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『「ただ全滅させればよい」だけで終わらない』。
ただ全滅させれば……
全滅させちゃ駄目なら、普通そう書くよねぇ?
[首を傾げる]
かぼちゃに何か重大な謎が隠されてて、それを解き明かさないと駄目とか?
[重大な謎があるとして、それが何なのかは見当もつかないが。
先発隊が戻って来たのに気付いて、話を聞きに行った**]
―回想・昨夜・『夜陽の欠片』一階―
[ヴェイドは、足が速い。だいぶ遅れて、宿に入った。泥だらけのホリーを両手に抱えようとして……自分の力では上がりきらないことに気づき。溜息を]
ごめんなさいね。床は、後できれいにするから……。
[とりあえず、彼女の汚さないようにしないと、と風呂へ向かおうとすると、何か、暖かそうな飲み物を口にしている、ドワーフの血を引く同期が>>36。…の後ろの席だった子だ。確か、名前はミリ……? 心配げな視線を送られ、+裏+
表→ほっとした気持ちで、畑で起こった出来事を話してしまった。
裏→話せない……言ったら、ホリーの自尊心を傷つけるわ
――食堂――
へー、今度のカボチャはおばけの悪戯じゃないんだね。
でも、普通のカボチャまで変身しちゃうの?
元を断たなきゃ駄目ってこと?
[フェイトの話を適当に聞きながら、手元で星図板をくるくると回す。
今日は*12水星*の力が一番強くなる配置だ]
―回想・昨夜・『夜陽の欠片』一階―
このコと一緒に、外で遊んでいたの。ホリー……あ、このコの名前なんだけど。こうゆう天気が好きだから。
[さすがにこの出で立ちでは、ミリを誤魔かすのは難しいかもしれない。気まずくなってしまい、下を向いたまま、風呂場へ向かった。ゆっくりとお湯に浸かる。もう、みんな眠ってしまったのだろうか? 物音はほとんど聞こえない]
…………?
[なのに、湯の中に一人でいるはずなのに、なんとなく、宿に心地よい空気が充満しているような気がした。同期達に、昨夜何かがあったのだろうか? 信頼を深めあった人間たちが寄り集まっていれば、こんな空気も生まれるのかもしれない。ほっとした溜息をつくと、ホリーが体を震わせて、汚れた水気をはらっていた]
―回想・了―
――回想:昨日の夜・帰り道――
[フェイトが盾を持ち、その側とミリと...が歩く。時たま...は「宿はこっち」と指示するが、フェイトがその方角に従うことはなかっただろう。フェイトのほしい盾の金額を聞いて思わず声がでた]
38600G! それは遠い道のりだね。
冒険者として一杯依頼を受けて、こつこつお金貯めないと。
何か手伝えることがあったら言ってね。ほら一緒に冒険いくとか。
それにしても――
[妙に実感がこもった声色で呟いた]
少しずつ買いそろえて、装備が充実していって、そしてだんだん強くなっていくのがわかる。それって冒険者の醍醐味だよねー
[何とか宿について、タオルで体を拭く。
後から来る人の為に乾いたタオルを目に付くところに置いておく
さっさと寝ようと部屋に戻ろうとして、ミリがまだ一階にいるのを目にして声をかける]
ミリちゃん、明日もカボチャ退治だよ。
早く寝ないと、辛いよー
[するとミリから「眠れないから」などという返答が返ってきただろう]
いいけどさー この後帰ってくる人たち待ってて、ミリちゃんが風邪ひいたら皆悲しむよ。私とかが
だから、てきとーなところで部屋に戻ってゆっくり休みな。
「休めるときに休む」それが冒険者の鉄則だよ
[そんなことを言いつつ、...は自室に戻った**]
――回想終了――
ええ、フェイトさんたちがいうにはそのようです。
普通のカボチャまで変化…というのは、油断なりませんね。
ですが…倒したカボチャという拠り代が消えたことでまた増えた…ということなのでしょうか?
[クラムに答えつつ、いっそ畑を燃やし…とか考えたがさすがにそんなことはしてはいけないと倫理的に思った]
―『夜陽の欠片』二階―
嘘……もうこんな時間?
[目覚めた時には、すでに昼時を回っていた。同期達は、一人前の冒険者になるべく、奮闘しているはずなのに。]
こうしてはいられないわ。私も、動かないと。
……昨夜の化け物のことも気がかりね。
[助けてくれた、新人らしからぬ動きを見せたヴェイドのことを思い出し「彼のことも、だけど……」と付け加える。そんな同窓達は、みんな出払っているのだろうか? 遅れを取るまいと、着替え(しばらく泊まり続けていると、こうゆうところは便利だ)、外へと飛び出した]
―ギルドへ―
― 回想・昨夜 ギルド→宿 ―
[宿に着いた時には誰かが共同浴場に居た様子だったので風呂は諦め、早々に部屋へ入って濡れた衣服を適当に干して身体も一通り拭いた後にそのままベッドに潜り込んでしまった。顔に当たる髪に違和感があると思えば右目の包帯を何処かに放ったままにしていた事を思い出した。]
…申し訳ない事をしたな……キリカは多分悩んでいたんだろうか、飛び出す程だったものな。
ラフィーネもしっかりと話を聞いていてあげたかっただろうに、何故あのタイミングで僕は話し掛けたんだ…。
[少し前の事を思い返しては寝返りを打ってブツブツと独り言を呟いていたが、しばらくの後にそれは静かな寝息に変わって行った。]
― 回想・朝 宿 ―
[リュミエールの魔法のおかげか、風邪の気配もなく。
朝なら大丈夫かと共同浴場へと滑り込み、大慌てで風呂に浸かってようやく落ち着いた。
泥や諸々で汚れた衣服も洗濯してまた部屋に適当に干しておき、替えの狩猟用の衣服を着るも防具らしい防具がない事に思い至り、小さく溜息を付く。]
…生きるのに精一杯だな。冒険者とは自由で良いものだけれどいつまでも駆け出しの気持ちで居てはのたれ死んでしまうのではないか…?
[講習で聞いた事、見た事を思い出しながら自分の甘さを反省した。]
気を引き締めて、今日のカボチャ退治をなんとしても達成させなければ!まずはギルドに顔を出しておいた方が良いな。
[腹の虫が小さく鳴くが、なるだけ金の消費を抑える事を第一に考えて食事らしい食事はせずに宿を飛び出した。]
―『夜陽の欠片』の食堂―
[しばらく休んだ後部屋を出て、腹ごしらえのために食堂へと向かう。]
おいっす、親父。何か軽く食わせてくれ。
・・・今日は人が少ないな、ライバルに客取られたか?
[からかいを交えながら注文をいれる。やがれ運ばれた肉野菜炒め定食は、軽くは無いボリュームだった。]
俺を太らす気かよ?え?働けばいいって?
俺はなぁ、なるべく楽して生きるんだ。
[文句を言いつつも、しっかりと食べ始めた。]
― 回想・宿→冒険者ギルド ―
[パンを一切れだけ買って齧りながらギルドへと向かいカボチャについての貼り紙を見る。何か追加があるようだ。]
そういえば夕べ、リュミエールが何か通達がどうとか言っていたが…どういう事なのだろうか、これは。
他の皆は…どう解釈しているのか聞いてみたいものだな。
[そこからどうしたものかと思案した後に、アーチャーギルドに立ち寄りあちこちで細かな仕事を手伝って、先輩冒険者達から報酬にと少しばかりの金と一冊の本を貰った。見れば表紙には『トラパーへの道』と胡散臭い字で書かれていた。]
……罠、か。
あまり僕には縁が無さそうにも思えるが、何か得られるものがあるかも知れないな。どこか落ち着ける場所はあるか。
[もしかしたら食事を奢ってもらえるかも知れないという、甘く淡い希望を抱きつつ食堂へと入って行く。其処に先にカボチャ退治に出かけた同窓の皆が戻って居たり、後から駆けつけた皆が居るのに気付いてそちらへと向かう事にした。
そこからしばらくは本を読みつつ皆の話に入っていたり。]
― 回想終了 ―
うーん? それだとカボチャが全滅するまで終わらないような……。
[シロガネの推測に、思わず自分も畑全焼作戦を口にしかけた]
仕組みがわかんなきゃなんとも……本体みたいなのってないのかなあ……。
[などと呟いている。果たして、一際巨大なカボチャの話は出たのかどうか]
―冒険者ギルド・受付―
……なによそれ。か、カボチャ? あれ、カボチャだったの?
間違いないわ……確か、ここだったはず。
[詳細不明、だったならば、胡散臭いとはいえ『バリアント・ギルド』へ向かおうと考えていた。しかし、冒険者ギルドの依頼募集で、昨夜の化け物の謎はあっさりとけてしまった]
それよりも、気になるのはこの記述よね……
『「ただ全滅させればよい」だけで終わらない解決方法を模索すること』
……どうして、依頼主はこんな条件を? 討伐だったなら、とにかく、全滅させて、安全を確保するのが最良じゃないか、と思うんだけど。
条件である以上は、必要なことなのかもしれないけど。
[あなたは分かる? と、ホリーの上に乗った鷹のヒルダ(モーリスは当然のごとくギルド前待機)に問いかけたが、くいっと首を捻るだけだった]
はい。100年単位です。
私の国では500年もの間扱われるものとてありますが、どちらにしろ我々には気の長い話というのには違いありません。
[残念がっているのが杖をなでる様子からわかるが、神が宿るというのだから気長にまってもらおうと思った]
ええ、完全に駆逐するまで終わらないでしょう…例えば伝染するとしてその元だけ除去できればいいのですが、魔法についてあまり詳しくないのでわからないのですよね
本体…?いる…のでしょうか?
[少なくとも巨大カボチャの話は聞いておらず首をかしげる]
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