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>>290 シロガネ
[頷く。]
そうだね… 雨が上がって準備が出来た人から集まって出発かな。
ん〜っ。 ほんと ワクワクしてきたよ 俺。
前向きですね、フェイト君。
そういう所、すごくいいと思います。
[笑いかけられて、ミリも笑みを返す。]
カボチャ退治は明日に延期、ですね。
[雨の中で戦える術に魔法という選択肢が無いミリに、纏まっていく話に反対する理由はない。]
ええ、頼りに…ね
[先程のフェイトの言葉ではないが、クノーメの言葉を思い出しつつクラムに呟くようにいって]
はい。私が目の前に立つ全ての障害を斬りはらって見せましょう…
……出きる範囲で
[大見得きりつつ、最後は決まらなかった]
そうだね。時間も出来たし準備に動こうか。
[スコルに賛成しつつ]
ん……うん、そうそう。
ぼくがあの家に来た時には、もう結構な歳だったみたいだね。
[リュミエールの問いに答える]
やっぱり危険なんだね。明日が火星の強い日ならいいけど。
―ギルドへの道・帰還中―
[→>>258雨脚は、さらに勢いを増していく。日の光も薄まり、もう、前も見えないほどだ]
なんでこうなるのかしら。まったくもって、ついていないわ。
こんな土砂降りになるなんて……同期のみんなも、さすがにこの天候じゃ、外に出たりはしていないでしょうね。
モーリスやヒルダも厩舎にいるだろうし。
[少し眉をひそめ、くぐもった声を出す]
……ホリー。あのコは心配だわ。悪天候でも、嵐の人か、逆に興奮して遊びまわてちゃうコだから。一応、確認した方がよさそう。
[雨に濡れた袖をまくり、空に向けて手を差し伸べた]
― 魔術師ギルド ―
おおぅ、俺とは無縁の場所だと思ってたが…こりゃあなかなか。
[木の匂いに満たされていたアーチャーギルドに比べ、ここは魔法に使う道具のせいなのか、何とも言えない芳香が立ちこめている。]
長居してっと、鼻が曲がりそうだぜ。道具屋、道具屋っと。
いよーぅ!俺ぁ魔術師じゃねえんだけど、矢が効かない相手にも有効な道具とか、ない?
ついでに、それの作り方も教えてくれたら嬉しいんだが…ダメかい?
[いくつかの道具の説明を受け、さらに、作り方を知りたければ、錬金術を研究している者たちのところへ向かえと教わる。]
へへっ。色々とありがとうよ。さっそくそうさせてもらうぜ。
(さすが、魔法を応用した品々は値段が高ぇや。買うのは諦めるとして、何とか自作できねえもんか。)
[ニニとマリン達に出会うと、片眉を下げる動作、乳白色の眸が相手を見極めるように睨む。しかし、声高く偉そうな態度で喋るのを聞き終え、]
くっ…、はっはっはっは。
木っ端の癖によく口が回る。
だが見た目通りではないな。
[きゃろっとの敬礼に、暫くきゃろっとを見つめていたが、やがて合点が言ったのか構わんとばかりに手を振った。]
この詮無き世に世界征服か、酔狂な事よ。
敵対も恭順もするつもりはない。
我が場所に不干渉であるならばな?
我が為すことは、ダンジョンをあるがままにすることよ。
[とはいえ、それこそ酔狂でもあるのだろうが。]
このダンジョンで私腹を肥やすも好し、欲望のまま住まうも好し、だが、なれば相応の振る舞いは行ってもらわぬとな。
[この小さいはぐれ妖精が魔王として何をするのか。]
目の前に立つ全ての……?
へへ、かっこいいね。
[最後が決まらなくても、見得を切るだけの自信があるのが羨ましく]
ぼくも頑張らなくっちゃ。
シロガネさんの信頼に応えるくらいに。
[と、ひとり意気込むのであった]
そうですね。
特に…また霊にとりつかれているようでしたら、ラフィーネさんの力をお借りになることが多いでしょう。そのときはお願いいたします
[微笑みかけるラフィーネに笑みを返して一礼]
ええ、楽しみです。
洞窟にいけなかった鬱憤を晴らさねばね
[フェイトがわくわくするというのに同意するように口の端を吊り上げながら実はちょっぴり不満だったことを吐露する]
―>>302→ギルドへの道・帰還中―
……? ホリー?
おかしいわね……。
[一度手を下し、目を瞑り、集中力を高めると、今度は両手を雨空にかざす]
……乱れて、る? ううん。雨で、うまく感じ取ることができないだけなのかも……。
[髪をかきあげ、再び手を、上へ]
ホリー。答えて? 今、どこにいるの?
[水底の街へとなりつつあるエントを、白犬の応答を求めて、目つむったまま、さまよってゆく。ホリーの声を求めるあまり、おそらく、…自身も、自分がどこへ向かっているのか、理解しきれていないだろう]
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