。
[手をつないだ方がいいのか?と、手を差し伸べてみる。
確認組とヴェイドに手を振ると、ギルドから外へと出て行く]
―ギルド内・魔術師ギルド
[薬草を調合するときのやや独特な香りのするギルドへ、ヴァレリアと二人でやってくる。
時折ヴァレリアをリラックスさせるためなのか、ただのナンパなのかは判らないが、「好きな食べ物は?」とか「好ましいと思う男性のタイプは?」などと質問を織り交ぜているのは御愛嬌。]
さて、ヴァレリアさん。
薬物と魔法、どちらから確認しましょうか?
丁度両方ともメンター(導師)はギルドにいるようですし、ヴァレリアさんの気になる方から聞きに行きましょう。
薬物か・・・。
[毒物方面ならば詳しいが、自分がしゃしゃり出ては意味が無い。報告を仔細にチェックして、自分の知識と照らし合わせてみた結果・・・。4(4)らしい。
1.事件性なし 2.薬物によるもの 3.魔法によるもの 4.自然的なもの]
おおい、キリカ、ちゃんとしっかり周り見て動けよ?
ご主人様命令だ。
[ギルドを出て行くキリカの後姿に声を掛けた。]
―魔術師ギルド―
[いちいち、メイアルの質問に、詳しく答えているのは御愛嬌。あまり魔術師ギルドにふさわしくないかもしれないと思ったが……万が一に備えて鷹のヒルダを白犬のホリーの上に乗せて、一緒に連れてきた。鹿のモーリスはさすがに……いつも通りの待ちんぼだ]
そうね……やっぱり、薬物の方から、調べましょう。魔法みたいに大がかりなものがかかっているんだとしたら、術者うんぬんの問題もあるし、あんまり……リアリティを感じないのよね。
それに、魔法よりか、少しは、私達にも理解しやすいものなんじゃないかしら?
まずは、そっちから行きましょう。
[手は繋ぎっぱなしのままいくのかしら……周りの視線もあるんだけど、などと思いながら、口にする]
はい、わかりましたヴェイド様。気をつけますよ。
ヴェルデ様、参りましょう。
[ヴェイドにかけられた声にひらっと手を振り]
ヴェルデ様、胡椒を固めた弾を作ってみてはいかがでしょう?
いざという時、ゴートに怪我を負わせずに逃げるために。
[ふむふむと、依頼其のものよりも熱心にヴァレリアの答えを聞いているメイアル。]
なんだかヴァレリアさんのことが今日一日でよく判ったような気がしますよ〜。
そうですね。ゴートの凶暴化の原因が魔法なら、術者はそれなりに名前の通っている人でしょうし、薬物のメンターに聞いてみれば知っているかもしれませんしね。
[手はしっかりと繋いだまま、薬物に詳しいメンターの部屋に向かう。周りの視線はあまり気にならないようだ。]
すみませーん、失礼しますー。
ちょっとお尋ねしたいことがあるんですけどー。
[扉越しに中へ声をかける。
薬物のメンター*07天王星*の機嫌は+表+のようだ。
表:とてもよい。何でも聞いてくれ!
裏:とても悪い。何か見返りがなければ教えてやらん。]
「開いてるよ。用があるのなら中に入ってきたまえ」
[扉の向こうから帰ってきた声の調子から推測すると、どうやら機嫌が良さそうだ。]
なんだか機嫌よさそうですね。これなら何でも教えてくれそうですよ。
さっそく聞きに行きましょうか。
―魔術師ギルド―
ええ。ありがたいわね。
[ウラヌスはとても魔術師のわりに、豪気な性格なのだろうか。ひどく機嫌がよく、なんでもこたえてくれそうに思える。残念がるメイアルをよそに、訊ねてみた]
突然申し訳ありません。お伺いしたい件は……
……でして
はい。それは……という経緯で
あ、すみません。素人が……
いえ、ウールとはちょっと違うんです。
はい。……はい。いえ、ですからウールは……。
……そうですか。+表+
表 → 知らん! ゴートのことなど知らないよ!
裏 → ふむ……それなら、心当たりがある。確か……
― エント東街道 ―
[街道への道を急ぎ駆ける。職業柄、多少足場の悪い場所を通るのも問題ないだろう]
あちらを右に入ります。あ、そこ気をつけて下さい。
[街道の両脇が高くなってきた]
この先は崖みたいになります。
もし襲われたら、逃げるの大変ですね。
[周囲を見回し、隠れられる場所や退路を確認する]
私がもう一度聞いてみましょうか?
[ヴァレリアとひそひそと話すと、ずばり!とメイアルは直球で尋ねた。]
ウラヌスさん、ゴートを凶暴化する薬って御存知ですか?
はいかイエスでお答え下さい。
[この直球の質問にウラヌスから帰ってきた返事は…+表+
表:そんな薬は聞いたことも見たことない。
裏:ない事もないが、この地方では手に入らない薬でのう…と、言葉を濁した。]
―冒険者ギルドへ―
[傷を庇いながらのため行きよりも時間がかかったが、なんとか街へと戻り、ギルドへと向かった。ギルドへ入ると、受付のところにヴェイドの姿が見えるだろうか]
…? お邪魔かしらね。
[美人の看板受付嬢と話しているようだ]
こちらには後できちんとまとめて報告するとして、
魔術師ギルドにも伝えておいたほうがいいですわね。
― エント東街道 ―
[顔を少し上に向け、臭いを嗅ぐ]
……この辺にはいないようですね。
もう少し奥の方まで行ってみましょう。
[周囲の様子を確認しながら慎重に歩いて行く。
10が25以下で前方にゴート発見]
―魔術師ギルド―
あなた、なんでも直球なのね……。
うん、いえ、いいことだと思うけど。
どうしましょう? 薬物関係が空振りだとしたら、それなら、魔法に関するメンターさん?
どうやらそのようですね。魔法によるものかどうかも一応聞いておきましょうか?
[ウラヌスの機嫌が良いのをいい事に、またもや直球で質問をするメイアル。
返ってきた返事はこれもノー。そんな術も術者も知らないし聞いたことないらしい。]
これは……外れでしたかね。一度ギルドに戻って、キリカさんたちの後を追う事にしましょうか?
[と、手は繋いだままヴァレリアに尋ねた。]
―魔術師ギルド―
そう……魔法もダメ。
ううん。そうよね。それなら、ここにいて出来ることはないわ。
急ぎましょう。私たちの足じゃ、キリカやヴェルデにはかなり後れをとっちゃうだろうし……
[全員が出て行くのを確認して、リンダに目配せする。]
・・・ヴァレリアは、ダメだ。
無意識に周りに甘え頼ることが当然になっている。
[ヴァレリアが滲ませた言外の思いに、ヴェイドはベテランとしてきっぱりと判断を下した。
動物たちに対してもそうだ。自分の足で歩くことをしない。モーリスなどは連れて行けないと釘をさしたにもかかわらず、体力強化を始めた形跡も無い。ダンジョン内で歩き回る体力があるかも分からず、それだけでどれだけ周りの足を引っ張るか分からない。]
他の面々の評価だが・・・。
[周りに人目が無いのをいいことに、盗賊だけに分かる符丁を用いて、リンダと評価の情報交換を始める。ヴェイドの基準で見た新米たちの評価がこと細かく口頭でリンダに伝えられた。]
「それでは、本日はいかがしますか?」
― エント東街道 ―
……ヴェルデ様、あれを。
[口元に指を立て、声を潜めて注意を喚起する。
ヒルダからの連絡はまだないようだ]
結構すぐ見つかりましたね。
街道の近くによく出没するとなると、隊商が危険に晒されかねません。
[どうやら4(6)頭のゴート。位置と数を、調査用に渡された地図に記す。
44が20以下ならこちらに気付く。そうでなければ、その周辺をうろついているだろう]
[私たちの足では〜と言うヴァレリアに、ですよねーっと笑って]
まあ間に合うかどうか判りませんが、追いかけるだけ追いかけましょう。少なくとも薬物でも魔法でもないということが判っただけでも十分ですしね。
ホリーでしたっけ? 彼女の足に手紙をつけて、ヴェルデさんに向けて飛ばす事って出来ますか?
ホリーの羽なら、十分間に合うでしょうから。
[来た時と同じようにヴァレリアと連れ立ってギルドの受付付近へと戻りながら、ホリーを見て尋ねてみる。]
[…はメイアルの言葉に、あ、そうか、と顔を上げた。首を軽く振り]
ヒルダよ。ホリーは、下にいるこのコ。ええ。すぐに、ヒルダを飛ばすことにする。
[メイアルに手を放してもらい、素早く手紙をしたためると、ヒルダの足に結び付けた]
ヴェルデ……一緒にいるキリカ。その二人のどちらかに、届けて。
『この件に関しては、薬物・魔法、ともにかかわっていない』、って
さぁ、行って!
[ヒルダをギルドの窓から放す。自分の役目を与えられたヒルダは、きぃと鳴きながら大空に羽ばたいていった]
[改めてのリンダの問いに、無精ひげを撫でながら慎重に答える。]
1人は・・・・・・と決めてある。
もう1人はまだ迷っているが、後で纏めて正式に伝えるよ。
それとだ、ちょっと考えがある。
今回、最後まで残ってしまった三人への、最終依頼を発行したい。
・・・そう、明日一番に、名指しで依頼を出してくれ。
依頼主は冒険者ギルド。依頼内容はとある人物を探し出し、倒すこと。
特徴を書き出して、なんなら似顔絵でも渡せばいい。
倒す相手は誰かって?・・・俺だよ。
[にやり、笑う。]
最後に残った面々にダンジョンに入れる力があるか、そこで見極める。
[背後を通り過ぎるラフィーネに、目の動きだけでチェックを入れ、再びリンダを見る。]
そういうことで、よろしく頼むぜ。
[ゴートは未だこちらには気付いていないようだ。
うろうろしたり草を食む様子をしばらく伺っている]
……ここに4頭。
特に変わった様子は見えませんね。
さて、今度は迂回してあちらの方を見てみましょうか。
[岩の影からルートを確認して、どういう道筋を通るべきか考えている]
[ヒルダを飛ばす様子を見つめて、姿が見えなくなったのを確認してから]
では私たちも急ぎましょうか。急げば間に合うかもしれません。
しかしいくら大事な子たちとはいえ、贅沢をさせてはいけませんよ、贅沢をさせては。
[パンくずを食べてもらえなかった事が悔しかったのか、変に力説するメイアル。贅沢は敵だー!]
と、おや。ラフィーネさんじゃないですか。
いまから私たち、ゴート見学に行くんですけれど、ラフィーネさんも御一緒しませんか?
[…は、メイアルの言葉に、対し>>260『食事の楽しみは、あなたが一番知っているでしょう?』と返すと、続く言葉に慌てて]
ラフィ。見学、と言っても、依頼なの。凶暴化している可能性があるから、見てきて欲しい、って。
だから、危険が伴うかもしれない件ではあるんだけど……
ゴート見学?
[突然のことに首を傾げたが、自分が倒れていたあいだの話として聞いた、スコルたちの話を思い出し]
でも、それ、危険なんでしょう?
……おふたりで?
[ひどく不安な気がした]
― エンテ東街道 ―
[上空からきぃと短い鳴き声が耳に届く。
遠く上空を旋回しているヒルダの姿を確認して、ヴェルデに指で指示をする]
メイアル様たちからの報告ですね。
ヴェルデ様、いったんここから離れましょうか。
ヒルダ様の動きで、ゴートたちがこちらに気付くかもしれません。
[ゴートに気付かれないように一時撤退。
15が15以下なら気付かれる]
[畑の件は、すでに数日は前からのこと。一刻を争う話ではない。そもそもギルドももしかしたら既に把握しているかも…だとしたら]
わかりました。一緒に参ります。
非力なものどうし、無茶は禁物です。
[同期が危険なめにあうのでは、というのはラフィーネにとってやはり最も恐ろしいことだ]
[不安そうなラフィに、にっこりと微笑んで]
大丈夫ですよ。私たちの仕事は原因の究明であって、ゴート退治ではありませんから。
それに現地にキリカさんとヴェルデさんが先に向かっていますからね。
[一緒に来てくれるというラフィに、嬉しそうに。]
わー。ラフィーネさんが来てくれれば100人力ですよー。
では善は急げです。急ぎましょう!
[かさり。草が立てた音に気付かれたらしい。
一頭のゴートと目が合った]
……げ、見つかりました?!
[表ならこちらを警戒したままだがその場から動かない
裏なら凶暴化の兆候を見せて襲ってくる。+表+]
[ヴェイドはリンダにそう伝えると、受付カウンターに身をもたれ掛けてふぅと息を吐いた。なんだか微妙に憔悴しているようだ。]
・・・・じゃじゃ馬は手に負えんね・・・・。
[そんなことを、ぽつりと呟く。いったい誰のことを言っているのか?
そんなヴェイドの姿を見て、リンダがくすりと笑った。]
[不安げな表情を見せたラフィに対し、軽くうつむきながら]
ラフィ。ありがとう。
私たちも、ちょっと自分の役割が空振りに終わったから、二人を追わないといけなかったんだけど、頼もしいわ。
あんまり、不安に思わないで。
メイアルの歌の力は確かだし……本当にゴートが凶暴化しているなら、私の力も役に立つかもしれない。
……あなたがいれば、私も思いっきりやれるわ。
頑張りましょう!
[急ぐメイアルの後を、追った]
キリカさんとヴェルデさんもなの…?
わかりました、急ぎなのね?
道すがら事情を話してくださいな。
行きましょう。大丈夫、わたくしは大概役立たずですけど、必ずあなたがたを生きてお返しすることだけはお約束してもかまわないわ。
[それだけはきっぱりと言うと、傷の痛みはすっかり忘れ、急ぎ足で二人に同行した]
……こちらに気付いたのに、襲ってきませんでしたね。
本当に凶暴化しているのでしょうか?
[背後のゴートをちらちらと確認しながら、
ヴェルデの肩へとヒルダが降りるのを見る]
ヴァレリア様たちは、何と?
[足についた手紙を解いて中身を見ているヴェルデに問うと、この件に関しては、薬物・魔法ともにかかわっていない、と報告を受ける]
もうじき、ヴァレリア様たちがいらっしゃるでしょう。
それまでに少し反対側の様子も確認して参ります。
[ヒルダに手紙を届けてくれた礼を言った後、
ぽん、とヴェルデの肩を叩く]
何かありましたら援護、お願いしますね。
頼りにしてますから。
[ブーツを脱ぎ捨てて身軽になると、小高い崖を登りはじめる]
[ギルドの外へ出て、モーリスを近寄らせる。ラフィが怪我を押してついてくることを確認し、メイアルがさらに進んでゆこうとするのを知り]
メイアル。ちょっとお先に行かせてもらうわ。
多分、一緒に走って行くより……このコを全力疾走させた方が速いと思うから。
大丈夫よ。鹿は羊のスピードに負けたりしない。……本気の力を出させてあげていれば。
ホリーは、ラフィを守って。彼女が無事なら、みんなが無事。
ごめんなさいね。お先に!
[モーリスに乗ると、その首に両手を回し、背に腹ばいになった]
いつも……私のせいで、力を抑えさせていて、ごめんなさいね。駆けて。全力疾走で!
[モーリスは、けーん、と嘶くと、普段のおっとりした動きとは裏腹に、駆け出した。振り落とされそうになりながらも、必死でつかまりながら、東の街道へと走って行く]
はあはあ……はい。私も出来るだけ急いで追いかけますので……。
お気をつけて〜〜。
[モーリスの背に乗ってキリカたちのもとに向かうヴァレリアを見送る。
やや遅れがちなラフィに気付いて]
ラフィーネさん、どうしました?
遅れてるみたいですけど、どこか具合でも…?
―回想・冒険者ギルド―
[現地を確認する方と確認する方、自分がどちらに行くべきなのかはわかっている。山の狩人の民として自然と人とを繋いで来た事を忘れてはならない…ヴァレリアやキリカから言われるのにしっかりと頷いた。
罠らしい罠は作る事が出来ないが、キリカから提案のあったコショウ玉のようなものが利用出来ると気づいた。もしかしたら他のものも応用して作る事が出来るかも知れない。]
で、でも手を繋ぐのはどうだろう…
[何故手を繋ぐんだろうと思いつつも、きっと自分の足ではキリカの足には追いつけないだろうとも思っていたので素直に繋いで追いついて行く事を考えた。]
―回想・エント東街道―
[足場の悪さは、山で居た頃を思えばまだどうにか出来るものだった。一緒に居るキリカもその辺りには長けているのかなんなく駆けて行くのを横目で追う。
しばらく奥へと駆けて行くと、すぐにゴートの姿を確認することが出来た。]
……街道の近くに出て来る、か…。
[スコル達の話を思い出しながらなるだけ気配を隠すようにしていたものの、気付かれても襲って来る素振りは見せない。
ヒルダから受け取った手紙によると、薬物や魔法の類で凶暴化したわけではないらしい。
崖の上へと登って行くキリカを見上げながら、他の要因となると思い当たるものは…とまた考え込んでいた。]
― 回想終了 ―
青あざですか……。ふむ。
[ローブの袂をさぐると、その中には…+表+
表:良く効くエルフ印の軟膏
裏:なにもなかった。がっかり。
薬があれば、ラフィにそれを差し出すだろう。]
ええ。多分自然的なものではないかと思います。
精神の精霊のせいか、それともなにか悪い物を食べたのか。はたまた、虫の居所が悪いだけなのか……かもしれませんが。
―エント東街道―
[入口付近で、モーリスから降りた。ここから先、さっきのようなスピードで走っていれば、もしゴートが凶暴化していたとしてら……かっこうの的となってしまうことだろう。それに、モーリスを出来る限り動きやすい状態にしておきたかったこともある]
やっぱり、あなたの足は大したものよ。よっぽど……私のためにセーブしてきたのね。
その脚力……あなたの突進力なら、きっとフェイトと正面からぶつかっても、力負けしないと思う。
さ、いきましょう。ここからは、慎重に。
[ヒルダの気配を探りながら、街道を進んでゆく。キリカやヴェルデに追いつけるか、逆に降りた瞬間スピードが落ちすぎて、メイアル達に追いつかれてしまうのか、とにかく、先を急いだ]
[魔術師ギルドから連れ立って出てくる三人を横目で見ながら、しばし考える。そのまま出て行くのを見送ってしまってから。]
リンダちゃん、決めたよ。
今日の推薦はメイアルとラフィーネね。
[受けたリンダは、理由も聞くことなく頷いた。事務手続きにとりかかる。]
さ・・てと。
俺は明日の準備でもするかな。
[うーんと伸びをすると、盗賊ギルドへと向かう。表を通り過ぎて、裏のギルドへと。今夜は宿の使用人部屋には戻らない。
明日になれば、メイアルとラフィーネにはダンジョン行きの通達が、ヴァレリアとキリカとヴェルデには三人連名で名指しされたギルドからの依頼が行くだろう。**]
[崖の中腹まで登り、少し震える足を抑え、目を凝らし耳を澄まし、鼻をひくり]
他に群れらしき姿は見えませんね。
今は比較的落ち着いているようですし……おや。
[上から見下ろすと、離れた場所で目を引いたのは不自然に黄色く染まった一角]
何でしょう。果実か何か……?
[メイアルが差し出した軟膏はありがたく受け取り]
まあ、ありがとうございます。後ほど使わせていただきますわ。エルフの方の自然への知恵には、回復術を扱う者としても、興味がつきませんわ。
そうですわね…わたくしたちも同じ動物。自分がどんなときに、つい凶暴化するかを考えればわかるかもしれませんわね。メイアルさん。
[後半は軽い冗談のような口調で。メイアルに遅れないよう足を早めた]
― エント東の街道付近 ―
[キリカを見上げながら、この辺りのゴートの暴れ出す気配を見せない様子を疑問に思っていた。]
人が寄り付くから、という理由ならあの時点で警戒して暴れ出しているだろうからそれはほぼない。
薬でも魔法でもない…となれば、自然の何かが作用しているとしか…。
[崖の下でいつでも動けるようにしつつ、キリカを見上げている]
自然と共に生きていますからね。
ラフィーネさんもエルフの里で30年ほど生活すれば、きっと自然と見に付きますよ。
[出来るだけラフィーネの体力を奪わない程度の速さで歩きながら。]
私が凶暴化するとしたら、お腹がすいたときぐらいですかねえ。
なにも難しく考える必要はないと思うのですよ。
シンプルに考える事も時には必要な事だと私は思いますよ。
― エント東街道 ―
[その他には特に目を引くものはなかった。
遠くからヴァレリアがこちらへ向かってくるのが確認できた。
するすると崖を降りて、今見てきた事をヴェルデに簡単に伝える]
あの辺りに、何か群生しているようです。
もしかしたら、今回の件に関係あるかもしれませんね。
……今はゴートたちがいるので確認しに行けませんが。
[さてどうしましょう、と腕を組んで*悩んでいる*]
[未だブツブツと独り言を続けている]
…自然に作用したものから考えられるもの。
此処最近で環境が変わり、普段付かないものが植わってしまった…とか?
若しくは…人がそれを持ち込んでしまった、か。
街道だから人が道々落として行く事もまた考えられるが…それがゴートに良からぬ影響を与えてしまっている、か?
[少し心細くなってきているのか、独り言も饒舌だ。]
―エント東街道―
[街道を、モーリスと共に、慎重に歩いていく]
おかしいわね……
[茂みに見えるのは、数頭のゴート。のんびりと草を食んでいる。緊張し、一度はモーリスに戦闘態勢を取らせたが……襲ってくる様子も、凶暴化している様子も、見受けられない]
ヒルダの様子を感じる限り、キリカやヴェルデにも、まだ特におかしなことは起こっていないみたいだし……。
スコル、彼の勘違いだったのかしら。
[首をかしげながら、ヒルダのいる場所。おそらくキリカやヴェルデのいる場所へと、歩みを進めた]
シンプルに考える、ですか。うん…参考になりますわ…。わたくし、つい頭のなかで考えすぎますから。
たしかにお腹がへったり、まずい物を食べれば不機嫌になりますわよね。
[あくまで軽口のつもりだった]
[ラフィの言葉に頷いて]
ええ。ですから動物達も同じだと思うのですよ。
縄張りを強力なモンスターに奪われていらだっているという可能性も少し考えましたけど、そんな強力なモンスターが現れたのなら、ベテラン冒険者にモンスター退治の依頼が出ているはずですからねえ。
これは考えなくても良いか、と。
それじゃもう少し急ぎましょうか。追いつけなくなりますから。
[自然に手を差し出すと、ラフィーネが断らなければその手を引いてキリカたちの元へと急ぐのだろう。]
―エント東街道―
[街道は、いたって平和なように思える。少し勇気を出して茂みにも入ってみたが、ゴートの影もなく、また凶暴な動物が暴れまわっているような気配もしない]
……調査結果、特に異変は見つからず。なんだか、スコルに申し訳ないわね。
[気が抜け、はぁ、とそばの木立に寄りかかった。モーリスも、…の様子を察したのだろうか。周囲をうろうろと歩き回っている。……と、少し離れた木の上に、なにやら黄色い果実がたわわになっているのが見えた。黄色い実をたたえた木々が、群生している。その下に、落ちている実が、いくつか]
モーリス。だめよ。
[それほど注意を向けることなく、落ちた木の実に鼻先を近づけているモーリスに語り掛ける。
モーリスは+裏+
表 → 『まぁ固いことを言わずに』とでも言いたげに、その実にそっと歯を立てた
裏 → 実の臭いを嗅ぎながら、なにか警戒しているようだ
―エント東街道
[ラフィーネと共に早足でヴァレリアのあとを追うメイアル。
ようやく前方にモーリスとヴァレリアの姿が見えた。]
……はあはあ。やっと追いついた。
ゴートの様子はどうですか?
―エント東街道―
[モーリスは、その臭いを嗅ぎながら、なにか警戒しているように見える……。そこへ、息を切らせながら、声を掛けてきたのは、メイアル]
メイアル。ラフィも。……あぁ、追いつかれちゃったみたいね。
いえ、それが……少しは見かけたんだけど、荒ぶっている、とか、混乱している、とか、そうゆう様子が全く感じられなくて。
あ……ごめんなさい。走らせちゃったみたいで。
いえ、大丈夫ですよ。
極端に体力の低い私がアレなだけで……はあはあ。
[呼吸を整えながらふと視界に入ったのは、黄色い果実とそれを警戒するそぶりのモーリス。
その黄色い果実を見て、メイアルは……+裏+
表:こ、これは…美味しそうな果実です!と食べようとした。
裏:こ、これは…食べさせてはいけません。この果実には人には無害ですが、動物に食べさせると興奮剤と同等の……と説明をした。]
こ、これは…!?
ヴァレリアさん、この果実をモーリスに食べさせてはいけません。
この果実は人には無害ですけれど、動物が食べると興奮剤と同等の効果があるのです。
[と、モーリスの前の果実を何個か捥ぎ千切った。]
[果実をモーリスから遠ざけるメイアルを、見ながら訝しげにその実をよく確認してみる。黄色いリンゴ、と言った感じだろうか? 特に毒々しい色合いを帯びている訳でもなく……ふと香った匂いにも、おかしなところは感じられない]
この実が? え……興奮剤みたいな……もの?
ちょっと待って。それじゃ、スコル達が出会った凶暴なゴート、ってゆうのは……
―エント東の街道付近―
[キリカが指した辺りを、手でひさしを作って眺めてみるも今の位置では見えかった。崖の上から見れば良いのかも知れないが、手の力がそこまで強くない自分では到底無理な話だった。]
……?
ゴートが居る所に、群生…?
それが具体的に何なのかはわかるか?
[ゴートの主食は草だったはず、別の何かがゴートの居る辺りに群生しているという事はそれを食んでいる事も十二分に考えられる。]
この辺りの植物に詳しくないから良くわからないが、元々生えているものなのだろうか…。
ええ。私が住んでいた里でも、よくこの果実を食べた動物達が、わざと大木にぶつかっていって自傷したり、争ったりするのを見かけましたから間違いないでしょう。
[ヴァレリアの言葉の続きを聞くまでもなく、察して。]
その可能性はありますね。
私たちだけでここを伐採するのは大変ですし、一度ギルドに裁可を問いましょうか?
「ゴート凶暴化の原因の一つとしてこの黄色い果実が考えられる。伐採するかどうかは、ギルドの判断に任せる」と。
[メイアルの言葉に対し、頷いた]
そうね。だとしたら、私達で何とかできるものでもないし……。
ここは、いったん引くべきなのかもしれない。
……キリカや、ヴェルデにも、そう伝えないと。
ヒルダを、動かしてみるわ。多分、現況がここにあるなら、ゴートの群れの近くにでもいない限りは、大丈夫だと思うし。
[もぎ取った果実をローブの中にしまって。]
これは証拠として持ち帰りましょう。
モーリスとホリーのどちらかには申し訳ないですが、ひょっとしたら実証するために食べてもらう事になるかもしれませんが……。
[それを承諾してもらえますか?と目線で訴える。]
具体的にはわかりませんが、似たようなのは見たことがあります。
一時的に獣を興奮状態にしてしまう効用があったかと。
[ヴェルデの言葉を聞いて、知識を総動員]
もしあの果実がゴートたちの凶暴化の原因で、しかも元々生えていていたとしたら
同じような案件が過去にも発生していて、何らかの対策が行われているはずです。
もしかしたら誰かが意図的に植えたか……考えすぎでしょうか。
とにかく、報告だけして後はギルドの判断に任せるのが懸命でしょうね。
[……メイアルの言葉に対しては、長い沈黙を守った。しかし]
駄目よ。……と言いたいところだけど、条件付きなら、仕方がないのかもしれないわ。
単純に……このコ達が、『やる』と言ったら。
それともう一つ。
[自分の胸に片手を置いて、言った]
必ず、私が傍にいること。
もし、ギルド側がそんなことを言い出したら、私はそう返すつもりよ。
[にっこりと微笑んで。]
貴女がいない場所で貴女の大事な家族にそんな事をさせるはずないでしょう。
それは最低条件でしょう。
では、キリカさんやヴェルデさんたちと合流して一旦ギルドへ戻りましょうか。
そろそろ日が暮れます。
レストランを予約しないと間に合いませんよ!
[メイアルの笑顔につられて、ほっとしたように破顔する]
ふふ。そうね。キリカやヴェルデも、この街道の相当な緊張を強いられていたはずだもの。
二人にも、理由も合わせて、伝えないと。
レストラン? あ……
[しばらく逡巡した後]
そっか。そうね。行きましょう! ふふ。この依頼の達成費用で、少し豪華なものも食べられるかも!
キリカもヴェルデも、ヒルダに気づいてくれるかしら……?
[自分の机の下に置いた、袋>>188のことを思い出す。もしかしたら、今日また、洞窟に旅立つ人間が出てくるかもしれない。このメンバーで食事をとれることも、もうこれが最後かも……そうゆう時には、素直に使ってしまった方がいいのかもしれない、と思いながら]
[キリカから群生しているものの詳細を聞いたが、自分が住んでいた山の範囲では見た事がないものだった。それが何処で実るものなのかは一度あの図書館へ行って見てみようと思うと告げた。]
そうだな、元々ここに在るものであるなら凶暴化したという報告が以前から起こっていてもおかしくない。
出来れば実物を一つ持ち帰りたいがな…
無駄にゴートを刺激させるわけには行かないし、ヴァレリア達がこちらに向かっているなら少し話をしてみる……か。
ふふ。楽しみですね。
今日は野菜料理で有名なお店にしましょう。
またヴェイドさんに御馳走してもらって、めいっぱいたかりましょう。
[昨日の晩餐の精算時のヴェイドを思い出したのか、楽しげに笑って。
気付いてくれるかしら〜には、]
ヴェルデさんたちが気付かなくても、ヴァレリアさんがヒルダの居場所を感知すればなんとかなりませんかね?
二人をこちらから探しにいきますか?
[ゆく足を止め、メイアルににっこりとほほ笑み]
ちょうど、今それをやっているところよ。
気が合うわね。せっかくだもの。みんな揃って帰りましょう。
そうですね。
街には専門家の人もいるでしょうし、現物があれば話も早いでしょう。
……ん?
[ヒルダが何かに反応している。その様子と、向いている方向を見やる]
あははー。
気が合うのは、ひょっとしてヴァレリアさんにテイムされてしまったのかもしれませんね〜。
[軽口を叩きつつ、ヒルダと感応するヴァレリアの後ろを付いていくのだろう。]
[あくまで陽気なメイアルを小突きながら、崖のそばまで歩み寄る]
キリカ? ヴェルデ? そこにいるの?
[そこに、キリカとヴェルデの姿を見止めたならば、「お疲れ様」と続けるつもりだ]
[ヒルダが飛んでいると聞いて、またリュックを頭の上に乗せた。相当痛かった事を思い出す。]
ヒルダが居るという事はヴァレリアも近くに…だな。
一度合流してみるか、向こうも道中何か見たものがあるかも知れない。
[キリカにそう言えば再びヒルダがこちらに飛んで来ないかどうか空を見上げた。]
…しかし、その実が何処かから運ばれる際に落ちて植わったものなのであれば問題はないかも知れないが、意図的に植えられたものであるとすれば大事だぞ…。
その可能性も無きにしも非ず、自分達の見解でしかないがそれも含めて報告しておいた方が良いのかも知れないな。
偶然か意図的かは……この辺りの植生の調査から必要ですか。
最終的に何らかの対応を行うとして、生態系の維持も大事でしょうし。
調べておいて損はないと思います。
ヴェルデ様は、図書館というものに慣れてらっしゃるのですか?
もしいらっしゃる際には、拙者もご一緒させて頂けたら、と。
ええ、合流してみましょう。先ほど姿が……
[と言った所でヴァレリアが呼ぶ声が聞こえた]
はい、おりますよ。
[キリカの返事を頼りに進む]
あぁ、よかった。二人とも。ごめんなさいね。待たせてしまって。
原因が、分かったらしくて……。
[メイアルの方を向きこれまでの経緯を話す。もっとも、キリカもヴェルデも、何かしらの情報は得ているようだったが……]
あ……ヴェルデ。その格好。動きづらくないかしら?
[頭にリュックを置いたヴェルデの様子に、首をかしげた]
それじゃキリカさんもヴェルデさんも見つかった事ですし、一度ギルドに戻りましょう。
私、お腹がすきました。肉体労働は苦手なんですよね〜。
[ぐうっとなく腹の虫をなだめながら、二人の姿を確認すれば、まだ見ぬ夕飯に夢を見ながらエントへ戻る帰路へつくのだろう。]
ご苦労様です、ヴァレリア様に……メイアル様も。
もしかして、ご飯のお誘いですか?
[他の理由が考え付かなかった。
ヴェルデとヴァレリアが話すのを聞き、必要なら補足も]
……どうかされたのですか?
[ヴェルデがリュックを頭を乗せるのを見て、不思議そう]
― エント東の街道付近 ―
[ヴァレリアとメイアルの傍へと寄り、2人の無事を喜んだ。こちら側で調査出来た事、キリカが見たものの事を伝えてどうにかその実の現物を取ってみたいと切り出したが、メイアルがその実を証拠として取って来ていると聞き、それなら戻ろうかと告げた。]
後はここで特にする事もなさそうだし…戻ろう。
先の事はこの実の詳細がハッキリしてからになるだろうしな。
確かに動きづらいがしばらくすればまた降ろすので大丈夫だ、時々こうしたい気分になるんだ。
[ヴァレリアからの問いにはそう答え、チラと上空へと視線を送った。もう…大丈夫そうか?]
[キリカが心配そうな、それでも訝しげな表情でどうかしたのかと問うて来るのに対して、困ったように微笑んで]
……色々と、冒険以外でも痛い目に遭う事は多いなという話だ。
[もしラフィーネの姿もそこに見えれば、同じように労う言葉をかける。
メイアルから戻ってくる言葉に、やっぱりと笑って]
ええ、戻りましょうか。拙者もお腹空きました。
頭脳労働苦手なんです。
[戻る前に一度振り返り、ゴートたちのいる場所を見やる]
……もし狩る必要があると判断されたら、またお会いしに参ります。
ごきげんよう。
[くる、と振り返ってエントへ続く道を歩いて行くだろう]
[キリカの問いに、にっこり頷いて]
ええ。そろそろ良い時間ですしね。
夕飯のお誘いに来ました。今日もヴェイドさんをご主人様とお呼びして、ご飯を奢ってもらいましょう。
[頭にリュックを載せるヴェルデさんを不思議に思いつつ、にこにことその様子を見守っていた。]
[キリカとヴェルデに向かい]
結局、確認組の方じゃ、なにも役に立てなかったからね。私達も、様子を見に来たのよ。ラフィまで、来てもらっちゃって。
ええ。メイアルも言っていたけど、後の事はギルドへ任せよう、って。
帰りましょう。そうね……また、ご飯の方も一緒にいく?
[ヴェルデが視線を上空に送ったことは気づかなかったが……狩人ってそうゆうものなのかしら? と…は納得しようとしているようだ。ヒルダなぜか待ち遠しそうに、上空を飛びまわっていたが]
[ゴート凶暴化の原因だろうと思われる果実の存在を報告するために訪れたギルドで、メイアルは自分とラフィがダンジョン行きに選ばれたことを知る。
ヴェイドの姿が見えないことを不思議に思いつつも、その日はささやかな晩餐を皆と開いて夕飯を楽しんだあと、明日のために早めに眠りにつくのだろう。**]
いえ、魔法や薬のせいでないとわかったのは大きいです。
助かりました。
[ヴァレリアの言葉に微笑んで]
そうですね。大勢で食事をすると楽しいです。
普段より美味しく感じました。
……ご主人様の奢りだったからかもしれませんが。
[それとレストランだったせいだろう]
[戻ってからどうするのかを頭の中でまとめ。メイアルとキリカが夕食の算段について話しているのを、リュックを再び背負い直して見つめる。]
…また皆で食事が出来るのか、楽しみだな。
冒険の後に仲間とで食事をし、語り合う。僕はそれを夢見ていたな。
今日は何をご馳走になろう、少しくらいは自分から出さないとな。
[冒険を求めると同時に仲間も求めていた、それが今の素直な気持ちから出た言葉だった。]
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