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[キリカの言葉に頷いて]
ええ。小動物のほうが移動時や対象の追跡等、色々と便利ですからねえ。
これがコボルドサイズだと、宿に泊まる時も大変そうです。
「うちは中型ファミリア以上はお断りだよ!」とか言われちゃいそうですよ。
ハーフエルフは……ドワーフと変わらないんじゃないですかね。
知り合いにハーフエルフがいないのではっきりとは判りませんけれど。
[歩き出すヴェイドの横をとことこと、付いて歩いて]
いやあ。それが12時間きっかり寝てしまいまして。あははー。
小悪魔のファミリアを相手にするのは大変そうです。
ダンジョンの皆さんが無事だと良いのですが……。
[ダンジョンに潜って行った皆を思い、少しだけ目を細めた。]
[ギルドへ向かうラフィーネに頭を下げてお見送り。
メイアルから、中型以上お断りと聞いて噴き出した]
確かにあまり大きいと宿では二人分の料金が必要ですし、食費もかかりますね。
[二人の寿命の話はあえて聞こえないふり]
食費が二倍は困りますね。
私なんてこれ以上食費がかさむと、一日中広場でおひねり集めのために歌っていないといけなくなります。
[これは由々しき問題ですと、別にファミリアがいるわけでもないのに真剣に考えて、食費2倍の恐ろしさに体を震わせている。]
・・・ドワーフの寿命って、どれくらいだよ・・・。
[余計分からない。思えば今まで、亜人とパーティを組んだことがほとんどなかった気がする。組んでも、いつ死ぬか分からないこの稼業、寿命の話になった記憶が無い。
そういえば、一歳ちょっとで成人というキリカはの寿命は・・・。もうこの話は切り上げることにした。]
よし、お前さん、今日は寝るな!
[メイアルの脳天に軽くチョップを叩き込んで活を入れる。]
ダンジョンは、まあ、俺たちよりも成績のいいやつらが行ってるんだ。
大丈夫だろ?でなきゃ俺らが大丈夫じゃなくなる。
[ん〜と、記憶を探るように宙を見て]
ドワーフは200歳前後と聞いていますけれど……。あくまでも私が里で聞いた話なので、正確かどうかはわかりませんが。
って、いきなりなにをするんですかっ!?
[叩かれた頭を抑えて涙目]
別の意味で眠りに付く所でしたよ。あいたたたたた。
私はか弱いんですから、もう……。
そうですね。きっと皆さん、今頃モンスターなんて蹴散らしてるにちがいありませんね。
一体、食費に幾ら使ってるんですか。
[メイアルの真剣な表情にはこちらまで怖くなってきた]
それにしても。
ヴェイド様の視点からは、街がこんな風に見えるんですね。
[ヴェイドの肩の上で揺られながら周囲を見回す。
ちょっと恐怖心すら覚える高さだが、遠くまで見渡せる新鮮な視界に目を見張った]
大体このくらいでしょうかねえ。
[こっそりとキリカに教えた食費は42G。これでも少ない方ですよ、とのんきに笑うメイアルだった]
[倍か・・・。メイアルの200歳という話を聞いて、心の中がざわめいた。しかし口には出さない。]
この程度で泣き言を言うなー。
そうそう、他のやつらはもっと酷いダメージを負ってるかもしれない。・・・負ってないかもしれない。
[キリカの言葉に、ぷっと噴いた。]
あのな、キリカ。
盗賊ギルドに属してんだから、いろんな視点でモノを見るようにしろよ。
冒険者には三つの道がある。表の道、裏の道、地下の道。
そして盗賊にはもうひとつ、屋根の道。
それぞれ、どう繋がってどこにたどり着くか、根城にする街なら頭の中に叩き込んでおけ。
俯いてると視界が狭くなるぞ。
[大またですたすたと歩くヴェイドの歩行スピードもまた、キリカには目新しいかもしれない。やがて、目的のレストランの看板が見えてきた。]
どの程度だろうと、痛いものは痛いのですよ〜。
[口を尖らせて、涙目でぶうぶうと文句を言うメイアル。]
ダンジョンに行ったみなさんが無事だと良いんですが。
でも回復魔法が使えるリュミエールさんもいますし、きっと大丈夫だと信じていますよ。
[ヴェイドの歩く早さになんとか追いつきながら、目的のレストランへ到着。
レストランでは、ヴェイドに92×2G分の食事を奢ってもらって、この世の春を満喫するのだろう。**]
―冒険者ギルド・受付―
[依頼紙を凝視しているヴェルデを見ていて、はっと、気付いた。そうだ。本を探すなら、ババルウと実際に対峙した、彼に聞くのが手っ取り早いはず。受付の上に置いた報告書を手の取ると、ヴェルデに詰め寄った]
ヴェルデ? あなた、確か……キリカ達と、この依頼、遂行したのよね?
リュミエールがやったことになっているけど……これ、あなたがやったことでしょ?
実はね……私……
[ヴェルデに対し、昨日の顛末を話し聞かせ、本のことを知らないか、と訊ねてみた。しかし、どうやら、彼の手には渡っていないようだ]
そうなの……それじゃ、やっぱり、もう『あのコ』に直接聞いてみるしかないわね……。
[その言葉に、ヴェルデはどう反応したのだろうか。もし、彼が『あのコ』の言葉に疑問を持ったなら、…の思っていることと同じことを、察してもらえるのかもしれない。そうでもなくとも、…はババルウに『聞き出しに行きたい』旨を、彼に伝えたことだろう]
盗賊専用の道……。
はい、わかりました。きっと依頼をこなすための道もまたしかりですね。
高い所って、実はあまり得意ではないのですが、頑張ります。
[ヴェイドの歩く速度を気にしつつ、遠くを見るように顔を上げる。
人の流れ、店の構え、何日も逗留しているのに、その一つ一つが新鮮に見えた]
―冒険者ギルド―
[ギルドに頼み込み、まだ取り調べ中のあのコ、『獣人・ババルウ』の元へ。ヴェルデは同行してくれたようだ。それほど困難なく面会ができたのは、依頼の達成者の一人がいてくれたおかげかもしれない。
ババルウは、牢獄に閉じ込められていた。せわしなく狭い鉄柵の内側を歩きまわり、時折座り込んではしょぼんとしている。…は固めた覚悟>>56に従い、両手をババルウの方へと向ける。
モーリス達に行っているように、いや、それよりはるかに集中し、『意思の力』で呼び掛ける。
単純に、『こんにちは』に近い感情。
互いが出会ったときに、自然とあふれる親愛の気持。ババルウは+裏+
表 → 一瞬びくりと肩を動かし、…の方を振り向いた
裏 → まったく反応をしない。これまでと同じように、せわしなく牢の中を歩き回っている]
ああ、そうだな、リュミエールには・・・。
[推薦時に、ちょっと悪いことをしたなと思いつつも、結果オーライだと勝手に自分で自分を賞賛した。]
高いところが苦手!キリカ・・・頑張れ。
[なんだかとっても微笑ましくて、思わず笑いが出てしまう。
ヴェイドは早足なのに、人の隙間を縫うようにして、決してぶつかることなくすいすいと進んでいく。無意識に、人の動きを予測して歩いている。
やがてレストランに入ると]
・・・本当に、よく食いやがる・・・。
[メイアル1人で184G分も飲み食いをするのを見て、呆れながらも、やっぱり感心してしまった。この細い身体のどこにこれだけの食事が入る隙があるのか。]
[レストランに到着すると、何を食べようかなとしばらくメニューと睨めっこして悩んでいる。
メイアルの注文量を見て、平気なんだろうかとヴェイドの懐具合を気にしたり]
あー。
お腹いっぱいです。幸せ。
[食事が終わると満足そうに口の周りを舐める。結局、64G分に留まったようだ]
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