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[>>408上から、浴びせかけられる言葉に、はっと目を見開いた。視界に、泥ぬまとなった地面が見える。その表面に打ちつける雨粒。じっと見つめ、言葉を探す]
そんなこと、分からな……
[肩から掛けられた温もりによって、出しかけた言葉は、中途で途切れた]
[>>408人肌の暖かさが残る衣を纏い、諭すように語るヴェイドの質問に答えていく。
雌のホワイトシェパード
体の大きさは……
耳がピンと伸びた、勇敢な戦士で。
一番やんちゃな……でも心優しいコ
反論することも、疑問が浮かぶこともなく、全てを吐き出した後、どうして? と疑問がわいた。
自分は、どうして彼にこんなに素直に語れるのだろう。
どうして……彼にはそんな自信があるのだろう。
あなただって、まだ駆け出しの冒険者なのに……
できることは、そっとヴェイドを見上げ、その瞳を見つめること、それだけだった]
[二人ともから、何ともないと返事が返れば、頷いた]
どういたしまして。
二人とも怪我がなくて、良かった!
[言って、にぱーと笑う。
それからクラムがくしゃみしたのに気付いて]
そうだね。さぁ、本当に風邪ひかない内に、帰ろう。
[皆を先導して、帰り道を急ぐ]
あ、私が……
[宿の扉を慌てて開く。
中に入ってぱたぱた、と服に付いた小雨の粒を払った。]
フェイト君、肩濡れてますね……
[ポケットからハンカチを取り出すとぽんぽん、と水分を吸い取るように拭いた。]
ありがとうございました。
盾を傘代わりにしちゃってごめんなさい。
白い犬だな、黒くなくてよかった。黒いとさすがに見つからない。
[ヴァレリアの言葉に、ちらと暗いままの空を見上げる。
視線を戻すと、なにやら問いかけるような表情が目に入った。言いたいことは分からないでもないが、何も答えない。
おどけるように小さく微笑んで、その場に縫いとめるかのようにぽんと小さくヴァレリアの肩を叩くと、一人雨の中走り出した。]
[帰る道すがら]
あ、見てみて。
[空の一方を指差す。
雨粒が疎らになり始め]
…………きっと、明日は良い天気だよ。
[雲の切れ間から、柔らかい月の光が見えている。
何故だか、ラフィーネの事を思い出す。
じきに雨も止むだろう。
月を見上げて、にぱーと笑った**]
>>417 ミリ
[値段には苦笑いして。
続く言葉に嬉しそうに頷いた。]
ああ 本当にそう思うよ。
まだまだ新米で 新米だからこそ
皆で頑張って一緒に強くなって行けたらなあって…。
言うのは簡単だけどさ。
[拭いてくれた事に]
おっと…ありがとう。 お安いご用だよ。
ヴェイドさんがいつか "使える物は何でも使う"って言ってたし。
盾だって傘になるさ?
[本来の使い方ではありえないが。]
さて…それじゃ お休み。
ちょっとは濡れちゃっただろうし 二人とも風邪引かないようにな。
明日は仕事があるんだし 早く休むんだよ。
ってもそういう俺は… ギルドに顔出してから帰るけど。
[にこりと笑って宿を後にした。]
[急いでギルドに向かう。
途中まで盾は頭の上にかざしていたが面倒になったのか
背負いなおして急いだ。]
[冒険者ギルド]
戻ったよ! 皆はまだかな…?
[雨は冷たい。先ほどまで防水服に護られていたため、余計に冷たさが身に沁みた。それを振り切るように、走るスピードを上げる。]
走ってりゃそのうちあったかくなるさ。
[強がりのように呟いて、目と耳をフルに研ぎ澄ます。
カボチャ畑には入らないように、大きく迂回をして向こう側に移動すると、小さく名前を呼んだ。]
ホリー、ホリー。
ヴァレリアが待っているぞ。ホリー。
[果たして答えはあるだろうか?]
― ギルド・出入り口付近 ―
[ラフィーネは一心に祈り続けている。
シーツを持ったまま、彼女からは顔を背けて皆の帰りを待った。
しばらくすると、遠くの方からぱしゃぱしゃと水を跳ねる足音がする。
数回口をぱくぱくあけると、にこりと笑顔を作った。
そして、最初に聴こえたフェイトの声に、意外そうに顔をあげる]
フェイトさん?
戻ってらしたんですか?
[>>423駆けだすヴェイドに追いすがるように手を伸ばす。しかし、速すぎる彼の動きに、指先は虚空を掴んだだけだった]
あ、あなた! ちょっと……!!
[みるみる小さくなっていく、長身の体。ホリーの為に命をかける男の背中]
……お願い。通じて。
[『動くな』と彼は言った。情けないけど、あの場に行っても、何の力にもなれないことも、悟っていた。それなら、自分にできることはただ一つ]
ホリー。答えて。まだ、力は残っている?
今、あなたの元に向かっている人は、味方。信頼していい。彼に、全部合わせるの。
私はここよ。近くにいるわ。だから……頑張って。
>>428 リュミエール
[体を折って湿り気を帯びた髪を払いながら]
やっぱり 心配でさ。
まだ戻ってきてないのか…。
大分小雨になってきたみたいだけど。
何か手伝う事 あるかい?
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