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>>553 シロガネ
[きょとんと]
悪戯悪霊?? 何か大変な事になってたとか…?
[悔しそうに。]
しまったなあ… もう少し早く来ればよかったかも…。
まあ過ぎた事は過ぎた事で。 依頼ってなんだい?
もし良かったら 手伝うけど。
[リュミエールにも一言]
外套を取られちゃったのかい?
……武器に詳しい方たちですね。
[聞くとはなしに、会話が耳に入ってくる。
店主へと向き直って]
無理ですか。
じゃあ、霊を追い払えるメイスか、聖なる銀のナイフは?
うう……やっぱり全属性の力を使いこなせないと駄目ですか。
[指導員に向かっていうと、指導員は苦笑しながら「ごり押し出来る相手もいるけど、弱点をつかなきゃいけない相手もいるからね」と答える]
わかりました。力を借りれない時も魔法も、ある程度使えるようにします……。
あ、そうだ。練習ついでに、ぼくでも出来る依頼があれば。
[指導員に訊ねると、「じゃあ、街の近くから調合用の草を取って来て」と頼まれる]
わかりました。行って来ます!
[指導員へぺこりと頭を下げると、薬草の生えている場所へ向かった]
――街の西側へ――
[一通り宿の中をめぐるとまだ片づけの続く食堂に戻り、主人に挨拶すると、店を出た]
そろそろギルドのみんなも動いていることでしょう。数時間後にはすべて浄化されているはずね。
[この件に関しては、当面の自分のすべき仕事は終わったと決め、再びギルドへと戻っていった。ギルドに戻れば、そこでさまざまな情報収集に入るだろう]
→ギルド *
―町の中のどこかの八百屋の裏手の庭の片隅の、野菜が詰まった倉庫の中―
そーかそーか、苦労しておるのだなー…。
[しょっぱかったり辛かったり、お酒だったり裸だったり。そんな街中の喧騒のおかげで、巨大なフキを手にした小柄な体であっても、あまり注目されることもなく、ぶらぶらとぶらつくことができた。
やがて落ち着いた先は八百屋の倉庫。虚空に向かってなにやら話し込んでいる]
ほほう、魔よけの塩に聖弾とな。それは確かに現し身を持たぬ身には堪えようというもの。
どうぞな?
吾ならヌシらに現し身を与えてやることもできるぞよ?
もっとも、現し身を持たぬがゆえの特性も失われるが…
[持ちかけた話に、相手はそれなりに乗り気であったらしい。いくつか頷いて立ち上がる]
よし、ならば契約は成ったぞよ。
吾が旗揚げの暁には、吾が側近として馳せ参ずること。
これでよいぞな?
[確認し、もう一度頷く。倉庫にあった野菜に相対すると、おもむろにフキをかざした]
/*
しまった。
トルコ料理のマントゥは、ラビオリのようなものでした。
平べったいパスタで味付けのひき肉を包んでゆで、
ヨーグルトソースをかけて頂くブツです。
普通に肉まんイメージしてください(しくしく
……こんにちは、ええと、ヴェルデ様。
はい、街で下級の霊が悪戯をするっていう事件があったのです。
それ自体はほぼ解決したのですけれど、また再発するかもしれないと思いまして。
こうして霊に利く武器を探しに来た次第にございます。
―冒険者ギルド―
[モーリスとヒルダはギルド前に待たせ、白犬と共に、ギルドに入る。受付に急ぐと、そこには一仕事を終え給金を受け取る、見知ったヘアースタイルの小柄な同期が……。急いでいる中、彼には会釈だけを向け、ギルドの受付員に堰を切ったように、これまでの経緯を話しだした]
[届いている荷物の量は多くない。仕分けの仕事はすぐに終わる。
受け取った報酬の額を知って、少々複雑な表情。]
…これで昨日の仕事と同額たあ、なんか腑に落ちねえなあ。
かといって、デカい仕事するにゃあ1人じゃキツイし。
ま、いっか。目指せ小金持ち!
せっかく教わったんだ。練習の意味も込めて、薬品の素材集めて、できた品を売って稼ぐぜ。
ええーっと、街の周辺地図がギルドの入り口傍に張り出してあったな。
どこら辺に何があるか覚えて、少し採取でもしてくっかな。
[お目当ての地図を見つけ、ほむほむとメモメモ。
各種解毒剤の材料になる薬草は、街の西側に群生しているらしい。]
んんんー……っ てゃーっ!
[気合とともにフキを一振り。見る者が見れば靄のようなものが野菜にまとわりつくのが見えたかもしれないが、その場にそんな人物がいるわけもなく。
しばしの沈黙の後、いくつもの野菜に手が生え足が生え、中には顔のようなものまでできたものもある]
さぁ、これで恐れるものは何もないぞよ! 思う様に町を混乱に陥れよ!
[扇動する声に合わせて、わらわらと野菜が散っていく]
んむ。これであやつらは弱点が減ったし、ここで死を待つばかりのものたちを逃がすこともできた。今日もよいことをしたぞよー♪
…ぞ?
[一体だけその場に残っていた、手足つきニンジンに目が止まる]
何ぞ? 悪行の限りを尽くしに行かぬぞよ?
ほう。
旗揚げを待たず吾とともに行こうと。よき心がけぞ。
ならばともに行こうではないか。 今日からおヌシはきゃろっとぞよ!
[うごめくニンジン きゃろっと が なかまに くわわった!]
やっぱり高いですよね。
[アイリがつぶやく声が耳に入った。
そして店主に提示された額を聞いた時に無一文だったことに気がつく。財布を捜してみたが見つかるはずもない。
諦めて肩を落とし、アイリに苦笑いを向けた]
――街の西側――
[途中になんだか見慣れない木があった気がしたが、特に気にせず通り過ぎる]
西っていうと、こっちの方か……。
……ん?
[前方に、なんだか見憶えのある姿があった]
おおい!
キミ、講習会に出てた子じゃないかね?
[と、ミリに向かって叫んだ]
―街の西側―
[目的の場所に着くと、本を広げる。]
……ファンタ、手伝って。
[淡い光で包まれた本から、小さな光の球がふわりと浮かび上がった。
草のあまり生えていない場所に本を置くと、精霊の光をライト代わりに目的の薬草を探す。]
頭痛に効くのは……
昨日とった……これでいいのよね?
[ぎざぎざと尖った葉が特徴的な草を取ると、ファンタに見せる。
少しだけ縦に動くその様子は頷いているようだ。]
野心派妖精さんがアクティブで面白いwww
ゴースト騒動がさらに拡大していく!!
しかし、ミリたんとクラムたんのちっちゃいコンビは大丈夫なんだろうか。
一応、俺がいつそっちに行ってもおかしくないような前振りはしといたけど…
ヴァレリーさんと出会ったんで、ゴーストの方に参加することになるかも。
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