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[二匹の電気ネズミに、クラムとシロガネが相対した。
より防御力が低そうなクラムの補助に回る]
牽制するから、その間にお願い!
[横から数回キックを繰り出す+表+
表:数秒稼ぐ 反撃される]
リュミさんが射程範囲拡大という、支援魔法使いにしては珍しい方向のパワーアップを遂げようとしている!
RPGだとあまり意味ないけど、SLGだと超頼もしくなると思うんだ、ソレ。
それにしても…思いついた設定を、物知りな感じに見えないように出すって、ホント難しい。
というか、単に俺の話術スキルが低すぎるだけ?
― 畑 ―
[溜めた俊足の力を指先に集める。
フェイトに向かってえいや!と放つと5(6)
1・2→フェイトに当たる
3・4→スコルに当たる
5・6→謎の草に当たる]
/*……あ、なんかわかった気がする。
今は、三人で会話しているんじゃないんだね。
キリカさんとヴェイドさん、二人の会話に、スパイスとしてNPCもどきの私がいるわけで……
つまり、今は『待ちの時間』!!
軽いふりを残して、どちらかが反応するのを待つ時間なんだね!
あぁ! なんかわかってきた気がする! ごちゃーってならない方がいいんだ!
RP道に、一歩踏みいれられた?
[泉が近づくと、戦闘音が聞こえてきて]
おお!冒険者がいるのだわ。
[電気ネズミは友達じゃないので、入り口から顔だけ出して様子見]
(交わした――!)
[素早く側転しつつ、再び黄色いネズミに向けてステッキを構える]
アイリさん、ありがとう!
[彼女が稼いだ数秒で呪文を完成させた]
『冥王の鎌』――!
[呪文名を叫ぶと同時、昏い色をした鎌のような魔力の塊がクラムの前に出現する。
クラムがステッキを振り下ろす動きに合わせて、鎌は魔物の一匹に向けて振るわれ、11(20)
1〜10 交わされた! 何事も起きない
11〜19 魔物を掠めた! 体力を半分ほど吸い取った
20 クリティカルヒット! 魔物は即死]
うあーーっ!
[両手を突き出していたせいで、傾くソリに修正が効かなかった。
投げ出される、と思った瞬間、伸びてきた腕に支えられる。そのまま包まれるようにソリから離脱]
…………。
[地面に転がったまま、向こう側へと滑る空のソリを眺めて、ヴェイドの顔を見る。
しばらくそうした後、おかしくなって声をたてて笑い始めた]
・・・俺そのモンスター、鳴き声が耳につくからあんまし好きじゃねーんだよな・・・。
鈴だと可聴域が違うのかもしれんが、相手が人間だったりするとやはり危険だ。
あの音で踊りのタイミングを取ってるんだとは思うが、他の危険を引き寄せては意味が無い。
― 畑の傍 ―
[畑の事もあるので、今思っている事をブツブツと独り呟きながら素直に手紙に認めた。]
うーん…なんというかだな。
ヒルダはヴァレリアの指示があって初めて相手に飛び掛る事が出来るのだと推測する。例外もあるだろうがその考えは除外する。
つまりヴァレリアが居なければ戦いにもならないわけで、僕はそのヴァレリア本人が掛かってきた事については普通だと思っているんだが随分と気にしているんだな…。
後、ヒルダとヴァレリアに挟まれた時点で僕の負けは決まっていた。2人のどちらに対すればいいのか迷いが出たからな。仮にどちらかに対したとしても、もう片方の攻撃で倒れていただろうし。
戦闘中に迷いや甘さを出しているようでは、真剣な気持ちを持った者には勝てないよ、と…。
その辺りの諸々を含めヴァレリアが勝ったと言いたかったわけだ。
自分の弱さを見られた事に感謝する、本当にありがとう。
……手紙は難しいな。こんな感じでいいのか?
どーこーにー行ったぞよー…
[きょろきょろと探しながらダンジョンを上がっていく。
途中、似たような緑色のはやっぱり見つけたけれど。ねじ回しの外れた赤いのは、なかなか見つからなかった]
…んむ? どりあんさん、どしたぞな?
[ぬぼーっと歩き続けるどりあんさんがふと足を止める。何かに気づいたように体の向きを変え、そこに見えたのは1(3)←1:ねずみと戦う新米冒険者の姿 2:忍び足で歩くマリン 3:ねじまきの外れた赤ドラゴン だった]
[ポケットに入れていた武器屋のチラシの裏に、やたらと力強い調子の字で返事を書きヒルダの足に括り付けた。]
……今度頭の上に降りたら羽根をむしって矢の尾に付けるからな?
よし、お使いご苦労だったな。ヴァレリアの元へ戻れ!
[のしのしと今度は背中へと歩いて行き、何度か羽ばたいた後にヒルダは空へと舞い上がり数回頭上を旋回した後に、街の方へと飛んで行った。]
……よし。
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