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ええ、出発です。深いところにいけばいくほど強くなるとは聞きますが、それでも油断は禁物です。
[とはしゃいでるようにも見えるクラムに気分を害さない程度にいさめたところで、アイリに耳打ちされ]
え?…はい。こっちですよ。それにメノミリアさんの地図は凄いから大丈夫です
[違う意味で凄かった地図をしらず一歩一歩の歩数まで書かれた地図であることしか知らない...はアイリの耳打ちに不思議そうに首をかしげ。メノミリアが地図の地図見れば、やはり大丈夫だろうと頷いていれば、「凄いお宝こっち→」な最初の分岐点に着くだろうか。最も今回はそれとは逆方向にいくのでいこうかさえ迷わないのだが]
― 救護テント前 ―
女性……。
[何か考えているが、すぐ畑の話に切り替えて]
大丈夫ですよ、畑でもできますから。
あそこは静かですしねぇ。
[魔法の訓練中にカボチャを見つけた事を思い出した]
スコルさん?
なんでもないなら良いのですが。
では、早速参りましょうか。
ヴェイドさんはやっぱり大丈夫そうね。うんうん。
足怪我してた方が、色々おイタしなくてむしろいいんじゃない?
[元気そうなヴェイドに軽口を叩いた。そして明らかに怪しいミリの「大丈夫」と、ヴェイドから聞こえた事実に頭を抱えた]
もう、ミリちゃん。無理しちゃ駄目よ。
「大丈夫大丈夫」とか言ってて、大丈夫じゃなかった人なんてごまんといるのよ。冒険者は体が資本なんだから。
駄目な時は、仕事を全部ヴェイドさんに押しつけて、ゆっくり休みなさい。
/*
結局全部使ってしまおう。
冒険者が原因で両親と2(2)1.離別2.死別
とある冒険者が原因で反感が好感に変わる、と。
*/
[一番素直なしっぽの動きに、笑いをかみ殺して。]
おっし、来たな。んじゃこの遊びの大切なこと、復唱。
俺に続いて言うんだぞ。
いち!両手を挙げること!
に!大きな声を出すこと!
・・・分かったか?よっし、んじゃここ来い。
[草そりの上にまずヴェイドが乗って綱をホールド。膝の上にキリカを誘うようにぽんぽんと叩いた。]
最強の俺様のスピードを味あわせてやるぜ!
・・・あー、ヴァレリアはもちっと困らせておけ。
[こそっとキリカに言った後に、向こう側にむけて大声を出す。]
おーい、今から滑るぞー!
[アイリの耳打ちまでは、クラムの耳には聞こえていなかった]
へえ、落とし穴が……おっと!
[言ってる傍から不自然に盛り上がった地面を見付けて、大きく飛び越える羽目になった]
あ、地図書いてたんだ。さすがメノちゃん!
[地図をそっと覗き見て]
あれ、街の地図とは随分違う書き方なんだね。
[クラムの目で見てもわかりやすい地図になっていた。
マッパーの能力に素直に感嘆する]
うん、解った。
[指示の通りに落とし穴を避けて歩く。
途中で整然と書かれた地図を見せられ、ぽかんとした]
……あ、あれえ?
[あれから相当な訓練でも積んだのだろうか。
その変貌ぶりに訳が解らず、凄ーい……とだけは呟いた]
[訓練は向こうでも出来ると言われて少し肩の力を抜いた。村の女性についてはそれ以上、言わなかった]
それなら良いんだが…報告が上がっているなら、もしかしたら他にも誰かが居るかも知れない。割と賑やかだったりしてな。
しかし、皆で調べてみれば新しい発見もあるだろう。
[スコルが何を知っているのか気になったものの、足は外に向かっていた。]
―回想、宿自室、朝―
[大きなため息をついてベッドに横になる。
病院から貰った薬を塗ると、腹部と肩に痛みが走った。]
『少なくとも半日は絶対安静』
[そんな医者の判断。
昨日と今朝早くに病院へと通いかけてもらった魔法と、それに薬のお陰で回復してきたが、部屋から無理をして出ようとはしない。]
痛みが出てきたことが、治っている証拠かもしれないけど。
[どうしても早くに治さないといけないと医者に詰め寄り、昼過ぎにもう一度病院へと行くことになっている。お昼過ぎならば強力な回復魔法の使い手が来るそうだ。
窓の外の景色を見ていると、同期の何人かが宿からどこかへと向かうのが見えた。]
……はあ。
[もうひとつため息をついて、ミリは枕に顔を埋めた。]
え、えへへ、大丈夫。油断はしてないよ。
[先程落とし穴の淵を踏んだ事は棚に上げて、シロガネに笑い掛ける]
[しばらく進めば、例の貼り紙のある場所に辿り着いた]
あれ、あの貼り紙、お宝って文字が――
え、そっちには行かないって?
確かに見るからに怪しいしね……。
[シロガネの迷いのない歩調に合わせつつも、ちょっと名残惜しげに貼り紙の方を振り返った]
ここでちょっと注意点。
昨日、それなりに立ち回りで働いたんで、さらに今日知識まで披露するとなると、万能キャラというか、ベテランズのお株を奪う動きになってしまいますな。
断片的な情報だけを落として、詳しいことは専門家に聞いてくれ!的なパスを出すに止めるべきかな。
ま、スコルの出す情報が正しいとは限らないのですが…とにかく、「知っているのか雷電!」の雷電側にならない程度に、ボケたいと思います。
『おーい、今から滑るぞー!』
ひ、姫様! ごらんください! あのもの、キリカが昇りましたよ!
[ヴェイドの言葉に、姫もはしゃいだ]
『うむ! やるのじゃ! 爽快じゃぞ!!
おぬしの滑る姿こそ、われが見たいものなのじゃ!』
『……ごめんなさい……』
[メノアの言葉はもっともだ。
ミリはしょんぼりと頭を下げる。]
『ヴェイドさん、今日は私、あまり動けません。
負担をかけてしまいます……すみません。』
俺の情報網を侮るな!
・・・ていうかミリちゃん、どこの病院や救護施設も、ギルドと相互に繋がってるぜ・・・モグリじゃない限り。
どこの施設も一番の上客は、ギルドから転送されてくるんだぜ?
回復魔法に回されても、教会経由でギルドに情報が来る。
何のどんな怪我や病気なのか、情報として蓄えないとね。
[今更ため息ついても仕方ないので、ちょっと丁寧に説明した。]
いや、俺に押し付けるなよ。俺ってば忙しいんだから!
足を怪我したらお仕事できなくなっちゃう〜。
[落とし穴は昨日の友。そんで今日は敵
…ということかどうかはわからないが、落とし穴を避けながら]
ええ、私は刀で力を示すことしかできませんでしたが、こういった力もやはり重要だと改めて感じました
[とすごーいと呟くアイリにいって]
はい。そちらにはいきません。確かめてないですが今回の依頼とは逆方向ですから、気になるのでしたらまた今度いきましょう。
この先には泉があって、そこから少し進んだところが件の依頼のある場所とのことです。
[クラムにいう自分も実際気になってないといえば嘘になるが、今回はきっぱりと進んで進んで]
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