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/*何か違和感を感じてたのはアレだ。
「一分前」とか「20分前」とかの表記が無いんだ。
っても単純に時間見ればいいのだけれど。*/
―回想・早朝・街道・エントの町の入り口―
[ひょこり]
……。
[街道沿いの木立の影から街中を伺う、不揃いな三つの影。
きょろきょろと辺りを見渡し、人がいないことを確認すると、おもむろに街道に出てしげしげと町を覗き込んだ]
間違いないぞよ。ヒトの町ぞ。
いずれは吾が手中に収まるもの。ざぼんさん、どりあんさん、よっく見ておくのだぞ。
[声をかけられた二体は分かっているのかいないのか、ぬぼーっと町の方を向いている]
んむ。支配下に置くのは旗揚げのあとにするとしても、そのためにフセキを撒いておくのも悪くなかろうぞ。
ざぼんさん、どりあんさん、路傍の草をここに。
[言うが早いかもっさりと積み上げられた雑草を、ばらばらと街道に敷き詰める。
/*キリカさん。いや、その、多分実力的にはキリカさんの方が上!! そして経験密度では、参加者トップクラスだから……(一番若いし)
― 武器屋 ―
こんにちは……。
[初めて入る店内に心は不安と期待でいっぱい。両手を合わせて店主に挨拶し、店に並ぶ武器のサンプルを珍しそうに眺める]
えっと、対霊装備ってどちらになります?
ざぼんさんとどりあんさんに昨夜の畑と同様の指示を出すと、ぐいぃー…っと引き上げるように伸び上がった]
そぅれ、伸びろーっ!
…と、ここはこのくらいでよかろう。
仕上げにここをこうしてー…。
[満足げに見渡せば、街道があった場所に生い茂った雑草の群れが見える。
その中にしゃがみこむと、地面にはやしたままの草を結んで輪っかを作った。知らずに足を踏み入れれば躓くこと請け合いのトラップだ]
くくく…これで愚かなニンゲンどもは、この魔の草原に阻まれて町に近づくことすらままなるまい。
ざぼんさんにどりあんさん、これがけーざいふーさというものぞ。
嗚呼、吾が神算鬼謀が怖いぞよ…。
[うっとり。しばし悦に浸るが、哀しいことにその恐ろしさを讃えるべき人物がその場にひとりもいなかった。
やがて我に返って、ちょっぴり凹んだ]
「目の前のできること」ねえ。
低級とは言え、幽霊退治には向いてないのよね。
[自分の腰にさした剣のほうを見て自嘲気味に笑った]
せめて聖水とか塩とか買っといたほうがよさそうね。
ショップに行こうかしら。
クラムちゃん、訓練所いくなら途中まで一緒に行こうよ
[今から訓練所に行くというクラムにそう声をかける。一人で出歩いたら目的地にたどり着くまで何時間もかかりそうだからだ。クラムの了承が得られたら、一緒に宿を出て*アイテム屋に向かうだろう*]
…けほん。
さて、吾はちと未来の吾が領地を視察してくるぞよ。
おヌシらは目立つから、ここで待っているのだ。よい子にしてるのだぞ。
[声をかければ直立不動の体勢をとる二体。どうみても立ち木にしか見えないだろう。
それに満足すると、自身はひょこひょこと町の中に入っていった。そういえば、なんだかあちこちが騒がしいような…]
―回想終わり・街中へ―
[森で1頭の猪を狩ることができたようだ。その場で解体し一部は焚き火を起こして、焼いて食べた。
近くの村の住民が煙に気づくかもしれないが、気にせずに薪を集め、再びダンジョンへと歩いて行った。]
― ギルド ―
嫌がらせで僕の幸せを奪うなんて……効果抜群すぎますよっ。
気が緩みすぎていてさっぱり気配に気づきませんでした。
[悲しげに肩を落とす]
塩辛いバニラアイス……きちんと商品化したら流行るでしょうか。
ミリさんも大変な目にあったんですねぇ。
[そうして名の誤りを指摘されると、僅か顔を赤くし詫びを告げる]
シロガネさんでした。
そうです、シロでした。 大変失礼しました。
クロでもアオでもアカでもなくてシロガネさん。
覚えましたよ。
[にっこりと笑った]
[メノミリアに誘われて頷く]
うん、じゃあ一緒に行こうか。
[彼女の方向音痴は知らなかったが、誘いを断る気はなかったようで。
普通にアイテム屋までの道を辿る]
じゃ、また後でね。
[メノミリアに片手を挙げて、訓練所へと]
――訓練所――
――訓練所――
あ、あの……戦闘訓練を受けたくて来たのですが……
あ、はい、そうです! 魔術師ギルドの新人で……
[丁度手が空いていたらしい指導員と一緒に、訓練所へ向かう]
へえ、あの木偶人形、耐魔素材で出来てるんですね……。
あれを撃てばいいんですね?
[指導員が頷くのを見て、星のステッキを構える]
……ふぁふ?
おはようございまふ……
[いいかげんに起きたらどうだい?と宿屋の主人に肩をたたいて起こされる。
どうやら食堂につきシロガネと分かれた直後から眠ってしまっていたようだ。
目をごしごし擦りながら周囲を見回すと、蝋燭のろうや少しの塩が床に残っている。]
……?
[何が起こったのかさっぱりで、しばらくぼうっと周囲を眺めていると、食堂の主人は飽きれてカウンターへと戻っていった。首をかしげると、]
……っ!?
[ズキリと激しい頭痛に襲われる。それに何だか、口と胃の中間あたりがむかむかする。なんで?と呟くが、答えてくれる人物は誰もいない。]
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