1929 怪談短歌村6 〜 古書店に綴る歌〜
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きみたちは自らの正体を知ったようだね。さあ、妖怪なら敵である貧乏神を退治しよう。貧乏神なら……狡猾に振る舞って妖怪たちを確実に神隠しにしていこう。
どうやらこの中には、ただの妖怪が5匹、貧乏神が1匹いるみたいだよ。
( 0 ) 2019/08/26(月) 24:00:00 《2019/08/27(火) 00:00:00》
猫又 こまが妖怪「大きなのっぽの狸時計」に時間を進めるよう頼んだよ。
売られてきた本は過去を語らず、
古書店で静かに時を重ねる。
色あせた頁に綴られた言の葉は
誰がヨんだか 怪談短歌。
( #0 ) 2019/08/27(火) 00:00:32
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始まりました。どうぞよろしく!
本編進行中の発言は、怪談短歌と返歌を示すアンカーのみとなります。
最大で1日につき5首までです。
独り言ログでは中身発言も自由にどうぞ。
人狼(貧乏神)を引いた方は、1d終了までにメモにてCOしてください。
( #1 ) 2019/08/27(火) 00:01:25
四つ辻にいつも立ってるおばあさん
買い物かごに耳がいっぱい
( 1 ) 2019/08/27(火) 00:33:13
夕闇の 遠くに見えた 人影が
すれちがっても まっくろのまま
( 2 ) 2019/08/27(火) 01:43:11
悩んでる人を一人にしておけぬ
それが私の悪いクセなの
( 3 ) 2019/08/27(火) 07:27:23
夏祭り 明かりの灯る 橋向こう
行きかう人の みな顔がない
( 4 ) 2019/08/27(火) 10:50:06
お面屋の あるじがにこりと 手で招く
欲しい?それとも 買い取ろうかい?
( 5 ) 2019/08/27(火) 10:50:20
きらきらと 飴で飾った りんご飴
ここにわたしの 顔があったよ
( 6 ) 2019/08/27(火) 10:50:37
ポイ握り 揺れる水面を 覗きこむ
黒や茶色の 目と目が合った
( 7 ) 2019/08/27(火) 10:50:52
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夏祭りと怪談は相性がいいですね。
ぼんやりとした光が照らす橋を渡れば、そこはもう異界。
屋台の間を行きかう人たちは、みんな顔が無くなっている。>>4
驚いて立っていると、お面屋の主人が声を掛けてきた。「顔欲しいかい?それとも君の顔を買おうかい?」
屋台に並んだ顔たちが、一斉に笑い出す。>>5
( -0 ) 2019/08/27(火) 10:54:33
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屋台できらきら輝くりんご飴を買った。
食べよう、としてよく見ると、顔がある。
ああよかった。私の顔はここにあった。>>6
金魚すくいの屋台に立ち寄れば、ポイを一本渡される。
掬ってみようと水の中を覗きこめば、泳いでいたのはたくさんの目。一斉にこちらを向いた目たちと目が合った。>>7
( -1 ) 2019/08/27(火) 10:58:16
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どうも今の気分は、五七五七五らしいです。
夏祭り 明かりの灯る 橋向こう
行きかう人の 顔がない
ポイ握り 揺れる水面を 覗きこむ
泳ぐ目たちと 目が合った
( -2 ) 2019/08/27(火) 11:01:13
抱きし子と ふたりぼっちの夜昏し
桃腐り落つ 黄泉比良坂
( 8 ) 2019/08/27(火) 16:45:42
雨だれの後ろのうしろ
手のひらを隠しておいで この舌のした
( 9 ) 2019/08/27(火) 17:00:19
青しろき小夜啼鳥の巡回夜
玉の緒絶えん 「この児は無罪」
( 10 ) 2019/08/27(火) 17:20:20
( -3 ) 2019/08/27(火) 17:20:43
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