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―下層・最下層口―
[やがてカントルの足が止まる。
ここまでも暗かったが、光苔程度の明かりはあった。
だが、この先は真の闇。
大きな亀裂、小さな広場程ある穴があった。
目を凝らせば、暫く同じような道が続いた後、幅のある階段が下へ下へと続いている事が見てとれただろう。]
駆け出しの冒険者が、一人でここまで来るには時間がかかろう。
[それだけを言い、振り返るとシロガネに場を譲った。
底から吹き上げるような風らしきものを感じるかもしれない。]
んむ? んー…
[フェイトとスコルと、二人の提案を受けて。少しだけ考える]
まぁよかろうぞよ。
しっかり働いてもらうぞなー。
[ホントは元から休ませてあげるつもりだったことは言わない。その方がいろいろお得そうな気がした]
んむ?テンイのまほーじんぞな?
それは願ったりぞよ。いずれせかいせーふくに乗り出す日が来たときに、すぐに地上へ吾がグンゼイを送ることができるぞよー。
[そのときのことを想像しているのか、楽しげに提案にあっさり許可を出した]
― 洞窟内・水の流れに乗って ―
あ……あぁ〜〜〜!!!!
[水がどんどん流れてくる。
なんとか踏ん張ろうと杖で抵抗したが、水の勢いには逆らえない。
猛烈な勢いの水に流されるうち、気を失って*しまった*]
あ、あと……出来るかどうかで言うと……
……何時間か、長くて半日。かなり時間をかければ。
多分、ですけど……。
……って、いいんですかっ!?
[大きく驚いた]
いえ、大丈夫ですよ。
極端に体力の低い私がアレなだけで……はあはあ。
[呼吸を整えながらふと視界に入ったのは、黄色い果実とそれを警戒するそぶりのモーリス。
その黄色い果実を見て、メイアルは……+裏+
表:こ、これは…美味しそうな果実です!と食べようとした。
裏:こ、これは…食べさせてはいけません。この果実には人には無害ですが、動物に食べさせると興奮剤と同等の……と説明をした。]
こ、これは…!?
ヴァレリアさん、この果実をモーリスに食べさせてはいけません。
この果実は人には無害ですけれど、動物が食べると興奮剤と同等の効果があるのです。
[と、モーリスの前の果実を何個か捥ぎ千切った。]
そうですね。こんな場所にまでこんなに早くこれたのも偶然がいくつも重ならなければ起こりえなかったでしょう。
[譲ってもらった場に移り、亀裂の中にある全て闇のであるその世界を覗き込むように体を傾ける。僅かに周囲を照らしていた光だけが、奥に階段のようなものがあるのを教えてくれるが、はっきりいってこれは滑られたじゃ洒落にならない]
ここは…全ての闇が集っているようですね。
何もかも忘れたもの、おきざりされたもの、隠してしまいたいもの。隠されたもの…そんな闇がここに…
[恐ろしさもあれどどこか興味が強かったのは腰に妖刀なんて帯びているからか
つれてこられた場所について感じたままにぽつぽつと感想を述べる]
[そんな感想にどのような印象を抱いたのかは、この亡霊王の表情から知ることができるのかはわからぬが]
ところで、カントルさん
先ほど聞こうとしたもう一つの質問なのですが
フェイトさんに、なぜ止めを刺さなかったのですか?
[純粋な疑問と、そしてそもそもここで、自分を襲わずここまで案内したことへの疑問。だがこれがわかれば多分わかるのではないかと二つの意味をこめて聞いた
応えてもらったならその内容を吟味するようにしながら、戻るというのなら*ついていくだろう*]
どっかこの辺ならどこでもよいぞよ。
手下にシガンしに来るのが門番にいきなりがぶがぶされちゃっても困るし、フトドキモノが来たとき隠れられるような遠くでも困るしー…
[考えつつ示したのは、前庭として使ってる開けた部分]
よろしく頼むぞよー。
――地底湖――
ぷはっ!げほげほ……
[流されるままに付いた先は、今まで見たところもない場所。
どこかの地底湖の湖岸に流されていた。水を大量に飲み咳き込んだ]
そ、そうだ。み、みんなは……。
[辺りを見回して、他の二人も流れ着いているのを見つけ、慌てて介抱する。どうやら命に別条はない模様]
それにしても、ここ何処?
あ、火が焚いた跡がある……シロガネちゃんかな。だといいな。
ここで待ってたら戻ってきたりしないかな…。
[とりあえずファイヤーで火を起こして、一旦ここで野営をすることにした**]
[果実をモーリスから遠ざけるメイアルを、見ながら訝しげにその実をよく確認してみる。黄色いリンゴ、と言った感じだろうか? 特に毒々しい色合いを帯びている訳でもなく……ふと香った匂いにも、おかしなところは感じられない]
この実が? え……興奮剤みたいな……もの?
ちょっと待って。それじゃ、スコル達が出会った凶暴なゴート、ってゆうのは……
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