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[ふと、牡鹿の歩みが止まる。近くの茂み>>31に首を向け、じっとそちらを見つめだした]
……? どうしたの?
[つられて、…も茂みを見つめる。茂みに潜むものを見通すかのように、じっと……。やがて、ふぅ、とため息をつくと牡鹿の首を優しくさすった]
変なコ。おいしいものでもないでしょう、『あれ』は。
それじゃ、いつものように、お願いね。
[そのまま牡鹿の背に両手をかけ、よいしょ、と体を持ち上げる。下げてくれた彼の頭を踏み台にし、たどたどしい動きで、ようやく彼の背によこ座りに乗った]
さてと、開放されたのはいいけど、これからどこに行こうかしらね……お腹、空いてる? [鹿の表情をじっと見つめる]……そう。ふふ。そうなの? それじゃ、任せるわ。
[牡鹿は…を乗せたまま、ゆっくりと歩みだす。…はその背に腰掛け、彼の歩みに任せたまま、エントに吹く風を肌で感じ、目を閉ざす。会場を離れていく二人をの上空では、一羽の鷹が、円を描いて飛翔していた……]
星の子 クラム がやってきたよ。
――講習会場――
ありがとうございましたー、っと。
ふー、終わった終わったー。
[長い講習から解放された気分で、会場を後にする]
実戦は明日からとか言ってたっけ?
その前にアイテムも準備しておかなきゃねー。
[と、向かった先はアイテム屋]
― 雑貨屋 ―
[商店がありそうな方へ勘で向かった。
旅慣れている為か、この手の勘は良く当たる。
扉をくぐると、冒険者の町ならではの多彩な品揃えが目に入る]
すごい、オートマップだ。
[一見何の変哲もない羊皮紙。
広げると今いる雑貨屋が表示され、そこで小さな人が手を振っている]
「そいつはすごいよー。
地域に関する事ならなんでも自動で記録してくれる。
そんなすごい代物が、今ならたったの……」
……たったの!?
[抜け目の無さそうな女店主に売り込みをかけられると、思わず身を乗り出す]
「たったの500,000G!」
――アイテム屋――
まあ回復アイテムは基本だよねー。
一応魔法使いだし、魔力回復も……
[と、小瓶に入ったポーションに手を伸ばしたのだが]
……
[届かない]
…………
[届かない!]
……くっ!
これだから嫌なんだ人間の社会は!
[背伸びをして伸ばした手をぷるぷるさせたその格好は、クラムの張った妙な意地が切れるまで続く*ことだろう*]
[訓練場教官にこっぴどくやられる。
俺に挑むなど百年早い!などと言われ]
ちぇ。 そりゃそうだろうけどさ…。
もう一回お願いしまーす!
[軽くいなされる事十数回。足を投げ出し座り込んで教官と話している。]
―街・魔法薬販売店―
あの、ごめんください……
[街の入り口近くにある一軒の店。看板に『魔法薬専門店』と書かれている。
からん、とドアに付いたベルが軽く音を鳴る。狭い店の奥には恰幅のいい女性店主がカウンターの椅子に腰掛けていた。
いらっしゃいと軽く挨拶した後、おや、とミリの顔をすぐに思い出した。]
[そこは、実はミリがこの街に来てすぐに尋ねた店だった。
生活費の足しにと、出身地では手に入るがこの辺では珍しい薬草をいくつか売りに来たのだ。はじめは警戒されたものの、冒険者見習いとして講座を受けるのだと懸命に説明すると分かってくれたようで、少し安めの値段だが、買い取って貰えた。]
今日も薬草を取ってきたのですけれど……
あ、今日のは……この辺りで取れるものばかりで多分珍しくないものばかりなんですけれど……
買い取ってもらえませんか?
[ミリは本を店内の商品にぶつけないように慎重に店主の前まで歩いた。
街のすぐ近くで取ってきた薬草を数種類、かごから取り出し机に並べる。]
[今日は講習は無いのかと尋ねられ、ミリは今日で終わったんですよ、と身分証を見せて答えた。
それを見ながら頑張りなと励まされ、門出を祝う意味でか前回の買い取り価格の不足分だったのか……あるいは、その両方か。
少しの色のついた料金で買い取ってもらった。]
― 練習場 ―
[明日からに備えて練習をしている人の姿も見える。そちらへ一瞥をくれた後]
……。
[ストローを集めて作った特別製の人形を、大きな釘を使って的に打ちつける。
指を湿らせて風を読む儀式の後、くると後ろを向いて的から離れるように4(10)10歩。
歩き終えると、懐から二本のクナイを両手に構えて、振り向きざまに投げる。
+表++裏+表が出れば的へ、裏が出れば明後日の方向へと飛んで行くだろう]
[酒場を出て歩き始めた直後に、親父さんが追いかけてきて呼び止めた。]
「おーい、仕事だ。依頼があったぞ。」
・・・いきなりだな。
[とりあえず酒場内にきびすを返すと、そこに居たのはなかなか良い身なりをした二十歳前後の育ちの良さそうな女性。]
「こちらの方、親のごり押しで知らない男性との結婚を強要されているんだ。お前さん、1日代理彼氏でこのあとすぐにこの人のご両親に会ってきてくれ。何も言わずに立っているだけでいい。」
それって冒険者資格とか関係ねぇよ・・・。
[げっそりしつつも一応仕事なので、請け負う。とにかく恋人同士を装えばいいらしい。まあ、今の外見ならそれなりに見られる格好なので、適任ではあるかもしれない。
予行演習を兼ねて依頼主と腕を組みながら、酒場を出て屋敷へと歩き出した。**]
侍 シロガネ がやってきたよ。
―講習会場―
[講習を終えた。クノーメに静かに一礼、そしてもう一度頭を起こしてまた一礼、それを数度繰り返す。
同じく講習を受けていた面々がそれぞれ行動していても、相変わらず一礼と頭を起こすのを繰り返している]
………Zzz
[思い切り肩を落とす。貧乏神官の身で買える訳がない]
「あら? お財布に怒られちゃったかい?
それじゃ、神殿に納品の口きいてくれない?
神殿の物ならあんたもつかえるでしょう」
[商魂逞しい女の目的は、最初からそちらだったようだ。
ため息をつくと、俯いて首を振った]
僕にそこまで権限ありませんよ。
……ですから、出世払いでいかがでしょう?
[言ってる事はヴェイドと大差ないと思いつつ、笑顔を浮かべて店主を見つめる……が、もちろん断られた]
「金がないならさっさと出た出た! うちは高級アイテム専門店。
あんたが買える物はココにはないよ。」
[追い立てられるように店を出ると、顔をしかめた]
ちょっと見物くらいさせて下さいよっ。
あぃて……はっ…私はいつの間に気絶してたのでしょうか?
[小首をかしげる...に、それは寝ていたのよ。とクノーメ。なるほどと。と手をぽむっとすると優しげに苦笑された]
…それでは私は、一度、宿舎に戻るかな
それから酒場にでもいってみます。
[とクノーメに説明しつつ、一端宿舎へと戻り荷物をもって*酒場を目指すだろう*]
吟遊詩人 メイアル がやってきたよ。
―講習会場
ふう。クノーメさんのお話はこれで終わりのようですね。
やっと背中を伸ばせるというものです。はふ。
実戦は明日からのようですし、今日はゆっくりと羽を伸ばす事にしましょう。
[...は会場横に自生している木の根元に座ると、愛用の竪琴を取り出し、ポロロンポロンと奏でだした。]
[今度持ってくるの珍しいものをよろしくね、と催促してにやりと笑みを浮かべた店主に見送られ、店を出る。]
んー……。
一度宿に戻ろうかな……お腹もすいたし。
近くの食堂でご飯食べよう。
今日のおススメは……何定食かな?
[本を背負いなおすと、食事を想像しながら足取りも軽く、ミリは宿に向かい歩き出した。**]
[訓練は切り上げ。礼を言って訓練場を出ようと…]
お。 おーい!
[キリカを見つけ、手を振った。]
えーっと確か… キリカ?だよな…。
俺は今から上がるトコだけど 訓練頑張ってなー!
[訓練場を後にする。
ギルドで他の冒険者の話を聞き、暫く時を過ごした。]
―→アイテム屋 ―
商売は人の幸福の源だって……
ウチの神様はおっしゃってるんですが、ねぇ。
[先程の店の看板には、QualityのQの字がついていた。
ぶつくさ言いながら、今度はQが付いていない店に入った。
最初に目に入ったのは、>>43棚の上部に手を伸ばしたまま震えている、子供の様な人物。
相手の名を思い出しながら、目的と思しきポーションを手に取り差し出した]
これであってますか?
[相手の返答には笑顔で返し、店主の傍に向かう]
冒険者の街ですから……色んな種族が集まります。
背の小さい種族だって。
脚立、用意したほうがいいですよ。
一勝一敗……。
少し遠すぎましたか。
[一本しか的中していない藁製の人形を見て、肩を竦めた。
一直線に的へと近づいて、クナイを引き抜く。
くるくると手の中で回してから懐へとしまう。
もう一本の行方を捜していると、駆けられた声]
こんにちは。フェイト様でしたか?
お疲れ様です。
[こちらへと手を振る姿に、両手を合わせて礼を一つ]
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