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[ニニが逃げてしまってから、ベッドの上の武具を眺めて]
…置いていったなあ。 律儀な魔王様も居たもんだ。
[忘れて行っただけかもしれないが]
クラムにピッタリじゃないか。 いきさつは兎も角折角なんだし使ったらどうかな。
[クラムが部屋を去ってからは遅い事もあり眠りについた。
寝てばかりいたのでなかなか寝付けなかったが]
[翌朝。思いっきり伸び。]
ん〜… ん…ん。
[くきくき骨を鳴らす。上体を捻って両肘を右に左に]
ん。 痛みはなくなったか な。
[夜汗をシャワーで洗い流して服を着ただけで外に出る。
盾も鎧も部屋に置いて来たが手には小さな袋。]
[入り口の職員に先日の取り分を預けておいた。]
メノミリアと スコルさんが来たら渡してください。
え? あ はい。 俺は大丈夫ですよ。
本当に ありがとうございました。 次はもっと もっと 気をつけます…。
[受付のカウンターに頭をぶつけるほど深々と頭を垂れる。
そしてとりあえず腹ごしらえを、と思い職員用の食堂へ]
― 回想・レストラン ―
ヴァレリア様、こちらは先日姫様のお手伝いを頂いた際のお礼です。
[食事が終わり、店から出る際にこそっと300Gを差し出す]
ラフィーネ様より、本はお受け取りになられましたか?
もっと早くギルドにお届けしておけば良かったのに、申しわけありませんでした。
ラフィーネ様、わざわざお届けいただきありがとうございました。
[ラフィーネに向き直り、両手を合わせて頭を下げる]
そういえば、ミリのこと「こいつは相当な箱入りだ」と判断したきっかけが何だったかというと、>>1:52だった。開始後の第一発言だぜ。
どこがかって言うと、「寝るのに着替えてる」こと。
いつ何時何が起こるか分からない冒険者は、基本的に普段着に近い状態で寝るよね。鎧くらいは外すだろうけれど。
ミリは家族に護られていたおかげで、のんびり着替えて寝ることができていたんだろう。
そういう意味じゃ犯罪逃亡者と同じだよね。
寝るのに靴も脱がなかったってのは、誰だったっけ?
ミリのPLさんがそういうところも意図的に描写していたならば、凄いよなぁ。
あとスコルがソックスハンターネタを出していたけれど、ヴェイドに振られたら「そんなもの履けるのは、金持ちのお偉いさんだけだろ」みたいにすげなく返答していたと思う。
高級な絹靴下とかの時代じゃないかと思うんだ。
思えばスコルの人は、ネタというかディープな知識をばら撒きたかったんだろうなぁ…。
それがTRPGとか冒険に関するものならば良かったんだけれど。
とにかくAAは勘弁な。それはネタ村で存分にやろうよ。
ファンタジーに対するイメージってピンキリで人それぞれだろうから、なかなか意識統一も難しいよなー。
とか思った。
指輪物語とラノベファンタジーを比較しても無意味だしね。
― 回想 →盗賊ギルド ―
[食事を終えて、腹ごなしに夜の散歩。今まで何気なく歩いていた通りも、注意深く観察すれば色々な物が見えてくる。
追われたらあちらの路地に逃げ込むのがいいとか、通りを観察するなら向こうの店がいいとか、そんな視点。
散歩のついでに、ふらりと盗賊ギルドを訪れる。先日見かけた顔もある。受ける視線の量からは、多少は顔も知られてきたのだろうか]
こんばんは。この街の地図ってありましたら、見せていただけますか?
いえ、そちらでなく……屋根の道の載っている、専用のを。
[何のことだ?と睨まれても、にこやかな表情で応対]
―朝・使用人部屋→ギルド受付―
[宿の食堂で軽く食事を取ってギルドの受付に向かう。リンダから、そっと情報を受け取った。こういう仕事なのだから、リンダがただの受付であるはずもない。噂話などはたいていリンダに聞けば分かる。冒険者の動向も。]
でさ、ヴァレリアとヴェルデはどうした?
ふーん、結局まだ受けてないのか・・・。
[二人で依頼にあたる踏ん切りがついていないようだった。とにかく受けてから、同行する仲間を募っていたスコルやフェイトなどとは、やはり違うのを感じる。
どちらが良いとか優れているとは言わない。ただ踏ん切りの弱さは、いざというときの判断にも通じる。
そこで話題がころりと変わった。]
・・・え?昨日の出費?ちょっとね、ちょっと。
「他の女の子にプレゼント?この私を差し置いて」
いやいや、プレゼントじゃないって。腹をすかせた餓鬼に集られただけだ。
俺がリンダちゃんを差し置いて、他の子にプレゼントするはずないじゃないかぁ。
[そんな調子のいいことを言いながら、どうするか考えている。]
― 回想・盗賊ギルド ―
……結局、経験を積めということでしょうか。
[地図を見て、薄く笑う。今はこれだけでも十分だ]
それと……こちらで人探しを頼むとしたら、幾らくらいかかりますか?
いえ、この街にいるかどうかはわかりません。恐らくはいないと思います。
ただ、その痕跡だけでも掴みたいと思っているのですが。
[到底今の自分に支払える額ではないだろうが、返答は頭の片隅に置いておく]
― 回想・盗賊ギルド ―
また来ます。
……ああ、それと。
[出口に向かいかけた足を止めて、振り返る]
拙者の同期にヴェイド、という男がいるのですが。
……何者だか、ご存知ありませんか?
ギルドの男「お前さんの同期ならば、お前さんの方がよく知ってるんじゃねえのか?」
[さすがにこの道が長い人間は、動揺が顔に出ない。さらりと何の答えにもならない返答が戻ってきた。]
― 昨日・救護施設 ―
[治療室の回復術者。彼女が術を使う時、患部に大きな力を感じた。
自身の術ではそうはいかない。違いは何なのだろうか?
今までは信仰が足りないのか、素質がないのかと悩んでいたのだが。
彼女に自分なりに考えた事を話してみる]
祈りで受けた力を、何となく使うのではなくて……
一箇所に集めてみれば良いのでしょうか?
[そう話すと、術者はその通り、と微笑んだ]
僕はもうやってたんですね。
どうして気づかなかったんだろう。
[エネルギーボルト等で力を外に放つ時、手に力を集めていた。
これを放つのではなく、患部に注ぎ込む……。
ぱぁと明るい顔になり、実際にやってみる。
何度かやっていたせいか、初めての時より楽に力が集まった]
クノーメ様の魔法書……これを教えるためだったんですね。
[何度も練習なさい、と術者に言われる]
けれど、僕は精神力が乏しくて……。
[術者は洞窟の地図を広げると、滝を指差した]
滝に打たれろとおっしゃる?
― 回想・盗賊ギルド ―
それもそうですね。
つまらないことをお聞きしました。
[ほぼ予想した通りの返答に、口の端を上げた]
駆け出し冒険者のお供が必要な仕事が入ったら、よろしくお願いします。
[頭を下げて、ギルドの扉を閉じた。帰り道は屋根伝い。
空に浮かぶ月を見上げながら、時々音程の外れた歌声を漏らす]
― 昨日・救護施設 ―
[滝は、洞窟の中層にあった。
スコルの話で知る限り、間違いなく一人ではたどり着けないだろう。
その頃やっと、メノミリアが練習を見ていた事に気づいた]
メノミリアさん!
うわぁ、すごく、すごく久しぶりです。
[駆け寄り、話しかける]
……見られちゃいました?
[そして少しの沈黙の後、思い切って問いかけた]
あの。 中層の滝に行きたいのですが……
明日にでもお付き合い願えませんか?
[キリカが出て行ってしばらくすると、部屋の中の全員がいっせいに顔を見合わせた。]
「もうしばらくすれば”お守り”も終わりだろ?」
「まあな、しかしまだ答えを言うわけにはいかんだろ。」
「この時期までこっちに残ってるやつだぞ?」
「この時期までこっちでアイツが相手してやってるとも言える。」
「ははは、アイツあれでも面倒見がいいからなぁ。」
「”死神”とは思えないね。」
[さまざまな声が上がる。
ヴェイドはギルドの受付で、くしゃみした。]
っくしゅ。おお、どっかでグラマラス美女が俺の噂をしてるぜ。
モテる男はツライねぇ。
[そしてリンダにきっちり突っ込みを受けている。]
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